男子でただひとり3種目でメダル獲得
  --金煕洙--

 日本で団体、ダブルス、シングルスの3種目にでたのは中堀選手、台湾では方同賢、そして韓国ではこの金煕洙だ。この3人がそれぞれの国の今回のエースと呼んで差し支えないと思う。 その中でこの金煕洙(KIM Hee-Soo)のみが3種目すべてでメダルを獲得した。

 スマッシュはまさに殺人的な威力をもち、特にシングルスでは冴え渡った。あれほどシングルスでスマッシュを決められる選手は他に知らない。腕っぷしの強さ、強靱なリストについ目を奪われがちになるが、それよりもここでは下半身の微動だにしない安定感に注目したい。これこそ彼のスーパースマッシュの秘密があると思われるからである。とにかくいかなるときでも上半身が全くぶれない。もちろん目線も全然ぶれない。この強靱な下半身があってこそ、あの腕っぷしの強さが生きるのである。

ただダブルスではそれがもう一つ生きてこないのが不満だ。シングルスはコースが限定されることもあって、その技術力、パワーがもろに反映されるが、ダブルスは恐ろしく複雑になり、適格な予測と駆け引きが要求される。彼のダブルスでの動きはチグハグに見えることがある。スマッシュも逆になると全く叩けない。高川選手や、台湾の方同賢などは同じスマッシュのモーションをかけるにしてもかなりファジーな幅をもっておこなっているが、金煕洙はあまりに真っ正直なのだ。

彼が今後さらに超一流への道を歩むか否かはダブルスでのゲームぶりにかかっている。あれだけすごいシングルスをするのだから充分という気もしないでもないが・・・ただやはりソフトテニスはダブルスが本領であり、そのなかで彼の超絶テクニックをもっとみてみたいのである。そうかれはスマッシュだけではない。それ以上にバックボレーが素晴らしい。これは方同賢とためをはる。確実性で方。破壊力で金、というところか。

 フォアボレーには依然として課題が残る。充分な気がしないでもないが、なにかちくはぐ、それがなにかまだよくわからない。

昨年11月に結婚したことをこのHP上で伝えたが、今年暮れには早くも?子供さんがうまれる予定。

金煕洙(KIM Hee-Soo)聞慶市庁所属 177センチ82キロ