ゲーム中の打球である。だから緊張感は練習中とは比較にならない。しかし、同時に非常に美しいループドライブになっているのが素晴らしい。
とくにテイクバック完了時の美しさはこれ以上もとめようがない(10〜12)。面をオープンにした(打球面を相手に見せるよう)テイクバックがユニークだが(↓下画像参照)、これはアッパーサーキュラーといわれるものの一種であるといえ、つまり、インパクトの形をテイクバック開始とともにつくっていく形である。面の美しさ正確さは(男女を問わず)台湾選手に共通するところだが、それが端的に現れたのがこのテイクバックといえる。
全体として上体が常におきていることがフォームを非常に端正なものにしているし、おおいに見習って欲しいところである。フォロースルーでは、26コマめから次打球への準備にはいっていくのが実戦ならでは。左足つま先の変化、膝の送り等に注目してほしい。
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