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ボレーをする時構えについて

投稿記事Posted: 木 1 18, 2007 1:29 pm
by くり
最近の日本国内のトップ選手をみていて思うのですが、左手(非利き手)を離して扱っている選手がいるように感じるのですが、皆さんはどうお考えですか?

劉永東選手の連続写真を見ると、ちゃんとラケットに添えられていました。

離す事により何かメリットがあるのでしょうか?実際私もやってみたのですが、力量がないからか面さばきが難しく、安定しませんでした。

それから、構える時にラケットは寝かせますか?それも最近多いように感じます。

投稿記事Posted: 金 1 19, 2007 2:56 pm
by 赤こうもり
 待球姿勢において大切になってくるのは、速いボールが来てもしっかりと面をつくって返すことができるかということだと思います。
 そう考えれば、左手を添えることはラケットの面をつくることに確実に貢献できるし、面を高い位置に上げておくということも、面をつくるという上で大切なことだと思います。

赤こうもり様

投稿記事Posted: 金 1 19, 2007 3:43 pm
by くり
返信ありがとうございます。

そうですよね。おっしゃる通りであり、僕もその基本的な事に関して意識して練習しているつもりです。

トップレベルの選手がその事に関して疎かにしているのはなぜなのでしょうか?
面を作るという事が出来ていれば、省くという事もアリという事になるのでしょうか。。

ちなみに、左手を離して構えていると言い出したのは、教え子である中学生の子でした。何年か前の社会人対学生の試合を見に行った時だったと思います。「良く見ているなぁ」と感じたのですが、逆にいえば真似をしかねないという事にも繋がります。私が今まで教えていた事と違うと言われまして、説明に困った覚えがあります。

投稿記事Posted: 金 1 19, 2007 6:58 pm
by 赤こうもり
 基本を疎かにしている選手は、結局、トップレベルの試合では勝てていないんじゃないでしょうか?
 真のトップレベルは、日本で言えば、中堀・高川ペアであり、それに続く存在として、花田・川村、浅川・小峯など・・・。
 川村選手も小峯選手も、構えているときに非利き腕を添えるということは、非常に徹底されていると思いますが、いかがでしょうか?

 上手い選手であっても、参考になるところとそうでないところがあるのは当たり前だと思います。
 そこを見抜き、生徒たちに解説してあげるのが指導者の勤めではないでしょうか?
 難しい部分ではあると思いますが・・・。

 あと、上手い選手の、あまり好ましくないプレーを真似してしまう生徒に対しては、もっと上手い選手のプレーを見せてあげることが大事になるんじゃないですかね。
 そういう生徒に限らず、上手い選手のプレーをたくさん見るという機会が、ソフトテニスには圧倒的に不足しています。
 もっともっと上手い選手をみる機会を増やしていきたいものですね。
 それは、ソフトテニス界全体の課題ではないかと思います。

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 8:57 am
by ゲスト
一部学生の上位で左手が死んでいる?前衛がいることはたしかですが、先日の東京インドアにでていた日本のほんとうの上位前衛はちゃんと左手を添えて構えていたようようです。ただラケットを寝かし気味のひとはいましたね。
私はユウヨンドンがお手本なので面はいつもおこしてかまえています。

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 9:13 am
by くり
昨日、社会人対学生の試合を今年も生徒約30人を引率して行って来ました。
今回は後衛はヨネックスの佐藤選手の下半身、前衛は濱中選手の動き等を中心に見学させました。(私が教えているのが女子の為)

右足のタメについて普段から重点を置いて指導している甲斐があり、多数の生徒の感想文に書かれており、今後の飛躍に期待したいと思います。引退されるのはとても残念に思います。

前衛に関しては、テニスを初めて1年程度の生徒にはちょっと理解不能な動きの速さだったようで、?マークが頭の上に出来てしまいました。。それでもどのカウントでどんな動きをしているかなど、今後に期待が持てそうな感想が出てきたので、楽しみにしたいと思います。

ボレーに関しましては、今大会の前衛の選手は皆構える際には左手を添えていたので良かったです。

また疑問があるのですが、NTT西日本中国の個別認定選手のサイトにあるネットに詰めてのフォアボレーの際(実演は高川選手)、構えているときは右手はラケットに添えていますが、左足を踏み込んだ時には既に右手は離されていました(ご存知の通り高川選手は左利き)
“新時代の〜”にあるヨンドン選手の連続写真等を見るとギリギリまで左手は添えられていました。
どちらの選手も日本・韓国を代表する名プレーヤーでありますが、その点では全く異なっているかと思います。どう思われますか?

