私論!!日本リーグ

 今年から日本リーグは石川県小松市に場所を移す(11月17日〜11月19日 会場:石川県小松市小松ドーム)  日本リーグは創設以来、基本的に東京体育館で開催されてきた(基本的にというのは同体育館が建て替え中は地方を回っていたし、その後も一度町田市で開催されたことがある)。これはとても意味のあることだったと思う。当然、主催者側にもそうした信念があるものと思っていたが、どうやらそれは誤解だったようで、永遠に続くと思っていた夢?はあっけなく消え去った感じだ。もちろん小松でも熱戦は疑いないが、東京開催された大会をすべてみてきたものにいわせてもらうと、やはりそれは別物だ。日本リーグにはその器と一体になった雰囲気がうまれつつあるところだったような気がする。それをすべて御破算にしてしまうのは実にもったいない。
 まあこれは個人的な感傷にすぎないのかもしれないが、小松市(森首相の出身地ではある)は人口10万強、首都圏は1000万強、公平にみても首都圏でやる意義は大きいのがわかる。もちろん小松でもまたそれなり雰囲気が創られるに違いないし、あらたなファンができることをこころから望みたいが、小松での開催は3年間で以降はわからない。おそらく他の日連主催の大会同様全国巡業に堕するに違いない。

左の画像は日本リーグのスター桜井選手(トヨタ自動車。仙台での実業団選手権から)。とくにNTT西日本中国の中堀,、高川を相手に見せるテニスは日本リーグ最大の、いや国内でも有数の見物であり、小松のファンはみのがさないよう。彼の活躍がほぼ日本リーグにとまっているのは実に惜しいというしかない。彼のプレーをみるだけでも日本リーグを見る価値があるとさえいえるが、個人戦での活躍を心から願うものである。トヨタは夏の実業団2位という好成績でこの日本リーグにつづき神戸の王座戦、高岡のミレニアムカップと転戦するが、とくにミレニアムカップでは台湾、韓国のナショナルチームとの対戦が組まれており要注目だ。この2大会とも緊急にプレヴューを用意するのでいましばらくの猶予を!!

右は神津選手。大型だが荒削り、魅力たっぷりである。昨年、一昨年天皇杯8本。画像は昨年の日本リーグより

 

 東京での10数年にわたる開催が成功だったのか、と視点を変えてみると、これが決してそうとはいえなかったのも事実で、なんでこう客が入らないのか、ため息をつきたくなったものだ。ただこれはどの競技の日本リーグでも事情はにたりよったりのようだが・・・

 ただ気になるのは日連の無策ぶりはさておき、参加している企業の応援などが異常に少なかったことだ。遠隔地の企業はともかく、首都圏に本拠のある企業もすくない。また、どことはいわないが、ソフトテニスから利益を得ている企業がいくつか所属しており、せめて、そこが大応援団をくり出すなんて光景があれば、見た目にもっと盛り上がったろうに、とまたため息をつきたくなるのである(この競技はため息ばかりが増える)。実際には大応援団どころか小応援団も、そうした企業からは、みられず、応援よりも選手のほうがおおいところばかりだった。実際にはもっといたのかもしれないが、まとまって大会をもりあげようなんて意志はすくなくともなかったように見受けられる。
 応援ということなら遠隔地のタカギセイコーなどのほうがずうっとおおく、また数年前に一度だけ日本リーグいりした女子の愛知製鋼もほとんど大応援団といっていい人数をくり出し、大会を盛り上げた。
 今年の初頭に横浜国際プールで開かれた入れ替え戦では地元といっていい東芝テスコがやはり大応援団をくり出し、日本リーグ本大会以上の盛り上がりだった。
この2枚の画像は昨年の日本リーグ風景。御覧のように客の入りは申し分なく悪い。それでもここ数年上昇傾向にあるとみえたのだが(少なくとも昨年はかなり増えていたと思う)
こういうことは重要に思えるのだがいかがなものか。テニス観戦はマナーよく静かに見るのものだとは私も思うし一般的だが、これは団体戦であり、企業対抗なのだから、極端な話し鳴りものがあっても許そうとさえ思う。

