世界チャンピオン(団体、ダブルス)金環連(キム・キョンリョン)のバックハンド。
目につくのはやはりこの特異なテイクバックであろう。最近の韓国選手は男女を問わず、ややサーキュラー気味のスイングが増えているが、ここまで極端なのは珍しい。
以前紹介したフォアハンド(左動画)の全く裏返しともいえる。なにもテイクバックに限らず、スイング全体フォアの裏返しとなっているかんじである。その相似がかえってフォアとバックの本質的な相違を露にしているようで興味深い。比較研究してみるといろいろなことがみえてくるだろう。
それにしてもこの前打点はどうだろう!バックハンドの打点がフォアよりも前ということは無論常識であるが、ここまで前なのである。これを韓流バック(韓国バック)特徴として取り上げる人もいるかもしれないが、果たしてそうか?この打点こそがバックの本質、王道ではないのか?韓国バックというと両手打ち両手打ちと騒ぐ手合が後を絶たないが、大事なことを見逃してないか?
踏み込みは、フロントステップによるスクエアスタンス。下半身を大きくつかったダイナミックなウエイトシフトである。クロスステップによるクローズドスタンスだとこうはいかない。とくに左膝の動き(送り19〜25)に留意してもらいたい。
グリップ←はフォアハンドグリップをほぼそのまま流用しているようだ。
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