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 3:45 pm
by スカンロン
くり さんが書きました:
ボレーに関しましては、今大会の前衛の選手は皆構える際には左手を添えていたので良かったです。

また疑問があるのですが、NTT西日本中国の個別認定選手のボレーの際(実演は高川選手)、構えているときは右手はラケットに添えていますが、左足を踏み込んだ時には既に右手は離されていました(ご存知の通り高川選手は左利き)
“新時代の〜”にあるヨンドン選手の連続写真等を見るとギリギリまで左手は添えられていました。
どちらの選手も日本・韓国を代表する名プレーヤーでありますが、その点では全く異なっているかと思います。どう思われますか?

早く左手を放すことはそれだけ安定を欠くということにつながると思います。
日本の選手がだめだということではなくて、韓国の選手はそれだけ正確性を重んじているということになるのではないでしょうか。
もっとも日本でも昔はそういう指導がされていましたが、最近、左手を早くはなしたほうがよい、とエラい指導者がすすめているようですね。賛否のわかれるところではないでしょうか。

http://www.soft-tennis.org/encyclopedia ... index.html
にでている台湾の李選手もしっかり左手をぎりぎりまでそえていますね。

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 6:41 pm
by くり
返信ありがとうございます。

もっとも日本でも昔はそういう指導がされていましたが、最近、左手を早くはなしたほうがよい、とエラい指導者がすすめているようですね。賛否のわかれるところではないでしょうか。


そういった指導もあるのですね。初耳でした。
なぜ早く離した方がいいのですか?前衛・後衛共、正確なプレーが重要視されるものだと思っていましたが。。

ちなみに私の中でソフトテニスや野球、サッカー等多くのスポーツは、「より早く、より正確に」という矛盾したものを求めなければならないスポーツであると思っています。
確かにラケットの性能が近年飛躍的に向上し、かつてのウッドラケットとは比べ物になりません。なので、正確なコントロールはウッドラケットよりも確実の行えるかと思います。私のような技術のない一愛好家が多少荒っぽくラケットを扱っても、案外正確なショットは打ててしまう程です。一流選手になれば尚更かと思います。

先日、とある連盟の方に「最近の日本人の選手は、ボールは早いが技術はない。後衛も前衛も技術レベルは昭和の有名選手に比べると遥かに低下している」という話を聞きました。この事は多少関係があるのかもしれませんね。

私のような一愛好家が意見できるレベルの話ではありませんが、技術力向上委員会等で「最先端で考えられている技術!」みたいな内容の本やDVDを出版し、ソフトテニス界の底辺までその技術を浸透させて欲しいです。

日本ソフトテニス連盟が出している、「指導教本」又は「コーチ教本」にはどう書いてありますか?私は購入しておりませんので、内容が分かりません。

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 7:27 pm
by 赤こうもり
 くりさんの指摘は非常に重要な指摘だと思います。
 韓国式バックハンドとの関係もあるのでしょうか?(テイクバックで左手を添えること、フラット打法であること、など・・・)

 高川選手のボレーとユゥ・ヨンドン選手のボレーの方法の違いを、バックとフォア両方でそれぞれ比較してみると、非利き腕の使い方以外にも、いろいろと違いが見られます。
 例えば、バックボレーに関して、比べてみると・・・

   http://www.ntt-west-symbol.net/hp/kobetsu/weblesson/lesson04/index.asp
   http://www.geocities.jp/virtuoso_softtennis/you-young-dong/001/index.html

 表面的な面では、肘の位置が違います。
 ユゥ・ヨンドン選手の場合、テイクバックとともに肘がぐっと高い位置に来ます。
 一方、高川選手は、肘はユゥ・ヨンドン選手のそれに比べて低い位置にあります。
 フォワードスイングの入るときは、両者の肘はほとんど同じ形になっているようです。

