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打ち方(フォーム)とは何か。

投稿記事Posted: 金 4 16, 2010 10:43 pm
by 串かつ一本
打ち方の本質とはなんでしょう。
人間がボールをコントロールし、飛ばす、ために行う行為です。
では、その型(フォーム)の本質とは何か、を問うトピックです。

子ども、或いは初心者にどう指導するのが正しいか、についてです。

私は、全て「ボール投げ」すなわち、ソフトボールの「下手投げ」。野球の「アンダースロー」、一般的な「肩の上からの投方」。頭の上からの遠投。
バックはゴルフのスウィング。すわなち両肩を固定し、身体の軸で打つ。

テニスのフォームも、人間が「物を投げる」という原始的動作の上に成り立つべきだと考えます。

例えば、フォアなら、最初から横向いて体重移動と腰の回転をやらせる教え方は、間違っていると思いますが、皆さんのお考えは、いかがでしょう。

投稿記事Posted: 日 4 18, 2010 3:28 pm
by 一指導者
本質ということでは、オーバーヘッドストロークにおいてはボールを投げる動作との関連は明確であり、幼いときからボールを投げる機会がおおいかもしれません。よって本質といえるかどうかはともかく、その近似は理解さえやすいでしょうね。

しかしアンダーハンドはかなり恣意的というか特殊な動作といえるのでは、と思います.
ましてバックハンドのゴルフスイングとの相似においては基本とか本質、ましてや初心者の導入においてという点でどうかと思いますが・・・

ただゴルフスイングを指導にとりいれている指導者はいるようです。

投稿記事Posted: 火 4 20, 2010 7:47 pm
by すぐる
ちょっと命題とずれるかもしれませんが、私が指導する際に一番大事にしていることはボールにラケットを正体させること、つまりフラットであることです。これがすべての基本だとおもっています。

レスありがとうございます。

投稿記事Posted: 火 4 20, 2010 11:46 pm
by 串かつ一本
レスありがとうございます。
アンダースローは確かに特殊です。これをやる目的は、原始的動作の上にテニスの技術をセットアップする意味と、手のひらでまっすぐ押せばボールはそのまま狙ったところに、まるで投げるように飛ばせる、つまり、誰もが打てるという感覚を抱いてもらう目的です。
これが出来るから、即ち、サイドスローもすんなり理解できる、と気付かせる、のような指導法を考えています。
ちなみに、足は(右利きの場合)、右足:後ろ、左足:前(一歩踏み込む)です。スタンスは肩幅くらいですが個人差で自由。
これが出来たら今度はコーチが手投げして、少し走ってボールを掴んで、連続動作で、最初のアンダースローで丁寧にボールを投げる。次がサイドスロー。走って、連続動作で正面に向き、前後の体重移動で投げる。これでソフトテニスの従来のフォームである下半身の体重移動と状態の回転で丁寧なボール(腕の振り)が理解できると考えます。もちろんそのように導いてやる必要はあります。これと同じ事(つまり原始動作の上で)をラケットを握らせて、やる。
試しに、私自身、左手にやらせてみると、これほどフォアが簡単だったのか、と驚くほど、左手でボールを打つことが出来ました。手打ちにならないよう指導する(体重移動させる)必要がありますが。

Re: レスありがとうございます。

投稿記事Posted: 水 4 21, 2010 12:10 am
by 串かつ一本
書き忘れましたが、
・下手投げにしろサイド投げにしろ、フォロースルーは左肩に手の甲を乗せる感じ(アンダースローでは難しいかも)
・サイドスローは、拾ったりんごを腰の高さから、やさしく投げ渡す感じ。
・打点は、投擲でボールが手を離れる感覚をもとに考える。

