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昨年の釜山で圧勝した韓国だが、今年はどうだろう。ボールの違い、大会の格の問題もあって、当然、同じようにはいかない。日本ボールだってアジア五輪であったなら充分な強化をしてくるのだが、世界選手権は単独の国際大会なのでなかなか難しいようだ。前回の台湾大会では10日程しか台湾ボールをつかった合同合宿はできなかった(全寅修談)。今回も10月半ばまで韓国の総合体育大会(国体)があり、このへんの事情は昨年の日本チームと酷似している。しかし日程的には韓国有利である。得意のシングルスからはじまり、ミックス→ダブルス→団体とすすむ日程は体力には何の問題もない彼らにはラッキーだ。2001の大阪や佐賀でも大会後半は調子があがっていたのだ。
国体といえばこの時期、韓国も台湾も日本もすべて国体があり、韓国が15日に終了、台湾は23日に終了、日本は29日に終了となる。韓国は24日、台湾は27日に来日し、直前強化合宿に入っている。またもや日本はおくれをとったとはいえ、今回は日本ボールであり、昨年ほどのデメリットはないといえよう。ただスケジューリングに問題があるのはたしかである。
ただ李源學と金耿漢はどういうわけかだんだんわるくなっていった。金耿漢に昨年話しを聞いたときは彼の日本ボール、そして中堀・高川へのコンプレックスは相当なもので、それがあの圧倒的な勝利のあとのパーティー中の談話だけに、おいおいだいじょうぶかよ、と心配?になった。
李源學は佐賀、大阪での対日本戦、個人戦もふくめて一勝もできず、なさけないかぎりだった。釜山では日本戦の初戦、中堀・高川に圧勝したあと、手にもっていたボールをラケットで思いきり地面にたたきつけた。やっと勝った、そんな万感のこもった動作だった。パートナーは劉永東である。今回は予選で金耿漢と組んだ(これが本来のペア)。しかし本番は再び劉永東と組む。逃げ場のないペアリングである。李源學の成長はほんものか、広島でそれがわかる。
一方で日本戦に大阪で4勝0敗だったのが金煕洙。釜山とあわあせると、7連勝の彼は今回代表落ち。日本にとってこれは歓迎すべことだが、見る側からするとつまらない。もし今回のチームに黄晶煥・金煕洙がいたら韓国は圧倒的優勢だったとおもう。
団体戦にでてくると予想されるのは金耿漢、劉永東、李源學、金法顕、呉成栗が可能性大。しかし団体のエントリーは6人なのでその結果次第では金耿漢と方峻煥が入れ替わるだろう。このへんの駆け引きは非常におもしろそうだ。初日のシングルスから団体戦ははじまっているのだ。
シングルスには多分ベースライナーをつかってくるだろう。ほぼ予選一位の呉がくるとみて間違いない。劉永東が一番か3番かは難しい。予測不能。これもシングルスの結果待ちではないか。個人戦シングルスで韓国が圧勝すれば、劉永東は3番なんてオーダだったら韓国の100%勝ちだ。日本も台湾も一番にエースペアを持ってこないわけにはいかないからだ。シングルスが絶対で3番に劉永東がいれば韓国の勝利は間違いない。
劉永東は世界選手権は2度めの出場。まだ優勝はない(団体銀、ダブルス銅)。国際大会には8度目。8人以上の違った後衛と組んできたが、デヴュ−戦はともかく、それぞれ実績をのこしてきた。本来のペアである田弦基と組んだとき以外はすべて優勝という結果であり、金耿漢も金煕洙もだれも勝たせられなかった李源學を勝たせたのは記憶に新しい。彼はまさに別格なのだ。素晴らしかった釜山での劉永東。しかしあまりにも圧倒的すぎた。廖南凱戦、黄晶煥戦以外はまるで練習ゲームのように軽々ポーチを決めた。まさに朝飯前のプレーだった。今回はそうはいかない。アウエーしかも日本ボールだ。彼の底力をひっぱりだすのは誰だろう。楽しみだ。ボールといえば御存じのとおり今年から日本ボールはかなり質がかわっている。固く重くなった。これは韓国にマイナス材料。台湾にはプラス材料。
ソフトテニス全体としてはマイナス材料。軽く扱いやすいのがソフトテニスの特徴なのだ。硬式に近付けてどうする、といいたい。不安定さつまり品質の悪さをかんがえなければ、韓国ボールが理想に近いとおもう。台湾は準硬式ともいえるボールでソフトテニスらしくない。これは日韓台のローカル試合をみてきた実感だ。そういうことを比較研究の上、ボールの品質向上をはかっているのだろうか?どうもそうではないようである。かたく重く、ではなく、やわらかく軽くすべきなのだ。とにかくすぐに韓国の大会を見に行きなさい。
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