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セルフジャッジ

投稿記事Posted: 火 1 03, 2006 12:31 am
by 10年前に軟式をやめてし
久々にのぞいてみたら、ソフトテニスのマナーで盛り上がっているようなので、ちょっとコメントしてみようかなと思いました。  

 私はおよそ10年前、競技名称が「軟式庭球」から「ソフトテニス」となり、ルールも現行のものに変わるという決定を知って、それまで16年やってきた軟式を辞めてしまい、と同時に硬式を始めてからすでに9年以上経ちました。  硬式の世界には「セルフジャッジ」という文化があります。これは審判をおかずに自分たちで自コートのジャッジを行うというものです。 アマチュアの草大会などではほとんどこの「セルフジャッジ」が採用されていますが、驚いたのは公式戦(例えばインカレの1・2回戦くらい)でもこれが採用されているということでした。  
 わかりますか? 相手のボールがアウトかインかは自分が決めていいのです。 もちろん、誰が見ても「イン」であるボールを「アウト」と宣告するわけにはいきません。 それを続けているとトーナメントレフェリーが出てきて大変なことになります。  ですが、非常にきわどいボールに対する判定は自分の裁量に任されているのです。  

 こういう環境下では、どうしても自分に有利な判定をしたくなります。 私も最初はそうでした。明らかにベースライン上に乗ったと思われる相手のボールを「アウト」と判定してモメたこともありました。 しかしそのうち、そういうことを続けて仮に勝ったとしてもちっとも楽しくないことに気づくのです。 「相手のボールがインかアウトか判断しかねるときは迷わず“イン”と言えること」これがセルフジャッジの基本理念です。 これを抵抗なく受け容れられたとき、その人のテニスは、精神的に一段高いレベルに達すると思うのです。  

 さて、ソフトテニスの選手のみなさんにお尋ねしたいのですが、皆さんはいま仮にソフトテニスの試合の一部に「セルフジャッジ」が導入されたとしたら、インかアウトか判断しかねる相手のボールを迷わず“イン”とジャッジできますか?  私は残念ながら、現在のソフトテニス界においてセルフジャッジを導入することは難しいと思います。 前述の質問に“Yes”と答えられる人は非常に少ないと思うからです。

 審判の判定にはボールマークにラケットを置いて徹底的に抗議する、相手に対しては野次と暴力的な応援でねじ伏せる……私の知るソフトテニスというスポーツはこういう世界でした。応援(特に団体戦)が好きで、たまたま選手が勝つとそれが応援の力によるものだと思い込んで、また次の応援に心血を注ぐ人間は昔から少なからずいましたが、私的にはまっぴらごめんです。そんなレベルの低い世界には2度と戻りたくありませんし、そのようなスポーツの行く末はすでに明らかなのではないでしょうか。 (次回は“応援”や“声出し”に触れてみたいと思います)

投稿記事Posted: 火 1 03, 2006 12:33 am
by webmaster
付け加えることはなにもありません。おっしゃるとおりだと思います。(セルフジャッジは偉大な習慣だと、私も考えています。しかしファールの問題でフェアプレーをもとめず、ルール改正ににげてしまうメンタリティではどうしようもないですね)

投稿記事Posted: 火 1 03, 2006 12:33 am
by ヨッシー
私は最近硬式テニスの試合を見る機会がありましたがセルフジャッジには疑問を感じました。明らかにオンラインのボールを「アウト」と宣言する選手を多く見ました。選手はあくまでもプレーに集中するべきだと改めて思いました。ソフトテニスのマナーについても問題はたくさんあると思いますが今回ルールが改正されるのでいい方向に行くと期待しています。また、余談になりますが硬式をしている人はセルフ審判が主流のため、いざ国体等の大会があるときに審判員の確保に大変苦労されています。そういうことを考えるとソフトテニスのやり方の方がいいと思います。

投稿記事Posted: 火 1 03, 2006 12:34 am
by ???
セルフジャッジ、やるべきだと思います。現在、遠い位置にいる審判(しかも負けたペア)に、どれほどの信頼が寄せられるのか・・そして、自分の裁量に全てがかかるとなったときのプレイヤーの心情・・一体、誰が信じるのか・・たとえ、敵のチームでも、相手をたたえる、それこそがテニス(硬式も、ソフトテニスも)の素晴らしさ、最後には、必ず、相手のチームと握手をしてたたえ合う、それが当たり前のスポーツなのだと、全ての人に教える。
今、ソフトテニスをしている人、関わっている人の、誰かに教えなければならないことの、一番最初の項目は、そのことだと思っている。間違っていると思うことを、「間違っているんじゃないですか?」ではなく、自分の周りからでも、「間違っている!」それを教えることも、ソフトテニスのためになることだと思う、そんな歴史を乗り越えて、ますますソフトテニスが好きだという人が増えていってくれたらと思う

投稿記事Posted: 火 1 03, 2006 12:42 am
by tang
私は中学の顧問35年目ですが、随分昔にある友達の会社のテニスコートに軟式テニスはお断りします、と看板がありまして、なんて差別的な上品ぶったところだと思いましたが、今は少しは解ります。マナーについては選手の責任でなく監督の無神経さです。
テニスのセルフジャッジはアマチュアの試合だけでなくかなり大きな大会でも(プロのジュニアなども)採用されてます。中学の大会ではイン、アウトはラッキーと言えば、たよりない審判はアウトにすることが殆どです、また、監督がそう指導しているところもあると聞いてあぜんとしました。相手がミスをするとわざわざネット際まで行ってラケットを振り上げさらに、その選手に「ありがとう」と大きな声で言ったり・・であきれました(その監督には注意をしましたが)。それから審判がカウントをコールするときまで大きな声で声援し、カウントが間違って後でもめることもしばしばです、それも監督の責任です(生徒の敗者審判が殆どですので審判がができない生徒は試合には出場する資格はありません)。団体戦でベンチのレギュラーがスコアをつけてカウントがおかしいと言って審判に見せたりどっちもどっちですが、確かにうんざりすることは多いですが、強くてマナーも良い、審判がしっかりしてる学校も多くあります。しかし悪いところをまねる監督も多いです・・言うことはいってます。でもソフトテニスを見続けるつもりです。最近はフォームについてテニスの雑誌を(以下文字化け)