従来の打法では、正面に来た速球を、わざわざ身体を左へ交わし、横へ向き、肩を回す。こんな大きな動作をしなくても、アンダースローでフラットに当て、そのまま押し上げればナイスボールが行きます。自然にドライブも掛かります。といっても面がブレる人や格好が悪い?と思えばフォロースルーを首にラップしてよい。ソフトボールの投手のようにひざで前後の体重移動し、手の平と同じ感覚で打て、初心者には理解しやすい打法であり、コントロールもしやすい。多少動かされた場合も、この打法を意識することで、自然と上半身のターンを意識するでしょう。テイクバックは短い。ロブの時は角度を変える。軸足のつま先は、打つ方向よりは、打つ方向に対して垂直??(未解決)。

まぁこんな感じです。くだらん意見に相手して下さり、ありがとうございます。

Re: レスありがとうございます。

投稿記事Posted: 水 4 21, 2010 12:34 am
by 串かつ一本
あと、一生このフォームでやれってことではないです。最初の段階でやらせて、あとは個性、個人差、工夫次第です。

私が初心者に教えたときに感じたことは、フォアで、身体を横に向けて振らせる打ち方は、
初心者には理解が難しく、いつまでたっても上達しない子を必ず何割か産む、ということです。
スポーツは西洋で発達した文化であり、身体の基本動作の上に個別の技能が成り立っているように思います。目的が「健康」や「人間への理解」にあると思われる。
ソフトテニスで勝つためにどうするか、ではなく、まず身体の基本動作があって、
その上でテニスの技能で競う。これこそが、スポーツが武術と決定的に違うものなのかな、と思ったので。オリンピックやサッカーで欧米が強いのは、スポーツが西洋で発明された文化で、結構根が深いからじゃないかな。

投稿記事Posted: 火 4 27, 2010 11:10 am
by 老コーチ
打球時に横向きを作るというのは、いままで基本中の基本とされてきたことですね。
それを覆すだいたんな意見ではありますが、ちょっと納得しかねる(苦笑)

従来の指導ではなかなか上達しないこがいるとのことですが、これはある程度しょうがない。上達しないことがしょうがないのではなく、時間がかかることがしょうがないという意味です。たしかに個人差はありますが、私の経験からいってできない子供はいないです。多少、おそくてもやはり大切なことをきっちりおさえることが重要である、と思うのです。

投稿記事Posted: 火 4 27, 2010 10:40 pm
by 串かつ一本
老コーチ さんが書きました:打球時に横向きを作るというのは、いままで基本中の基本とされてきたことですね。
それを覆すだいたんな意見ではありますが、ちょっと納得しかねる(苦笑)

従来の指導ではなかなか上達しないこがいるとのことですが、これはある程度しょうがない。上達しないことがしょうがないのではなく、時間がかかることがしょうがないという意味です。たしかに個人差はありますが、私の経験からいってできない子供はいないです。多少、おそくてもやはり大切なことをきっちりおさえることが重要である、と思うのです。


レスありがとうございます。

投稿記事Posted: 月 5 10, 2010 10:17 pm
by ジストTS
打球時に横向きを作る、これは確かに自分も中学生時代(20年以上前)言われたことです。ただ、これには現在疑問を感じています。理由はボールのスピードは出るが、コースの打ち分けが困難もしくはコースを読まれてしまうからです。20年ほど前まではウッドラケットだから体全体で打たないとスピードが出ない、クレーコートだから先にスピードボールを打ち込む方がよかったのだと思っています。今は、ラケットも進化し、ボールも止まるオムニコートという中ではオープンスタンスでコースを打ち分ける(相手にもコースを読ませない)という技術が必要だと思っています。

投稿記事Posted: 火 5 11, 2010 1:24 am
by ゲスト
ジストTS さんが書きました:打球時に横向きを作る、これは確かに自分も中学生時代(20年以上前)言われたことです。ただ、これには現在疑問を感じています。理由はボールのスピードは出るが、コースの打ち分けが困難もしくはコースを読まれてしまうからです。20年ほど前まではウッドラケットだから体全体で打たないとスピードが出ない、クレーコートだから先にスピードボールを打ち込む方がよかったのだと思っています。今は、ラケットも進化し、ボールも止まるオムニコートという中ではオープンスタンスでコースを打ち分ける(相手にもコースを読ませない)という技術が必要だと思っています。
これはオープンスタンスにたいする大きな誤解だとおもいます。たとえオープンスタンスでも横向き、つまり肩をターンさせることは非常に重要です。もっともおさえなければならないポイントです。
オープンスタンスの動画をよくみてみてください。
http://soft-tennis.net/encyclopedia/big ... index.html

