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自分で考えない限り、選手の進歩はない。

投稿記事Posted: 月 5 15, 2006 5:35 pm
by オヤジ
「自分で考えない限り、選手の進歩はない。」
これはサッカー代表監督のジーコーの言葉です(本日の代表発表記者会見で)。さすがにいいこといいます。ここに書き込ませていただいたのは、あまりにん安易に質問する方がいるようなのでいつも気になっていたからです。
質問することは悪いことではありません。でもその前に自分で調べて充分考え抜くことはもっと大事です。その上でこういう場で質問されるとよりよい成果があがるでしょう。

以上老婆心かもしれませんが、苦言を。

Re: 自分で考えない限り、選手の進歩はない。

投稿記事Posted: 火 5 16, 2006 2:02 am
by 学生愛好家。
オヤジ さんが書きました:「自分で考えない限り、選手の進歩はない。」
これはサッカー代表監督のジーコーの言葉です(本日の代表発表記者会見で)。さすがにいいこといいます。ここに書き込ませていただいたのは、あまりにん安易に質問する方がいるようなのでいつも気になっていたからです。
質問することは悪いことではありません。でもその前に自分で調べて充分考え抜くことはもっと大事です。その上でこういう場で質問されるとよりよい成果があがるでしょう。
以上老婆心かもしれませんが、苦言を。



こんばんわ。学生愛好家です。よろしくお願いします。
オヤジ様、そのご意見大切な意見だと思います。

恐らく、質問する人々にも非があると思うのですが、
僕のように、何でもすぐに答えてしまう人間もまた、考え方を
改めなければならないなと感じた次第です。

ジーコさんが上記のように発言したということは、
ジーコ氏や日本代表のコーチ陣は、「選手が自分自身で考える環境」を作っていると
考えることができないでしょうか。これは大切なことです。

僕は、何度か中学生や高校生と一緒にソフトテニスの練習をした経験がありますが、
中学生や高校生のなかには、「自分で考えること」を忘れている人々が何人かいる
感じたことがあります。常に受身なのです。何か技術や戦術、情報が与えられると
錯覚している生徒がいるような気がしていました。

これは、僕自身も含めて教える側、指導する側に責任があるのだと考えています。
生徒に何でもすぐに与えてしまうのは、本当に彼らの成長を助けているのか。

多分、生徒たちは途中までは、順調に伸びていくと思いますが、情報の注入する人がいなくなってしまったら、
彼らは、自分たちで何か練習を考えたり、または、試合中にだれも助けが無い中で不利な現状を打破するために方策を練ることは、出来ないでしょう。

生徒たちが自分たちで成長していくためには、僕のような指導者になりたいと考えている人間や現役の指導者がもっと指導法やコーチングの技術を学ばないといけんいんだなぁって感じます。

長々と駄文失礼しました。

Re: 自分で考えない限り、選手の進歩はない。

投稿記事Posted: 水 5 31, 2006 10:19 am
by すぎさき
オヤジ さんが書きました:「自分で考えない限り、選手の進歩はない。」
いいこといいますね。金言ですね。ソフトテニスのおおくの指導者とは大違いですね。考えさせることをさせない指導者がいかにおおいか。だいたい、あんなに機関銃のように指示だしていたら考える暇なんかとてもない。いい選手を育てようなんて気概をもった指導者なんて皆無に近いいのでは。きになるのは目先の勝敗だけ。そりゃ経験のない生徒が考えたってなかなかいい結果はうまれないでしょう。でもそれはしょうがない。自分で考えないとたのしくないし、人口の激減はそういうところにもあるのではないか、という気がします。なんでも先生の指示通り、先生の考えるとおりじゃつまんないですわ。

Re: 自分で考えない限り、選手の進歩はない。

投稿記事Posted: 水 5 31, 2006 10:44 am
by 赤こうもり
 結局、教えられたことというのは、そのとき実践はするかもしれませんが、それを粘り強く続けようという気持ちにはならないんですよね。
 例えば、コンチネンタルグリップによるサービスが最大の良い例ではないかと思っています。
 教えても全然身につかないんですよ。
 やろうとしない。
 やって上手くいかないと、すぐに止めてしまう(ウエスタンに戻してしまう)。
 自分で「良いサービスを打ちたい」「格好良いサービスを打ちたい」と思わなければ、粘り強く実践するということは難しいでしょうね。

 僕自身もそうで、中学校のとき、フォアハンドイースタンによるサービスを教わりました。
 でも、「こんなんじゃ打てないよ・・・」と思い、ウエスタンでずっとサービスを打っていました。
 イースタンにチャレンジしたのは、高校時。
 ある上手い選手(別に実績があるわけじゃない)が、イースタンでサービスを打っていたから、という理由。
 かなりの時間がかかりましたが、ウエスタンの時よりも強烈なサービスが打てるようになり、サービスが自信をもって打てるようになりました。
 コンチネンタルにチャレンジしたのは、そのまた1年後くらいです。

