2003全日本総合選手権プレヴュ−
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天皇 皇后賜杯 全日本総合選手権 9月26,27,28日 大阪市マリンテニスパーク北村

コートへの行きかた
 JR環状線大正駅 或いは 地下鉄大正駅下車
 大正橋バス停より市バス ・大正橋(支98)1番乗り場(新千歳行) → マリンテニスパーク北村前下車 

→右画像はマリンテニスパークのセンターコート(2001東アジア五輪男子ダブルス決勝より)。常設の観客席があるのはこの一面だけ、それもコートサイドにわずかばかり。観戦環境は非常によくない。とくに肝心のコートエンドからの観戦は非常に困難である。

NHK教育で放映決定 10月11日(土)16:00〜17:00

エントリー数が多すぎる、と書こうとかんがえていたのだが、見直してみると、去年のプレヴュ−でもそれを強調していた。でも書く。

別にネタぎれというわけでは、一応、ない(少しはある?)。

ディフェンディングチャンピオンの浅川(右)・小峯。浅川のバックハンドからの攻撃は日本では彼だけといっていいユニークなもの。

 昨年出場していたある往年の名選手も同じことをいっていた。
 手元に約20年前の全日本のドローがある。 男子のエントリーは146である。 現在はそのころより、約100組増である。水増しである。権威もへったくれもない(これも去年つかったなあ)。

もっといえば、146でもおおすぎる。せいぜい128、本音をいえば100以下、64ペアぐらいが理想、究極の姿

 ソフトテニス界の運営と維持がスポーツツーリズムと密接にかかわっていることは充分に承知しているつもりだし、それを否定的にみるつもりもないが、この全日本総合もそうなのか?だから出場資格をどんどん緩和していくのだろうか?もしそうだとしたら、考え直すべきだ。全日本総合だけはそれとは無関係な超然とした存在であってほしい。いやあるべきだ。プライドの問題だ。(ちなみに硬式テニスは昨年からシングルスのメインドロー数を64から48に減らした。冷酷なまでの厳しさである。出場そのものがすでに名誉なのだ)。

北本・斉藤。2002年の決勝浅川・小峯戦より。大会二日目、進行のおくれの影響をもろにうけ、一番最後までコートにのこっていた。たしか8時をまわっていたはずで、気の毒だった。翌朝は9時開始なのである。全日本がこんな運営ではいけない。
 去年の男子決勝はおもしろかった。これを書く為に見直そうとおもったがビデオの故障でみられない。だから細かいところは曖昧なのだが、後半、北本・斉藤が追い上げる展開で、斉藤に火がつき(すごかった)かけたときに、小峯のスーパーフォローが飛び出した。まさに値千金で、これ一本で決まった、といっても言い過ぎではない。すごい集中力を感じだものだ。

 フォローはもっとも派手なプレーであり、一流選手のゲームを見だしたころはそればかりを期待していた気さえする。だんだん目が肥えて?きて、興味はより深いところへ移っていったのだが、これは久々に感動させてくれたフォローだった。今年も浅川・小峯に注目だ。インドアの連勝以降は小峯の故障もあって成績は今一つだが、あえて優勝候補NO.1としたい。

昨年の全日本で北本・斉藤と対戦する平山・土師。同大会のベストマッチ候補。
2001年東アジア五輪での中堀・高川(左)。東アジア五輪の会場は今回と同じ。国別対抗とダブルスに優勝と最高の成果をおさめた大会。

 とにかく、彼らはもっとも見る価値があると考える。実力、そして絶えることのないレベルアップへのチャレンジ、それを発揮したい、という強いモチベーションがどの組よりも高いのではないか。上位選手にありがちな学生時代の貯金を食いつぶしていく、なんてことは微塵も感じない。こういう選手がみたい、みてほしい。

 中堀・高川もそれと並ぶ優勝候補筆頭。コンデションさえよければ、何の留保もなくそう呼べる。中堀・高川についてはこのページで賛美し続けて来た。ここではくりかえさないが、今回もそくっり同じことをいいたい。去年どこかで彼らは『今が全盛』と書いたが、それも同じである。中堀・高川だけをみてようか、と考えてしまうほどだ。

 ただ浅川・小峯にしろ、中堀・高川にしろ、そのコンデションにいささかの不安を残すので、つづく選手たちにも十二分にチャンスあり。ことしは世界選手権にむけ、代表はこれまでのそうとうに合宿をこなしており、上位は充実しそうな楽しい予感がある。先の社会人でも東・渡邊、花田・川村がともに上位にきたことだし。別に予定調和的な展開をのぞんでいる、というわけではないのだが・・・この4組そして北本・斉藤、平山・土師等がやはり今みていて一番おもしろいのはたしかなのだ。

 平山・土師はこのペアでは今年ほとんど大会にでていない。世界選手権予選にはエントリーしていたので、わくわくしながら、まっていたのだが、結局、棄権。その後、平山は西日本のベスト4、土師は社会人準優勝と無気味な動き。全日本は平山・土師ででると聞いたのだが・・・まだ優勝のないペアだけに楽しみだ。

--->全日本総合選手権上位入賞者一覧 男子編

左から 花田、渡邊、東、川村。すべて11月の世界選手権日本代表選手だ。強化合宿をこなしてきており、どんなテニスをみせてくれるか?

 
世界選手権予選での玉泉
玉泉・上嶋(東芝姫路)が昨年のアジア五輪予選以来、勝ちまくっている。無敗とはいかないものの、無敵であり、データだけみればダントツの優勝候補。他に名前をあげるのがはばかられるほどだ。昨年の皇后杯もとんでもない強さで初戦から0,1,0,1,0,0,1と信じられないスコアでぶっとばした。このペアのテニスは女子にありがちな泥臭さとは無縁であり、スカッとした気のいいテニスでみていて気分がいい。ひとを幸せにする?テニスである。

大西(左)・八谷。高知での世界選手権予選より。
 対抗できるのは世界選手権の代表選手たち、といいたいところだが、渡邊・掘越(NTT西日本広島)以外はペアがばらばらであり、判断がむずかしい。

 世界選手権予選で旋風をまきおこした大西・八谷(タカギセイコー・NTT西日本広島)は今回もこのペアででるようだ。あのときのように大西があたれば、玉泉・上嶋にも十二分に対抗できるし、その可能性は高いとみる。大西・八谷は社会人もこのペアで出て、玉泉・上嶋にやぶれている。世界選手権予選もそう。つまり、玉泉・上嶋にしか負けた事がない(まだ2大会なのでなんなのだが)。世界選手権予選ではあと一歩だった。玉泉・上嶋を止めるとしたらこのペアだとおもうのだが・・・

 国際大会における日本のエースでありながら代表をはずされた水上(NTT西日本広島)は今回も3年前の皇后杯チャンピオン熊谷とでる。世界選手権予選でみるかぎり、なにかでそうででない、もどかしいテニスをしており、ここはふっきってやりたいことをやりつくしてほしい。いったいなにをめざしているのかをみせてほしい気持ちがこちらも強い。要注目である。

--->全日本総合選手権上位入賞者一覧 女子編

左から 濱中、水上、金・濱田、上嶋