投稿記事Posted: 火 5 11, 2010 10:03 am
by jiu
オープンスタンスと身体の横向きをつくることは矛盾しません。肩をターンさせて横向きをつくることはオープンスタンスでの絶対の基本です。
つまりスタンスもオープンで上体も開いたままで打つということは無いというか間違いということになりますし、実際にまともな打球はできないです。

投稿記事Posted: 水 5 12, 2010 6:33 pm
by ジストTS
セカンドレシーブやショートボールの処理など、必ずしも体を横向きにすることは絶対ではないと考えています。相手と正対し、相手を威嚇するように処理することもあると考えます。(ナショナルチーム監督、コーチでも同意見を聞いたことあります)
あと、これまでのこのコメントの流れからスタンスについては全く論じられていないので、横向きを作る=平行スタンス/クローズドスタンスと誤解があるのではと思い、オープンスタンスについて記載しました。当然、オープンスタンスでも肩を入れる(入れるときがある)のは私も反対ではありません。

投稿記事Posted: 水 5 12, 2010 8:08 pm
by ゲスト
正体させて打つことが皆無ではないでしょう。いかなる体勢でも相手コートに打ち返さなければ失点するわけですから、しかしここで論じているのはそういうレアケースのことではないとおもうのですが・・・

『相手と正対し、相手を威嚇するように処理』これはよくわかりません。考えればよくわかるのですが、上体が開いたままで威力のあるボールを打つ事はまず無理です。威嚇ということばよくわかりませんが、ソフトテニスにありがちな品のないプレーのことですか?テニスのマナーと技術に『威嚇』ということば無縁だとおもうし、打球技術とは関係のないことのようにおもいます。

投稿記事Posted: 水 5 12, 2010 8:51 pm
by 串かつ一本
Anonymous さんが書きました:正体させて打つことが皆無ではないでしょう。いかなる体勢でも相手コートに打ち返さなければ失点するわけですから、しかしここで論じているのはそういうレアケースのことではないとおもうのですが・・・

『相手と正対し、相手を威嚇するように処理』これはよくわかりません。考えればよくわかるのですが、上体が開いたままで威力のあるボールを打つ事はまず無理です。威嚇ということばよくわかりませんが、ソフトテニスにありがちな品のないプレーのことですか?テニスのマナーと技術に『威嚇』ということば無縁だとおもうし、打球技術とは関係のないことのようにおもいます。


威嚇とはありますが、要は「牽制」ですよね。

投稿記事Posted: 水 5 12, 2010 10:26 pm
by ジストTS
私もオープンスタンスで肩を入れることは(バックライン近くで打つ際などには)同意します。ただ、「絶対的に肩を入れなければならない」という趣旨のご見解でしたのでそれについてはコメントさせていただきました。いわゆる一般的な(?)グラウンドストロークということを論じているのであれば少し違っていたかも知れません。申し訳ありません。ただ、ダブルフォワードやカットレシーブなど戦術が多様な昨今の状況ではさまざまな場面のストロークが存在することを念頭においていわゆる「フォーム」について考えていかなければならないのではないか?と考える(教える側としても)今日このごろです。
「威嚇」についてですが、相手前衛から見たときにどこに打ってくるのか分からないような感覚を与えるという意味です。近い距離で正対してオープンスタンスの際にはヒットポイントをわずかに変えるだけでコースの打ち分けが可能になるので相手前衛からするとどう守ればいいのか恐怖感を与えるという意味です。「ソフトテニスにありがちな(?)品のないプレー」を意味したものではありません。。串かつ1本さんがおっしゃるように「牽制」という意味でもあっているかと思います。
(ご参考)
ソフトテニスマガジン2009年10月号51ページ