独走韓国をとめるのは・・・

 東アジアオリンピックは今回が3回目と歴史が浅い。第一回は1993年の上海大会。 そのときはたしか2年置きの開催とアナウンスされていたはずで、第2回は北朝鮮でとのことだった。がそれは流れ、結局、第2回は韓国の釜山で1997年に開催されている。  
 ソフトテニスは第1回から参加しているが、その上海では公開競技として男女それぞれ団体戦のみが行われた。
 第2回の釜山では晴れて正式参加、種目も男女あわせて6つに増えた。 つまり現在までに8つの金メダルが争われたわけだが、なんとそのすべてを韓国が獲得している。 これは日本にとっても中華台北(台湾)にとっても屈辱的なことだ。 韓国は1999世界選手権、2000年アジア選手権ともうひとつ、いやふたつ冴えず、イメージが悪いが、やはり王者とみるのが正しい。
 ただ韓国自身はここ2年の低調に危機感をもっているようで(当然だ)、アジア選手権以降、指導陣を一新したとの話しもある。 来年には最高イベントたるアジアオリンピックの地元開催(釜山)、 さらに2003年にはユニバーシアードがテグ市で行われる(ソフトテニスが正式参加するとの情報がある)。 そろそろめざめなければなるまいし、そうでないと盛り上がらない。
 そんななかで劉永東の代表落ちはたしかに残念だが、 それだけ若い芽が台頭しているとの見方も可能だし、実際そうだと思う。
 つまり劉永東がだめになったわけではなく、他の選手が強くなってきている。

 韓国は、台湾もそうだが、選手を小さくまとめる気などさらさらない。だから結果につながりにくいこともあるし、 日本的な価値観でみると完成度がひくくみえることもあるようだが、実は逆だ。志しが高いのだ。
 例えば金耿漢金煕洙、そして劉永東がみせる変化球サーブ。 日本でこれをやればデタラメといわれるだろう。 実際に遊びでは日本でもたいていのテニス好きはやったことがあると思う。 でもだれも本気で武器にしようなんて考えなかったのではないか? しかし彼等は地道に取り組み国際大会に登場するたびに確率をあげ、もはやだれもデタラメなどどはいえまいし、逆にでたらめな威力を発揮している。

 実は韓国は現在またもうひとつデタラメに取り組んでおり、 まだまだ完成度はひじょうに低くまさにデタラメだが、それもひょっとしたら完成してしまうのではないか、と期待している。 まだあまりのデタラメさに国際大会では披露していないが、今回それがもしかしたら、ひょっとしたらみられるかもしれない。