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| 辻、台湾戦より。今回は結果はでなかったが、この画像からも彼女の非凡さが見てとれる。 |
試合終了後,WANGと話をするチャンスがあった.
彼女は,日本の辻を「いい選手ね.アンラッキーだけど.」と言っていた. 辻のスウィングの良さのことを誉めているようだったが,恐らく,不本意な判定をされたことをアンラッキーと言っていたのだろう.
「これからもソフトテニスはするの?」と尋ねると,
「いいえ,これがラストゲームよ.」と寂しそうな顔をして言った.
「それはとても残念・・・.」と返事をするのが僕には精一杯であった.
WANGのプレーをもう見ることができない,そのことが言葉を失わせていた.
しかし振り返ってみると,WANGはまだテニス・コートの中に数多く存在していた.‘99年の世界大会以降,スライス・ストロークが国際大会で増えたと感じている選手は多いことだろう.
それも単に増えただけでなく,スライスの質の向上はめざましい. これこそがWANGが私たちに与えてくれた遺産なのだ. 多くの選手が彼女を目標にし,質の高いスライスと,そしてドライブとのコンビネーションを身につけようとしているのだ.
WANG Shi-Tingは去った. 強力な遺産を残して.そしてそんなことを考えているうちに,いつかきっと,WANGを超えるベースライン・プレーヤーが出現するだろうと,
僕の気分は晴れやかになった.
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