現地速報 16 | 17 | 18 | 19
  男子ダブルス 女子ダブルス 男子シングルス 女子シングルス
優勝(冠軍) 花田直弥・川村達郎(日本) 高橋美香・宗久容子(日本) 花田直弥(日本) 高橋美香(日本)
準優勝(亜軍) 劉家綸・趙士城(台湾) 周秋萍・楊意如(台湾) 張智翔(台湾) 宗久容子(日本)
第三位(李軍) 王俊彦・葉佳霖(台湾) 張淑芬・朱芸宣(台湾) 黄軍晟(台湾) 江婉綺(台湾)

 

表彰式での花田直弥。ダブルス、シングルス二冠を達成。
左から蔡和今、趙士城、揚勝發。蔡は4大国際大会三度出場の名手。今回は社会組に出場。趙士城は劉家綸との昨年からの新ペアで精英組準優勝。揚勝發は足を捻ったとのことで大事をとって棄権したが会場には二日間とも姿を見せ熱心に観戦。

 中山カップ精英組(エリートグループ)の最終順位。精英組はレギュレーションが昨年とはかなり変更になった。まずその競技法。昨年は予選リーグ-->決勝トーナメントという一般的なやり方だったが、今年は『雙敗淘汰制』に変わった。この『雙敗淘汰制』は台湾独特のやり方であり、非常にユニークなもの。実は昨年もてっきりこの方式だと思い楽しみにしていたのだが違っていてがっかりしたものだ。今年は、是非この『雙敗淘汰制』で、と要望していたのだが、それが通ったのか、それともただの気紛れか、今年は晴れてこの方式となった。

開会式での日本チーム

 この『雙敗淘汰制』どういう方法かは口で説明するのは難しいし、初体験だった日本選手は実際に大会がはじまっても戸惑いがあった。読んで字のごとく、で二敗したものから戦線離脱していく勝ち抜き戦なのだが、一見するとただのトーナメント式、しかし一敗まで猶予されるとあって実に複雑な味のあるものになる。これはこの競技法を体験しての実感である。とにかく抜群におもしろい、と思う。韓国の国家代表決定戦最終日のやり方と並ぶ、いや、それ以上の盛り上がりといえるかもしれない。韓国予選の発案者は、一度ぐらいなら誰でも勝てる、だから・・・(2度勝てなきゃダメ)、と考えたと語ってくれたが、この『雙敗淘汰制』はさしずめ、一度ぐらいだれでも負ける、といったところだろうか。男女合わせて4種目の優勝者で全勝は男子シングルスの花田だけである。すごいのは男子ダブルスの花田・川村と劉家綸・趙士城、女子ダブルスの高橋・宗久と周秋萍・楊意如、女子シングルスの高橋と宗久、はそれぞれ三度戦っているところだ。実質7ゲーム三セットマッチの争いになっているのである。台湾は国際大会の予選にこの競技法を採用している。この方法をひたすらくりかえし代表を決めている。台湾のローカルにとどめておくのは実にもったいないと思う。僕が大会を主催するなら絶対にこの方法を採りたいとおもう。

 話しがそれた。この競技法の変更はおおいに歓迎すべきことだった。

 さてもうひとつおおきな変更点はエントリーの方法である。昨年はダブルス、シングルス両方にエントリーが可能だったのだが、今年から台湾選手にかぎってどちらか一種目に限定となってしまったのだ。このため昨年の台湾シングルスNO.1である王俊彦、周秋萍はシングルスに出場できなかった。また揚勝發・李佳鴻もシングルスにエントリーしていたためダブルスにはエントリーしていない(結局、揚勝發、李佳鴻ともけがのため棄権)。これは残念な変更点である。よりたくさんの選手にでてほしいということなのだろうが、台湾選手の枠を単純にもっと増やせばいいのではないか。ダブルスは三組、シングルスが2人いないというのは、いい選手があふれかえっている台湾では実にもったいないことである。大会の格をおとしたくないというところなのだろうが、むしろもうすこし増やしたほうが格はあがるだろう。

開会式
   
  壮年組に出場した日本選手と花田,川村、高橋、宗久の記念撮影。