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夢を語れる競技であってほしい

投稿記事Posted: 土 12 24, 2005 11:39 am
by 楠堀誠司
先日ビリアードのプロの方と話をする機会がありました。彼らの世界では、選手と師匠という徒弟制度に近い関係が今でもあって、メリット・デメリットあるようです。そんな話を聞きながらソフトテニスの指導者について考えてみると、選手と指導者の関係は言葉で表すとどうなるのでしょうか?
 これまで会った何人かの指導者の方は、「ここ数年クラブの子供は誰もやめさせていないんですよ」というようなことを言われる方はいましたが、「僕の教え子で大学でテニスを続けてくれる子は、80%もいるんですよ。」とか、「今でも教え子の多くはテニスを続けてくれていますよ」と言われる指導者にはお会いしたことがありませんし、聞いたこともありません。強豪校であればそんなことは当たり前なのかもしれませんが、極普通の高校や中学校の先生はどうなのでしょうか?そんなことを願ってはいらっしゃるのでしょうけども、やはり在学中にやって勝つことが第一目標になってしまうのでしょうか?
 春になると、恐らく多くの大学のクラブでは、新入生の勧誘に頭を痛めていると思います。高校の先生方にとっては、教え子が大学にいってもテニスを続けてくれるようなことは夢足り得ないのでしょうか?
 大学のリーグ戦などを見に行くと、これはひどいなあという大学もあります。恐らく高校時代はさぞかし活躍したんだろうと思います。でも2、3年もするとすっかり下位リーグの雰囲気に慣れ親しんでしまって、高校時代には負けるはずもないような相手に負けてしまっている学生も多いようです。そんなことを大学に入ってきたばかりの学生にいってもなかなか信じてもらえず、自分が勝てるようになるなんていうのは夢また夢のようですね。自分が学生時代に先輩にいわれたことや後輩に言っていたことを振り返っても、やはり夢を与えていたようには思われません。ソフトテニスをやって、少しでも夢がもてるようになるといいのですが。夢を持てる競技は、恐らく大衆を裏切ることはないでしょう。大衆に支持され、大衆によって発展していくようなソフトテニスであってもらいたいと思っています。そのためにも長く続ける若い世代が増えることを祈るばかりです。出来れば、25歳過ぎて、世界大会などで活躍してくれるような選手がでてくれたら、もう少し希望がみえるような気がします。希望的観測ばかり言っても仕方ないのですが、夢を語れる競技であってほしいですね。

投稿記事Posted: 土 12 24, 2005 11:41 am
by webmaster
夢がないというのが現状でしょうか。残念なことですが、先細りになる競技人口をみるとトータルな意味で魅力のないスポーツになってしまったような気がします。
強豪校でも状況はあまりかわらないようで、あるインターハイになんども優勝した高校のOBがいっていたのですが、彼の同期はほとんどソフトテニスとは無縁の生活をおくっているとのことでした(まだ十分若い人達です)。いったいどうすればいいのか・・・