ベスト アンド ブライテスト チョムチョンレポート PART2

韓国男子オーダー予想

黄晶煥・金煕洙

チョムチョンとは韓国予選のおこなわれた町の名前。店村と書く。ちいさなまちという意味だそうだ。チョムチョンは聞慶市(ムンギョン市)の中心をなすまちであり、市制化されたときに有名な鉱山温泉の町であるムンギョンの名前がつけられた。

 劉永東の復活により、韓国は金煕洙をシングルスに使うことができる。金煕洙はシングルスにおける対外試合で無敗、まけたことがない。勝った相手は廖南凱、高川経生、中堀成生、小峯秋二、方同賢と各国のエース級を総なめであり、個人タイトルこそないが、間違いなく最強のシングルスプレーヤーだ。ただダブルスでもここ2年間の国家代表決定戦で優勝しているので、佐賀のアジア選手権や東アジアのように3番、5番のダブルス2回というのもありえるかな、とも考えていた。これはかつて劉永東がすわっていた韓国のエースポジションである。が個人戦の登録状況をみてこのエースポジションに劉永東が戻ることは間違いない、と確信した。

劉永東はダブルスとミックスダブルスにエントリー、金煕洙は全種目にエントリー。

    韓国男子予想オーダーその1
  1. 李源學・金煕洙
  2. 金耿漢
  3. 黄晶煥・劉永東
  4. 金煕洙
  5. 李源學・劉永東

あるいは

    韓国男子予想オーダーその2
  1. 黄晶煥・金煕洙
  2. 金耿漢
  3. 李源學・劉永東
  4. 金煕洙
  5. 黄晶煥・劉永東
李源學

 問題はベースライナーをどう配するかだ。黄晶煥は2年連続の韓国一位。しかし東アジアでは2番手扱いだった。李源學は初出場だった佐賀では2番手だったが、前回はエースに抜擢された。しかし、国別対抗戦、個人戦とも全くいいところなく、とくに2度あった中堀・高川戦は完敗。とくに個人戦ではこれ以上ないというひどい負けっぷりで、韓国のエースとしてはなんとも腑甲斐無い戦いぶりだった。

黄晶煥

 黄晶煥は日本戦で金煕洙とのペアで唯一得点をあげ、個人戦も東・土師、郭・方をやぶり、ベスト4に。ここで簡安志・劉家綸に大会のベストマッチとおもわれる好試合を敗れた。中堀・高川戦はなかったが、それが残念なほどの活躍ぶりだった。たしかに彼はエースと呼ぶには、スケールの大きさにかけるところがあるかもしれない。その器ではない、とでもいうか・・・李源學に韓国首脳陣はそれを期待しているのだろう。しかし4月の韓国予選で見る限りは黄晶煥の成長ぶりは目覚ましく、2年前の国家代表決定戦のときとは別人のごとくであった、また昨年の東アジア五輪とくらべても雲泥の差だ。

 もっとも二次リーグではさえなかった。調子はよさそうでボールはとんでいたが、なにか煮え切らない。どうしたのか、と思ったほど。凄まじいプレッシャーがかかっていたのだろう。このままだと最終リーグはどうなるのかな、と感じたが、その最終リーグの第一試合で鄭光錫・劉永東を1G目のスペクタクルなゲーム(このゲームは夢みるような素晴らしさだった)をもぎ取ると、そのまま凄まじい勢いで0でとばし、そのまま一気に6連勝で決めた。吹っ切れたとはこういうことをいうのだろうな、というような変身ぶりで、このときの黄晶煥・金煕洙は世界一の力があった思う。とくに韓国ボールだっらだれをもってきても勝てなかったろう。

 一方の李源學も最終予選で1st,2ndラウンドとも決定戦にあがっている。劉永東に0で勝ったのも同じ。技術的に明らかな進歩がみえ、レベルアップは疑いない。以前は前屈みで体軸が傾き気味だったのがテイクバックをかえることで見事に修正された。この選手はまだこれからである。

 さてオーダーの話しにもどろう。視点をかえると韓国は何度もいうとおり、超前衛主導であり、どちらのベースライナーがその前衛を生かしうるか、と考えれば、それは黄晶煥になると思う。李源學ではリスクが大きい。李源學でくれば他国にチャンスがくると思う。本命その2、対抗その1としておこう。

金耿漢

 どちらにしてもすきのないオーダーだが、あえて弱いところを探せば、やはり2番のシングルスか?バンコクから大阪までここが日本戦では0勝3敗。台湾戦が2勝1敗。金耿漢自身は1勝2敗。金耿漢は世界チャンピオン。今回のシングルス予選一位。予選でみる彼は何度もかくが真にすばらしい。それがここ2年間の国際大会ではまったくみられず、歯がゆいおもいさえした。非常に緻密なテニスをするが、いささか神経質かもしれない。方峻煥に感じるようなメンタリティの問題が彼にもあるのかも。緻密な分だけ、日本ボールや台湾ボールの調整するのはむずかしかったかもしれず、今回はその意味でようやく本領がみられる可能性は高い。しかも今回は劉永東の復帰で3番にさがり、シングルスに専念することになるので、恐い存在だと思う。彼には必殺技ともいえる妙技が多々あるが、今回もあっと驚く新手の技がみられそう。まだ秘密だが・・・


韓国国家代表決定戦シングルスでの劉永東。1997年の東アジアシングルスチャンピオン。ネットプレイヤーとしてはじめてのシングルス国際大会優勝者だ。この年を境にシングルスのタイトルはすべてネットプレイヤーが獲得している。劉永東はこの大会以降シングルスにはでていないが、いまでもすばらしく強い。が、ダブルスが本領だと思う。
 さてここからはボクが監督だったらというオーダー。
    韓国男子予想オーダー番外編
  1. 黄晶煥・金煕洙
  2. 劉永東
  3. 李源學・金耿漢
  4. 金煕洙
  5. 黄晶煥・劉永東

 今回のメンバーで考えればこれが最強だと思う。ダブルスの前衛が皆違うというのがミソ。でも絶対にやってこないだろうな。

 番外編はまったくの遊び。ウエブマスターの考えるまさにベストアンドブライテストなメンバーだ。1番はエース潰しの大穴。3,4,5で必勝体制だ。今気づいたがこのメンバーはバンコクアジア大会と同じだ。オーダーはちがうが・・・

    韓国男子予想オーダー番外編その2
  1. 崔志勲・劉永東
  2. 金耿漢
  3. 全寅修・金煕洙
  4. 金煕洙
  5. 全寅修・劉永東