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チェ・ボォンクォンのフォアハンドグリップ。典型的なセミウエスタンフォアハンド。この手のひら全体でにぎるような感じが非常に重要。 |
後ろからみたフォアハンド。相手から打たれたボールの軌道がはっきりわかるので、いろいろ参考になると思う。
どのタイミングでさまざまな動作をおこせばいいのかおしえてください、という質問がよくよせられるのだが、なかでも、テイクバックのタイミングは初級者、どうかすると中級者にとっても悩みの種?のようだ。早ければ早いほどいい、などといわれたりもするが、なにごとにも塩梅というものがある。構えること、つまり相手からの返球への準備動作ははやければ早いほどいい。しかし、実際の打球動作はそうでもない。最適なタイミングというのはちゃんと存在する。しかし、それは絶対的なものではなくて、相対的なものであるから、なかなか表現しにくい。一般的には相手からの打球がネットを越えたあたりでテイクバックをはじめ、ボールが自陣に落ちた、つまりバウンドした、時にバックスイングが完了しているのが望ましいとされる。
このタイミングを基準にスイングを考えることはまちがっていない。が、これにしばられてはいけない、ということも頭にいれておこう。ボールが速いときはこのタイミングではレイトヒット(振り遅れ)になることもおおいし、また反対にボール遅いと無用な力みを生みがちになる。あくまで参考程度に考えておこう。
この画像でのチェボンコンはまじめで誠実なプレーヤー(人柄もテニスも)であり、実に丁寧に打っている。バウンド時(9コマ)にテイクバックは完了し、そこからさらにぐっとためて(9〜13)フォワードスイング(13〜)をはじめるあたりは非常に参考になるとおもう。この強烈な、ひきつけ、は韓国のもっとも特徴的な部分。インパクトまではきっちりフラットにスイング(〜19)されるが、フォロースルーはかなり高い位置(〜24)のとられ、ボールに充分なスピンがあたえれられている。グリップはセミウエスタン。
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