 ラケット面に着目すると、高川選手は、テイクバックではまだインパクトの面が作られていないように見えます。
 やや面が下に向いているようにさえ感じます。
 一方、ヨンドン選手は、完璧にインパクトの面がテイクバックの段階でつくられ、あとはそのラケットを前へ送るだけといった形になっています。

 高川選手のボレー技術は、日本選手の中でもズバ抜けていることは確かです。
 だから、単に流儀の違いだということで話を済ませることも可能だと思いますが、実際のところはどうなんでしょうか?

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 8:12 pm
by jiu
くり さんが書きました:
先日、とある連盟の方に「最近の日本人の選手は、ボールは早いが技術はない。後衛も前衛も技術レベルは昭和の有名選手に比べると遥かに低下している」という話を聞きました。この事は多少関係があるのかもしれませんね。
そういうことはよくいわれますが、ほんとうのところはどうなのでしょうね。
:roll:
昔のことはよくみえるのはどの分野でもあることですし。
いえるのはボールが速いということはむずかしくなっているということだとおもいますよ。
ラケットもボールも進化していて、昔のテニスとの単純な比較は難しいとおもうのです。

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 11:49 pm
by ヒースーマニア
赤こうもり さんが書きました: 
 だから、単に流儀の違いだということで話を済ませることも可能だと思いますが、実際のところはどうなんでしょうか?

ていうか、いい、悪い、の問題ではなくて、高川のボレーはとても個性的でマネするのが難しいというのはいえると思う。
ヨンドンのほうは普遍的で模範的といえるかもしれないな。


そういえば、広島の世界選手権には韓国、日本のトップ前衛がずらっと勢揃いしてたんだけど、圧倒的に韓国前衛に分があったように感じたね。
スピード、正確さ、テクニック、すべてにおいてすぐれていたように感じたよ。
堅実なのはもちろんだけど、それ以上にテクニックの多彩さが見事で、こんなことも可能なのか、と驚くことばかりだった。
日本の前衛はあらさが目立ったな。

一方、おれは団体の決勝はみなかったので、台湾前衛はめだたなかったけど、花田のアタックをなんなくとめた方同賢のディフェンス能力はすごかったな。

投稿記事Posted: 月 1 22, 2007 11:52 pm
by ヒースーマニア
くり さんが書きました:技術力向上委員会等で「最先端で考えられている技術!」みたいな内容の本やDVDを出版し、。
そういうものはもうでているけど古文書みたいな内容だったな :lol:

投稿記事Posted: 火 1 23, 2007 11:47 am
by くり
ヒースーマニア様 
そういうものはもうでているけど古文書みたいな内容だったな


そうなんですよね。。なので最近は本などは全く購入しておりません。あっ!嘘です。。「ソフトテニスの訓 いろはかるたにのせて」は購入しました。とても面白かったので、何度も読み返しております。ヒースーマニア様が読まれて、技術面で参考になった本はありますか?
また、ヨンドン選手が参考になるとおっしゃっていますが、私は実際にプレーしている所は恥ずかしながら観た事がありません。現在販売されているDVD等に、ヒースーマニア様が「これは凄い!!」と思えたものはありますか?


jiu様
そういうことはよくいわれますが、ほんとうのところはどうなのでしょうね。 昔のことはよくみえるのはどの分野でもあることですし。
いえるのはボールが速いということはむずかしくなっているということだとおもいますよ。 ラケットもボールも進化していて、昔のテニスとの単純な比較は難しいとおもうのです。


確かに私はかつての名選手のプレーは実際に観た事がありません。
そういえば高校時代に稲垣道夫選手の講習に行く機会がありました。その際に左利きの稲垣先生は「君等はみんな右利きだね。じゃ…」と言って、普通に右手でボレーをしていました。しかもとても綺麗な打ち方で、衝撃を受けた覚えがあります。
当時の私は全くの初心者でしたので、体のさばき方などを見る余裕もなく、恥ずかしながら「この人スゲー!」という印象しかありませんでした。

