韓国代表事情
世界選手権情報の第3弾。
| Kim Kyung Han |
> |
先日、元韓国代表で東アジアオリンピック女子シングルスチャンピオンの金さん(KIM KYUNG-JA)に韓国選手のことについて伺う機会があった。
| Jun In-Soo |
 |
金さんは現在は現役選手を引退して、日本語を勉強するために留学中である。
お話しは主に国際大会の代表選考と韓国の国内大会について(これは後日報告)伺った。
韓国は日本とちがって代表をすべて予選を通じて選ぶとは聞いていたが、具体的な話をきくのははじめてである。
まずダブルス予選をおこなう。これは全国から選抜された24組を6つづつ4リーグわけておこない、上位3チームを2つにわけて(つまり6チームづつ)総当たりで1位をきめる。でそれぞれの1位が互いに別のリーグ入り、さらにリーグ戦を行う。そこで1位になったもの同士が争い代表を決める、らしい。
実は、このへんの話、非常にややこしくて、テニスコートのうえでの立ち話しだったので、その場では理解したつもりだったが、現在おもいだしてみると曖昧模糊としている(コートの図を書いて金さんは熱心に説明してくれた。彼女の日本語は来日してそれほど間がないことを考えると信じられないぐらい流暢である)。
とにかく非常にきつい、そして代表選考にたいして慎重な予選であることは間違いなく、真に強いペアでないと勝ち残ることはできないように感じた。これだけきびしい予選だと国家代表としての重みと風格があるし、選手のプライド(これが一番大事だ)も違ってくるはずだ。
そこで(ダブルスで)1位になったペアがまず代表の座をつかむ。残った選手はシングルス予選にまわることになる。このダブルス予選で優勝したのが全寅洙・金煕洙のペアで、後のシングルス予選で優勝したのは金耿漢ということだった。
東アジア五輪でダブルス・シングルスの両方の金メダルを獲得し、現在韓国のゆるぎないエースと思われる劉永東はダブルス、シングルスとも1位にはなれなかったのだ!!
彼は昨年のバンコクアジア五輪が終わった直後、来年の世界大会にも挑戦したいが、国内での競り合いがきびしいのででられるかどうかわからない、と語ってくれたが、それは謙遜ではなかったらしい。
彼がシングルス予選で2位だったのか3位だったのかは聞き漏らしたが、なんとも高いレベルが想像されるし、極めて正攻法な選考方法をとっている。(女子では昨年のアジア大会ダブルスチャンピオンの李選手は予選落ち)。
| You Young-Dong |
 |
| KIM Hee-Soo |
 |
以下に男子の予想オーダー。
- 全寅洙・金煕洙(JUN In-Soo/KIM Hee-Soo)
- 金耿漢(KIM Kyung-Han)
- 田絃基・劉永東(Chon Myun-Ki/YOU Young-Dong)
- 金煕洙(KIM Hee-Soo)
- 全寅洙・劉永東(JUN In-Soo/ KIM Kyung-Han)
(団体戦の競技方法については後日)
これだと、昨年のアジア大会とほぼ同じオーダーになる(三番の後衛が変わっただけ)。が一番安定した形にみえる。2番の金耿漢(身長186センチ)はアジア五輪の国別対抗戦で日本戦、台湾戦に1勝1敗(個人戦は中堀・高川に勝ち4位)、先の金さんの話では韓国国内での評価は高そうで現にシングルス予選1位だ。((アジア五輪)の日本戦では中堀成生選手が対戦し勝利したわけだが、G0-3からの逆転勝ち)
余談だが話をしてくれた金さん、全然練習していないとのことだったが、この日みせてくれた技術の高さはさすがで特にシングルスのスペシャリストらしく、アングルに打つショートボールが素晴しい。また下半身の安定感は日本女子から全くうしなわれてしまったもので、いったい日本はどこで間違えてしまったのだろうとため息をつきたくなった。
彼女によると、日本にはシングルスでは絶対に勝てるのでダブルスで一点とればOKとミーティングでいわれていたそうだ(女子)。その通りの結果になっているし、今回もそうなる可能性が高いのではないか。
|