 自分で考え、自分から「この方法が良い」と思えないと、なかなか身につかないことが多いのが、スポーツなのかもしれません。

 ただ、教えることは絶対大事だと思います。
 例えば、僕の場合、中学校のときにイースタンによるサービスを教わったから、高校のときに、上手い選手がイースタンで打っているということを読み取れたし、
 そういう打ち方が一つにはあるということを知っていたことが、イースタンによるサービスの実践の後押しをしてくれていたと思います。
 要は可能性の問題です。
 教えておけば、何かのきっかけで実践するようになるかもしれない。
 そうなれば良いと思って、指導者は何度も粘り強く、同じことを繰り返し指導するのだと思います。

Re: 自分で考えない限り、選手の進歩はない。

投稿記事Posted: 水 5 31, 2006 2:48 pm
by SAKAI
赤こうもり さんが書きました: 結局、教えられたことというのは、そのとき実践はするかもしれませんが、それを粘り強く続けようという気持ちにはならないんですよね。
 
 教えても全然身につかないんですよ。
もっといえば、それだとおしえたことにならないんだよね。そこが指導のむつかしさ!!たとえばコンチネンタルを使えないコーチがコンチをおしえることができるわけないんだよね。目の前でパッとやってみせる。質の高い技術を再現できる、というコーチだと、その技術の有用性が即座に生徒に伝わる。あとは生徒の問題ということになる。例えば花田選手を実際にみるとする。ボールがめちゃくちゃに速い。だれだって惹き付けられる魅力があるし、あんなボールがうちたくなる。ラケットは何つかっているのか、という興味もおきるだろうし、ガットは、そのテンションは、となっていく。そしてグリップはどうにぎっているのか、フォームはどうなっているのか、とより本質的な部分に興味はむかっていく。それが考えことの第一歩といえるのではないかな。ところがおおくの指導者はそういうことにはどうも関心ないようにみうけられることが多々ある。
ある大きなインドア大会に生徒を引率してきた先生がいた。そのひとはつれてくるだけまだましだけど、ずうっとマンガよんでたよ。自分が興味もたなくなくて、一体なにをおしえられるというんだろう。

Re: 自分で考えない限り、選手の進歩はない。

投稿記事Posted: 水 5 31, 2006 11:51 pm
by 赤こうもり
 そうか〜・・・意外と盲点かもしれません。
 「握り替えると良いよ」ということはよく言いますが、「そうするとこんな良いサービスが打てるよ」って実践してみたことはあまりないかもしれません。
 今度、やってみようと思います。

投稿記事Posted: 木 6 01, 2006 10:29 am
by kiki
実績なんかなくても模範的な技術をみにつけることは可能なのに、それを怠っている指導者は一杯いますね。しかしもっともわるいのは選手としての実績だけあって技術のない指導者!!これはほんと最悪です。

投稿記事Posted: 木 6 01, 2006 7:18 pm
by 湘南のさぶ
今の指導者の問題もあるかと思います。今の指導者の中には、何も考えてない人もいるのです。なかには、このようなホームページがあることも知らない人もいるでしょう。

ところで、意外にたった一枚の写真からでもとても多くのことを学べるということをご存知でしょうか?動画や連続写真しかみないのはもったいない。考える選手をつくるには、一見なにも効果がないようなところからも意味を見出すことを教えるべきだと思います。

投稿記事Posted: 木 6 01, 2006 8:36 pm
by 学生愛好家。
こんばんわ。学生愛好家。です。よろしくお願いします。


kiki さんが書きました:実績なんかなくても模範的な技術をみにつけることは可能なのに、それを怠っている指導者は一杯いますね。しかしもっともわるいのは選手としての実績だけあって技術のない指導者!!これはほんと最悪です。



おっしゃるとおりだと思います。また技術があって実績があって、なのに指導の勉強をされていない指導者の方々もいらっしゃるようです。たまに、『それで本当に生徒たちは理解しているのかなぁ??』って思う指導をされている方を見かけたりします。

 誰かに何かを教えるとき、指導者は知識・理論は必須である以上に、聞く側に上手く伝える技術も必要だと思います。そして湘南様が書かれているように、すべてを与えてはいけなくて、一見よくわからない1枚の写真から聞き手に考えさせることも必要だと思います。
 
 
学生愛好家。は、すべて与えてしまいがちです。指導とは奥が深いものです。まだまだ勉強不足です。

相手にわかりやすく伝える方法を学ぶという点で、ヒースーマニア様のご指摘に出てきましたが、商用とはいえテニスのコーチングテクニックなどにも興味があります。もちろん、テニスよりも先に一流ソフトテニス指導者のコーチング論を勉強することはいうまでもありません。現在、後者の勉強中です。


