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ストレートでのラリー、やや回り込み気味に、ゆるいやまなりのシュートボール打ったところである。解説の必要を感じないぐらい模範的でシンプルなフォーム。とにかく繰り返しじっくりみて頭の中に叩き込んでください。余分なものは一切なく、すべてが血となり、肉となります。
選手は、もはや伝説的ともいえるベースライナー廖南凱(リャウ・ナンカイ 台湾)。グリップはセミウエスタン(やや厚め)。これは1999年の世界選手権でのプレーだが、サーフェースのために例外的にバウンドが高く、彼としては厚めのグリップで終始プレーしていた。フラット、ライジングをベースとする超攻撃的後衛だったが、ここではヘッドを落とし丁寧にボールにトップスピンをあたえている。右の画像を参照にしてほしい。これがソフトテニスにおけるもっとも基本的なトップスピンのかけかたである(いわゆるドライブのかけかた)。誤解してほしくないのだが、面で引っ掛けるようにしてドライブをかけているのではない。ヘッドをおとし下から上にスイングする、これがポイントである。よく、振り切れば自然にドライブがかかるよ、と初心者諸君は言われるとおもうが、ラケットは肩を支点に振られるので、打点が腰の高さくらいなら、特殊なことをしない限り上に向かって振られるのである。だから面さえオープン(上をむくこと)になっていなかったら、自然とスピンがかかることになる。硬式テニスでは引っ掛けるようにしてトップスピンをかけることがままある。がソフトテニスではかなり特殊な場合である。硬式テニスは80年代から、ビヨン・ボルグの登場そしてラケットの進化等の理由により、トップスピンが主流になり、ソフトテニスと似てきた、とよくいわれるが、実は全然違うのである。似てきたところはトップスピンを多用するようになったこと。そのことでハードヒットできるようになったことという部分であり、トップスピンの打ち方そのものは似て非なるものなのである。
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| これはドライブのかけ方の誤ったイメージ、というか、バリエーション。つまり、これもありだが、基本ではない。不安定になりがちなので、こういうボール処理はできればさけたい。しかし、局面によっては必要な場合も多々ある。 |
画像の説明にもどろう。スイングは典型的なサーキュラーモーション。2コマめのテイクバック開始からフォロースルーまでラケットは動きをとめることがない。いやフォロースルー後も即次の打球準備にはいっている。
サーキュラーとは円を描くようにスイングすることを指すのだが、このテイクバックはまさに円を描いており、「ここがバックスイングの底」という瞬間をみつけにくい(というかない)、テイクバックとフォワードスイングの境がないシームレススイングなのである。ラケットの引きはじめからフォワードスイング、インパクト、フォロースルーがまさに一連の動きとなっており、いわば一筆書きである。日本ではテイクバック後ラケットを止め、そこからラケットを振り出す(フォワードスイング)、というのが一般的認識だが、それでは折角動きだしたラケットの動き勢いを無駄にしてしまう。テイクバック完了時にラケットをとめることが相手前衛への牽制になる、という考えも根強くあり、真のサーキュラーテイクバックへの抵抗は日本ではまだまだ強いといえるだろう。
また初級者はバックスイングに形をもとめる。ピタと止まった形、いや型といったほうがわかりやすいだろう。とくにソフトテニスはナマで一流のプレーに触れる機会が極端にすくない。ほとんどが本や雑誌の静止画である。そこで示されるのはそれこそピタっととまった型である。たしかにバックスイングはこういう型です、という手本があればわかりやすいが、それはわかりやすさのためのわかりやすさではないか?それが上達を阻害してはいまいか?初級者中級者はその型をつくるのに四苦八苦しているような気がするのである。実際にうまい選手のプレーをみればわかるが、シームレスにしてもテイクバック完了時にラケットをとめるにしても、すべては一連の動きであり、バックスイングの型なんてものはない。というかもとめてはいけないということが、見ればわかるのはずである。くりかえすがすべては一連の動きで理解するのものなのである。
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