方同賢
FANG Tnug-Hsien
(台湾)

史上に残る名手のひとりだろう。国際大会デヴューが1998年のアジア五輪。いきなり個人優勝を果たす。その後もコンスタントな成績。ある意味、台湾らしくないともいえる名人肌のオーソドックスな前衛。それゆえにか日本での評価は特に高い。ミックスダブルスでも無類の強さを発揮し、それも彼の強さの証し。特にカットサーブ、バックボレーの切れは天下一品。ディフェンス能力の高さも驚異的で掛け値無しの世界一。

1998アジア競技大会ダブルス優勝。1999,2003世界選手権国別対抗優勝 ダブルス三位。2005東アジア五輪国別対抗,ダブルス優勝,2002アジア競技大会ミックスダブルス準優勝,2003世界選手権ミックスダブルス三位

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BACKHAND VOLLEY
バックボレー
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 台湾エース前衛、方同賢のバックボレー。ベーシックな練習に見えるが、球出しのボールは結構、いや、めちゃくちゃに速くて、つまりかなり実戦的な練習でのものである。

 とにかくシンプルな動作であり、いままでバックボレーについて書いてきたことに、あらたに付け加えることはなにもない。

つまり、左手でラケットをサポートし、ネットよりあげて構え、そのまま肩をターン(ユニットターン)しテイクバック。そうしてボレー。それだけである。ラケットが、左手より、リリースされるのはフォワードスイングの直前であることにとくに注目してほしい。やや内側にボールが飛んできたようだが、見事に対応している。

 彼は「ミスターバックボレー」の称号がふさわしいバックボレーの世界的名手である。台湾前衛のディフェンス能力は世界一であり、かの韓国3トップさえ凌駕するが、その中でもこの方同賢と葉育銘のそれは頭抜けている。

このシンプルな動作から多くを学んでほしい。

方同賢のボレーグリップ。前回紹介した魏休煥のボレーグリップより、ややフォアハンド寄りに薄い。(フォアハンド)セミウエスタン的な握りである。もっともスタンダードなボレーグリップといえる。
2006アジア競技大会台湾予選での方同賢。ダブルスで3位、シングルスで2位に終わり、まさかの代表落ち。台湾男子はこの時点で求心力を失ったといっていい。