webmaster さんが書きました:char さんが書きました:新鮮な発見がありました。マカオ大会での事です。この大会は硬式とソフトが同一会場で同時進行でした。会場の雰囲気も華やかさがあり、ソフトテニス観戦の合間に、硬式の試合をも見る事が出来ました(森田あゆみ選手等)。漠然とですが、『何かこう言う大会っていい感じ・・・』との印象を持ちました。日本でもこう言う大会があるとプレーヤーもファンも連盟もいろんな意味で刺激になり、相乗効果が期待できるかも・・・なんて期待を抱きました。
本題です。3日目だったと思いますが、試合開始前からパラパラとですが雨が落ちていました。心の狭い私は、『順延になったらどうしよう、ツアー日程が崩れてしまう』とビビッていました。ただ雨量は少なく、先日の天皇杯の事を思えば大丈夫だろうと、でもハードコートだしなぁ・・・。ホントうっすらコート表面が湿っている程度でした。そんな時ある方が硬式の関係者に質問しました。『硬式もこの程度ならやるんでしょ?』
硬式関係者曰く、『やりません、選手がNOと言ったらやりません。天気が回復して選手のOKが出れば再開します。』硬式の場合、選手が判断するんですね!ソフトテニスはとっくに試合を開始してました。
ソフトテニス大会しか知らない私は、その瞬間新鮮な驚きに直面しました。そしてついつい比較を・・・ソフトテニスはどんなに悪天候でも、選手が無理だと訴えても、運営側がやると言ったら絶対強行するよな・・・なんて。
一概に比較してしまうのは乱暴である事は承知していますが、共同or同時開催をすればきっと、少しづつ何かが変わっていくような気持ちになりました。
ハードコートは少しの雨でもたいへん滑りやすくなりますので、非常に危険です。あの状況で大会を進行させるというのはありえないことで、非常識きわまりないといえるでしょう。状況から考えて雨が降り続くことは考えにくく、なぜ少しまつことができなかったのか?しかもまだ試合は始まっておらず、雨の中その日のプログラムをスタートさせたわけですから。よく事故がおきなかったものです。それとも事故がおきないと、なにもかわらないということなのか?考えさせられました。
ある意味、ソフトテニスの常識は硬式の非常識・・・って所、他にも結構あるんでしょうね!
しかし、だからと言ってすべてを硬式スタイルにとは思いません。私には想像も付きませんが、逆もあるかもしれませんし。ソフトテニスは日本で生まれた競技である事は誇りですし、その独自性・独創性は重んじなければならないと思います。
ただこれからソフトテニスをオリンピック競技に、プロにして行こうとするならば、『世界』に視野を向けなければ何時まで経っても『偉大なマイナー競技』の殻を打ち破る事は出来ない様な気がします。謙虚に学ぶ姿勢が大切なのでは・・・と感じます。
当てはまるかどうか自信はありませんが、日本の国技『柔道』の変遷はとても参考になるような気がします。『国技柔道』がオリンピック競技(JUDOU)となり、勝って当然といった状況下に置かれ、連盟も選手も想像も出来ない重荷を背負ったはずです。
しかし、柔道に限らず精神論が先行する当時の競技体質を尻目にヨーロッパ等、外国のパワー&育成理念に直面し、思うような結果が出ない時代がしばらく続きましたね。その間、いつの間にか1本を取りに行く柔道では無くて、細かいポイントを積み重ねる柔道になって行ったのかも知れません。当時の柔道は、見ていて余りワクワクしませんでした。
しかし近年、『柔道日本』が目覚しい復活を果たしています。これはその間、柔道を愛する人々が謙虚に柔軟に『世界から学ぶ』と言う姿勢を持てたからかも知れませんね。完全に柔道本来の醍醐味、1本を取りに行く柔道に立ち返りましたよね!
見ていてホント潔い柔道です、ワクワクします。今、柔道の放映は必ず見ます。
楽しいですよ。是非今度は会場へ行って、興奮を肌で感じ取ってこようと思ってます。
畳も草から樹脂製品に変わりました。柔道着もカラーが認められました。東京オリンピック前には想像も出来なかったと思います。今の柔道は柔道では無い・・・
とおっしゃる方も居るかも知れませんが、オリンピック競技になって、世界に広まり、世界の国々の個性あふれるJUDOUが生まれ、逆に日本が世界に学び、また柔道日本を取り戻したとも言えるのではないでしょうか?
世界の人々が感じている『柔道』の楽しさは多分、畳でも無く、柔道着の色でも無く、『一本!』の迫力・爽快感なのかも知れませんね。
私は勝手に、ソフトテニスは宇宙を表現できまた、感じる事の出来る競技だと思っています。現在、雁行陣の日本・パワーの韓国・戦略の台湾等、その国らしさが加わった様々なスタイルが生まれて来ています。ソフトテニスがオリンピック競技になったならば、もっと多様な我々では考えも付かないスリリングなソフトテニスが必ず生まれてくるはずです。もしかすると硬式をも越える魅力的な競技にも成り得るかも知れませんね。世界の人々が感じるソフトテニスの楽しさって何かなぁ?
(財)日本ソフトテニス連盟も世界を見据えたうえでの大きな視点を持たなければならない時がとっくに来ているのではないでしょうか?
*長くなりました。
これは私の勝手な考えです。ご容赦頂ければ幸いです*