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金耿漢二年ぶりの来日決定!! 国際札幌大会に李源學とのペアで出場。台湾からは葉佳霖・黄軍晟(東アジア五輪優勝メンバー)
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YONEX CUP 2005 国際札幌大会 12月11日
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| きたえーる 北海道立総合体育センター |
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あっという間にインドアシーズンだ。学生の大会、そして、日本リーグ、と、どんどん消化されていく。時の流れは本当に速い。いやになるくらいだ。 |
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金環連(キム・キョンリン)・李敬朷(イ・キョンピョ)は先日の東アジア五輪ダブルスで準優勝。金環連は団体戦で河野にアジア選手権に続き4-0で完封勝利。個人戦ではダブルス、シングルスともに玉泉に破れたが、着実な成長をみせている。このペアでは今年、4月の九州オープン(優勝)、9月の全日本社会人に続き3度目の来日。
葉佳霖はその東アジア五輪の国別対抗で韓国戦ではクローザー、日本戦ではトップとして登場し二連勝。李佳鴻とのダブルフォワードは豪快かつ超強力でイゾンウー・ヤントンフン(韓国)に5-0、中堀・高川には5-2と寄せつけていない。 黄軍晟は国別対抗では出番無し。ダブルスでは葉佳霖と組んでイゾンウー・キムヒースーに一回戦で3-5でやぶれている。金煕洙(キムヒースー)の大胆なプレーに翻弄され、力を出すまえに全てが終わってしまった。葉佳霖とともに若さをみせたといえる。未知数の選手である。 女子の方燕玲・李憶青は今年の台湾NO.1。方はベースライナー、李憶青はネットプレイヤー。 |
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| ここからはプレヴュー | ||||||||||||||||||||||||
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会場はフローリングつまり板張りウッドコートであり、台湾、韓国にはまずないサーフェースである。ハード慣れしている台湾のほうが違和感がすくないだろう。一昨年、昨年の二連勝がそれを証明している。 葉佳霖・黄軍晟は台湾のトップクラスではあるが、トップではない。番手でいえば5番手より下といっていいだろう。昨年の江・蕭(代表経験なし)はもっと下であった。余談になるが、一昨年の優勝の王俊彦・趙士城も、世界選手権国別対抗の決勝の凄さをすでにみたあとであっても、あの時点では台湾にたくさんいる有力な若手のペアの一組にすぎなかった。実際に先日のマカオでの王俊彦と3年前の王俊彦を同日に語ることはとてもできない。2003ヒロシマ、サッポロ、2004チェンマイ、2005マカオとほぼ一年のインターバルをおいてわれわれの前に姿をみせる王俊彦は一足飛びの成長をみせ、驚かしてくれる。今の王俊彦は昨年の王俊彦とは違うのである。何をいいたいのかというと台湾のトップではないとはいえ、決して侮れない、ということである。代表経験があるということで昨年優勝の江・蕭よりは上であろう。ちなみに江明宗は葉佳霖と組んで10月の全國運動會(台湾国体)でダブルス二位に入っている。ただ葉佳霖は相当肘を悪くしており、それが気掛かりである。マカオでの個人戦がさえなかったのはこの故障が大きい。
さて韓国、インドアそしてハードが大の苦手である。国内のコートがクレーばかりであり、その偏りは強烈な個性を生んではいるが・・・・しかし昨年はこの大会で無名の若手が二位、過去には李明九・劉永東が優勝。全寅修・劉永東が準優勝等がある。さすが韓国というところだろう。 金耿漢は2000年にこの大会に出場。田絃基と組み、ベスト4に入っている。凄いリバース、スライスをみせてくれたことを懐かしく思い出す。テクニックにはさらに磨きがかかっており、素晴らしいプレーが期待されるし、観戦にいかれる方は、彼の動きを、その一挙手一投足を、一瞬たりとも見逃してほしくない。いや見逃してはならない。彼はとんでもない選手なのだ。絶対無二の存在なのだ。日本でみられるのはおそらくこれが最後になる可能性が高い。劉永東にかわる選手がいないように、廖南凱にかわる選手がいないように、金耿漢もたった一人である。かけがえが無い。素晴らしい若手はそれはいる、しかし金耿漢はたったひとりである。襟をただし、こころを真っ白にして彼の超絶プレーを享受していただきたい。 李源學はそれこそインドア、ハードが苦手である。しかも日本ボールにもいまだに違和感があるようだ。彼が2001年にはじめてインドア大会に招待されたとき、大きく弾むボールに仰け反るようにして打っていたのを思い出す。彼はその後テイクバックを全く変えてしまったのは、このときの経験が大きいのでないかと推測する。
この夏ひさしぶりに彼をみた。すでにお伝えしたように、韓国は国内大会において韓国ボールの使用をやめ、日本ボールに移行した。今年は移行後二年目である。日本ボールの使用は選手によってはっきり明暗をわけているようであり、李源學はやはり暗のようだ。彼にとって日本ボールは飛び過ぎる存在のようである。それでも雁行陣相手では強かった。圧倒的だったといっていいだろう。それはやはり金耿漢の力が大きい。金耿漢が全ての結論をだしてくれるので、李源學ただゲームの骨格をつくればいいのである。勝負を急ぐことはまったくなかった。ゆったりゲームすすめて、打ちたいときに打てばそれで勝利は自分たちのもの、だった。がそれは金裁福・朴昌石(大邱カソリック大学)には全く通用しない。雁行陣の破壊者ともいえるダブルフォワードは李源學・金耿漢とても敵ではなかったのである。二度当たって4-0,4-0。金裁福・朴昌石の圧勝である。コートはアンツーカーしかも固くしまった格別に速いアンツーカー。 敗因は李源學である。雁行陣相手の時とは、まったく別人のような「下手」なテニス、(もっとも元々器用な選手ではないわけだが)、あせりまくって足が地につかないし、逃げるロブを朴昌石にたたきまくられる。挙げ句の果てはアウトを連発。金耿漢ひとりで二人のネットマンを相手に奮闘するが、刀折れ矢尽き、どうしようもなくなった。 金耿漢は決して雁行陣の盲目的な信奉者ではない。2003世界選手権では呉成栗(大邱カソリック大)と組みダブルフォワードを実践し、東・渡邊を翻弄し完勝、ベスト4に入っている。また国別対抗の決勝台湾戦では金法顕とのペアで3番に絶対のクローザーとして登場、しかし金法顕がハードコートに全く役にたたなくなり、王俊彦・趙士城を相手にたったひとりで奮戦、コート中央に仁王立ちといった風に壮烈に討ち死にした。突如広島で発生し、チェンマイ、マカオを席巻し、ますます勢いをましている台湾ダブルフォワード旋風の最初の犠牲者ということになる。つまりダブルフォワードの恐ろしさ、そして有効性をもっとも知る人なのである。だからこそ、この金裁福・朴昌石戦の二度に渡る敗戦はショックだった。李源學は今のトレンドに全くついていけない『過去』のひとなのか?李源學・金耿漢は今回どのようなテニスをしてくるのか?台湾はおろか日本もダブルフォワード傾向にあることは当然知っているだろし、韓国でも金裁福・朴昌石を筆頭とする若手はダブルフォワードの影響を受け、変質しつつある。くり返すが金耿漢は雁行陣の信奉者ではないわけで、今後なにをなすべきかソフトテニスが今どういう変化をとげているかは、わかりきっているはずである。12月11日は札幌に注目である。 |
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