「昔は美化される」ということは間違いないと思います。
ですが、実際に名選手と呼ばれる方々は、本当に凄すぎでした。


赤こうもり様
高川選手のラケット面に関しては、10年位前のソフトテニスマガジンにこんな記事がありました。「高川選手のラケット面が下がるのはリラックスする為。この軌道が彼にとって一番リラックス出来る」そういうような内容が、相当昔のソフトテニスマガジンの連続写真に掲載されていました。何年の何月号かは忘れてしまいましたが…
テイクバック時のラケット面に関して言えば、十人十色であり、各個人がリラックス出来れば問題ないと思います。

高川選手は私の中でもダントツで日本のトップ前衛です。ですが、一昨年の天皇賜杯準決勝「中堀・高川ペア対松口・小林」のDVDを観ていて思ったのですが、高川選手のボレーミスが若干多い様に感じました。
何年か前の天皇賜杯決勝「北本・斎藤ペア対中堀・高川ペア」の試合と比べると、明らかに違います。相手、ルール、ボール、コンディション、モチベーション、コート、天候etc...異なる点は挙げればキリがありませんが…
もちろん昔と今のたった1試合で思っているのではありません。高川選手の昔と今とでは、技術面で若干のブレがあるのですかね。。昔の方がミスが少なかった気がします。

投稿記事Posted: 火 1 23, 2007 1:27 pm
by 赤こうもり
> テイクバック時のラケット面に関して言えば、十人十色であり、各個人がリラックス出来れば問題ないと思います(くりさん)。

 グラウンドストロークに関してはそうかもしれません。
 が、ボレーについては?というのが今の正直な感想ですね。

 ただ、何かを優先すると、別の面で(その選手にとって)支障が出るということは、個人個人で必ずあることだと思います。


 ところで、中堀・高川対松口・小林戦のDVDというのは、どうやって手に入れることができるんでしょうか?
 通販で売っているものであれば、購入方法を教えていただけませんか?


>ヒースーマニアさん
 ユゥ・ヨンドン選手のプレー、ますます見たくなってきました。
 近い将来、来日予定はないんですかね?
 全日本選手権で招待しちゃうとか・・・。

 さりげなく、熊本インドアに出場する韓国選手は誰が招待されるのか、楽しみです。

投稿記事Posted: 水 1 24, 2007 10:18 am
by 温故知新
くり さんが書きました:先日、とある連盟の方に「最近の日本人の選手は、ボールは早いが技術はない。後衛も前衛も技術レベルは昭和の有名選手に比べると遥かに低下している」という話を聞きました。この事は多少関係があるのかもしれませんね。
くり さんが書きました:
確かに私はかつての名選手のプレーは実際に観た事がありません。
そういえば高校時代に稲垣道夫選手の講習に行く機会がありました。その際に左利きの稲垣先生は「君等はみんな右利きだね。じゃ…」と言って、普通に右手でボレーをしていました。しかもとても綺麗な打ち方で、衝撃を受けた覚えがあります。
当時の私は全くの初心者でしたので、体のさばき方などを見る余裕もなく、恥ずかしながら「この人スゲー!」という印象しかありませんでした。

「昔は美化される」ということは間違いないと思います。
ですが、実際に名選手と呼ばれる方々は、本当に凄すぎでした。


参考になるかどうかわかりませんが///

私は名古屋でおこなれた第6回の世界選手権をみました。たしか1985年だったとおもいます。この大会には木口・横江、稲垣、笹倉、若梅といった伝説的なプレーヤーが日本代表として名を連ねています。
その後2003年に広島で開催された世界選手権もみました。
両者を比較してみますと、大会のレベルは比較にならないほど2003年の大会のほうが高いと正直感じました。1985年と2003年では私の視点も知識もちがっており、単純な比較は危険かもしれませんが

2003年ですごかったのはやはり韓国。後衛の打球力(技術、パワー)、前衛のハイレベルなテクニック、スピード、パワー、ゲーム勘、ゲームメイク等ただただ圧倒されました。もっとも私は団体戦決勝は新幹線の時間がありみることはできなかったのですが。

名古屋でも広島でも日本選手は全く活躍ができなかったという点は同じですね。