 まあ、なにをいっても、3日間の東京ドリームといっていい、私の日本リーグは終わってしまった。この大会は掛け値なしにおもしろかったのだ。しかもその魅力はスルメみたいなものでかめばかむほど(時間を共有すれば共有するほど)魅力が増すものだったのだ。そこにはすべてがあったような気さえする。目を剥くような国際大会級のプレーから、実に土臭い、しかし渋いプレー、バッドマナーにグッドマナー、よくも悪くもソフトテニスのあらゆる要素がガンボのようにつまっていた。そう日本リーグはごった煮のガンボだ!!

そのごった煮がはるか北陸の地でも再現されることを切に願う。しかし、それが実現されたころ(それをだれかが感じるころには)には日本リーグは次の地へなんてことになるのだ。東京へ帰ってこい日本リーグ!!

もっとエコロジカルな視点を!!

 さて今年は遠隔地への遠征がつづき、この日本リーグの観戦を諦めたweb-masterなので(来年はいくぞ!!?)、どうもプレヴューに入れない(そうもともとプレヴューのつもりではじめたのだ。しょうがないからタイトルも変えることにするが)。ぐちばかりになってしまった。
 日本リーグの最大の特徴は8チームの総当たり団体戦という途方もなさで、これが魅力にもまた欠点にもなっている。試合数が膨大なのでソフトテニスが堪能できるし、ひいきの選手の魅力を汲み尽すことができる。一発勝負のトーナメントではこれはなかなかできない。

 欠点は少ないが、決定的なのがひとつある。といっても私のようなディープなファンにはどうでもいいことなのだが、一般的にはやはり問題かもしれない。それは決勝戦がないことである。これは私にとってはどうでもいいことだが(しつこい)、やはり見る側の焦点が絞りにくいということはあるとおもう。オールドファンとしては、その欠点を欠点と思わないほど日本リーグに浸ってほしいと願うのだが、それはやはり無理だろう。今年からガオラのプログラムからはずされたが、このことがおおきく影響しているのではないか。こういう形式は時間を切った番組作りにはもっとも適していないと思われるからである。

 しかしなんとか工夫できなかったものか。日本リーグはもっとも大切にしなければいけない大会ではないだろうか。それをなぜ、いとも簡単にガオラのプログラムからはずしてしまうのか。どうもソフトテニス界ははいまだに学校体育偏重の体質から抜けだせない、というか、それにしがみつこうとしているようである(ガオラにはなんと3つもジュニアのプログラムがある。全体の4分の1である。多分こんなスポーツは他に無い。地上派でやっている随一のプログラムもジュニアの大会である)。それはたしかに重要であるが、日本リーグを大事にすることも結局それにつながるというエコロジカルな視点をもてないものか!?夢をあたえないでどうする!!可能性をあたえないでどうする!!卒業したらどんどんソフトテニスをはなれていく現状をどうかんがえているのだろう。子供たちは学校の外にソフトテニスがあるのを知らないのである。

 さて話しがそれた。日本リーグに決勝をつくるのは簡単である。それもいままでの魅力を損なわずに、だ。いままで通り8チーム総当たりをやったあと上位2チームによるプレーオフとしての決勝をやればいい。こうすればリーグ自体もさらに盛り上がる。どこか全勝で突っ走って2日めに一位がほぼ決まるなんてことがいままであったが、この方式だと2位争いに大きな意味が出てくる。プレーオフはあくまで公平な条件でやるのもいいが、一位のチームになんらかのアドバンテージをあたえてもいい(台湾式だと一位のチームは一度まけてももう一度挑戦できることになる)。ただそのアドバンテージはもりあげるための一助となること条件に設定すべきで、ゆめ実利にはしり、競技内容をスポイルするものであってはならない(先日のアジア選手権の運営もどれだけ実利にはしり肝心な競技そのものをスポイルしていたことか!!もうとりかえしなどつきはしないのである)。