台湾予選は予備予選もふくめると半年近くかかる長丁場。開催地も台湾全土に及ぶ。一敗のペア、あるいは選手が、いなくなるまでおこなわる台湾の独特の方式で戦われる(2敗すれば脱落となる。何のことかわからないかもしれないがいずれ詳しく説明するつもり)。最初にダブルス予選を行い、2ペアを代表として選出し、あとはシングルスで代表を決める。
男子代表にエース方同賢の名前がみえないが、彼は予選自体に不参加。引退ということではないと思う。その方と組んで昨年のダブルス予選一位になり、世界選手権では花田・川村に勝ち個人戦ダブルスで三位になった揚勝發は予選落ち。揚勝發は今年の予選では李佳鴻と組んでいる。李佳鴻の本来のペアは数年前のハイスクールジャパンカップ優勝時のパートナーである江明宗なので、揚勝發・李佳鴻は台湾期待の新ペアであったはずである。
李佳鴻はその後のシングルス予選で勝ち初代表に。先のハイジャパの優勝以外にも朝日カップ等でも暴れており、日本でもおなじみのサウスポーだ。現時点でも趙士城よりはうえではないか、とみるのだか。揚勝發とのペアで札幌国際の3位もある。
ダブルス予選で優勝したのは王俊彦・趙士城。昨年の世界選手権の決勝での目の覚めるような活躍。直後の札幌国際での優勝とのりにのっているペアである。つづいて林朝章・劉家綸が代表入りを決めている。こっちがエースだとおもう。シングルス予選ではさきにも書いた李佳鴻、そして林舜武がぬけた。ともに国際大会初出場。林舜武も朝日カップでの来日があるはず。私は見たことがない。写真もない。ベースライナー。
|