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キムキョンリンは世界選手権の開催される安城市の市役所所属である。いわば地元開催の世界選手権であり、彼女をモデルにしたポスターがつくられ、それをもとにした巨大な垂れ幕が会場にデコレーションされていた。4月の予選会で撮影。 |
韓国NO.1女子ベースライナー、キム・キョンリンのクロスシュート。
日本ではあまりみられない典型的なサーキュラースイングだが、韓国女子ではめずらしくない。バックスイングとフォワードスイングがシームレスになることでパワーアップがはかれるが、インパクトが不正確になりがちな欠点がないとはいえない。キムはテイクバック開始時に右手首を外側に折り(4コマ目)、インパクトの形をつくることで、そのリスクをある程度回避している。おおいに参考になるとおもう。
踏み込みは、とても大きく、膝のおくりもダイナミック。ウエイトシフト(体重移動)の典型的な形である。実戦ではいつもこうとは限らず、むしろこういう形で打てることはすくないだろうが、こうやって打てることが大事なのはいうまでもないだろう。
20コマから先はテイクバックの特異さを嫌うひとも黙らせるであろう素晴らしさ、美しさ!同時に模範的である。膝は強靱な強さをもって柔らかく使われ、大きなウエイトシフトを支える。
ラケットヘッドがほとんど落ちていないことにも注目。それはフラットなスイング(レベルスイング)を引き出し、(ボールコントロールに)必要最小限のスピンしかあたえられていない。
肘の使い方も模範的、22〜24コマめのヘッドのおくれに注目、動画ではヘッドの走り、(腕〜ラケットが)鞭のようにしなる様子が如実に確認できる。
左手の使い方がユニークだが、見事なまでにシンメトリーな動きをみせているのが美しい。
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