 次に湘南様の写真のご意見に触れていこうと思います。 

 1枚の写真・・・学校の社会科の授業でよく出てくる導入に似ていると思います。
 『この写真からわかることを発表してみよう』、もしくは、写真について授業者がある質問をして生徒に考えてもらい、発表することで、授業がスタートっていうパターンは良く見かけます。
 この写真を使う方法は中高生への指導に非常に効果的な気がします。 

 そこで質問です。例えば、ソフトテニスで1枚の写真から何かを学ばせたいと考えたとき、具体的にどんな実践例が考えられるのでしょうか?
 僕が考えたのは、後衛同士が打ち合っている写真を用いて、『今打とうしている後衛さんは、どんなボール(シュートORロビング、後衛の前OR前衛にアタックなど)を打つつもりなのでしょう?写真に写っている後衛さんのフォームやそれ以外の状況からから予想してみよう。』ってビギナーの前衛(中学生や高校生)に質問して考えてもらいたいと考えました。

 湘南様や他の皆様は、どんな実践例を考えられますか??参考までにお聞きしたいなぁって思いました。

 

投稿記事Posted: 木 6 01, 2006 11:14 pm
by 湘南のさぶ
 そんな試合に近いものでなくても構わないと思います。  たとえば、「ソフトテニスマガジン2006年7月号(ベースボールマガジン社)」を参考に説明すると、花田選手の今打とうとしている瞬間の写真 がありますが、そこからわかることは、ラケットの面の角度はどうなっているか、選手の目線はどこを向いているか、体(へそ)はどちらをむいているか、等々(多いので、ここら辺にしますが)です。 

この段階で、花田選手の試合のビデオを見せると、より効果的になるのではないでしょうか。そのように打つと、球が実際にどのように飛んでいくかもわかるからです。

 このようにすることによって、生徒は興味を持てるようになると思われます。そして、自ら進んで、マガジンを購入してみたりするようになるのではないでしょうか。なかにはそのような雑誌があることも知らない生徒もいるわけですし、そのようなものがあることを教えるためにもいいと思います。

 しかし、学生愛好家。様の考えもとても面白いと思います。大体、中学2年生くらいからそのようなことをしていくとよいと思います。技術的にもある程度打てるようになり、試合展開を考えさせるという点でも、とても面白いと思います。

投稿記事Posted: 金 6 02, 2006 12:05 am
by 学生愛好家。
こんばんわ。学生愛好家。です。よろしくお願いします。

湘南のさぶ さんが書きました: そんな試合に近いものでなくても構わないと思います。  たとえば、「ソフトテニスマガジン2006年7月号(ベースボールマガジン社)」を参考に説明すると、花田選手の今打とうとしている瞬間の写真 がありますが、そこからわかることは、ラケットの面の角度はどうなっているか、選手の目線はどこを向いているか、体(へそ)はどちらをむいているか、等々(多いので、ここら辺にしますが)です。 
この段階で、花田選手の試合のビデオを見せると、より効果的になるのではないでしょうか。そのように打つと、球が実際にどのように飛んでいくかもわかるからです。
 このようにすることによって、生徒は興味を持てるようになると思われます。そして、自ら進んで、マガジンを購入してみたりするようになるのではないでしょうか。なかにはそのような雑誌があることも知らない生徒もいるわけですし、そのようなものがあることを教えるためにもいいと思います。
 しかし、学生愛好家。様の考えもとても面白いと思います。大体、中学2年生くらいからそのようなことをしていくとよいと思います。技術的にもある程度打てるようになり、試合展開を考えさせるという点でも、とても面白いと思います。



湘南様の考えがよくわかりました。
僕のように試合展開を考えて見るときに写真を用いるのでは
なく、トップ選手の動き一つ一つを分析して、そのように真似してみよう、もしくは、なぜ花田選手(トップ選手)はそうするのかを考えていくきっかけとして使用すると理解してよろしいでしょうか。

僕自身の考えの根底にあるのは、僕が主として前衛としてプレーしているからということがあります。
正直、前衛のポジションや動き、また予測というものは、選手自身の経験、相手選手との駆け引きそして選手自身のセンスだと感じています。

しかし、指導者の立場で生徒に対して『前衛はセンスだ!』『ここで動き始めるんだ!』『ほら、ロビングでしょ』など、自分自身の感覚で指導してしまっては、きっと生徒には伝わらないと思うんです。

『対戦相手の動きから予測していこう』と指導し、生徒たち自身で自分のタイミングを見つけて欲しいんです。

そう思って、写真が効果的かなぁって思った次第です。


ところで、このレスを書いているときに思い出したことがあります。

相手から放たれるボールの予測についてなんですが、依然、インターネット上で『実際の打球している動画を用いてのボールの打たれる方向予測』に関する資料を見たことがあります。
そのときは、実際、動画を見て前衛のつもりで打つ方向を予測するプログラムをインストールしてやってみたことがあります。(今、僕が使っているPCが違うので僕はそのプログラムもってません。)

今、見たら、もっと効果的な気がするなぁ。

4年くらい前でしょうか。