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男子
ルール変更2年目であり、いまだシングルスは方向性が定まっていない。どこに可能性があるのか、まだ国際大会でも見えない。大会の少ない日本ではなおさらである(みえようがない)。
ダブルス予選から10日ほどしかたっておらず、代表の座を狙う選手たちは(ダブルス予選のサーフェ−スである)ハードコートに合わせて調整してきたはずである。しかしシングルス予選は砂入り人工芝での開催。真剣に取り組んでいるものほどこのギャップは大きいはずである。折角、本番(マカオ)にあわせてダブルス予選をハードにしたのだから、このシングルスもハードでやってほしかった。
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| ダブルス予選での高川のサーブ。昨年大改良した。完成度の高いサーブであり、これを見るだけだけでもコートに足を運ぶ価値がある。オープンスタンスを完璧にこなすリターンにも注目してほしい。 |
以上ふたつの点から今大会は予想が困難。有利なのはダブルス予選以降、白子でずうっと試合をやっていた関東学連の選手だろうか。ナショナルチーム、ジュニアナショナルチームも多数いて、このなかから優勝者がでる可能性は結構高いと思う。昨年の2位菅野(明治)、それに日体大勢(日体大では水澤に特に注目、あのテンポは恐るべきものだ)。以下はそれを度外視した予想。
昨年、優勝の高川(NTT西日本広島)はアジア選手権でも世界選手権につづき個人戦シングルス準優勝、ここでも当然本命だが、超リスキーなスタイルなので予想はつかない。しかし現在まで3回あったビッグシングルストーナメントですべて決勝に進出という脅威的なアヴェレージは常人の予測をこえており、なにかあるとしか思えないではないか。あのスタイルが実はリスキーなのではなくて、実は王道なのか?、それとも高川の強大な才能のせいか?多分後者だとおもうが。
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| 2003世界選手権予選での渡邊彦継 |
高川はダブルス予選優勝し、ある意味気楽な立場に立ったといえるので、今回も大胆なシングルスがみられるだろう。中堀・高川はダブルス予選においてもっとも過激なダブルフォワードを披露した。そこでの高川は獰猛なほどの攻撃性を発揮し、なにか新しいというか、高川の真の姿がこれから現れるのではないか、と予感させられるような凄みのあるプレーをみせてくれた。ダブルフォワードという緊張感のあるスタイルをへて高川のポイントゲッターとしての神経は研ぎすまされている。
おなじネットプレイヤーでは渡邊彦継にも期待したい。昨年は菅野にマッチをとりながら惜敗。しかし魅力的なシングルスだった。ダブルス予選では鬼頭と組みながら一次で敗退しており、最近、他にめぼしい成績のない彼は、今回、ある意味代表への背水の陣ともいえ、必死のテニスが見られるはずである。
必死といえば他の元代表もダブルス予選ではあまり成果がでていなかったので今大会での巻き返しが見物である。とくに浅川、室谷に期待したいのだが・・・・・
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| アジア選手権国別対抗台湾戦での菅野。中堀・高川が敗れたあとという土壇場にでてきて、林朝章を破るという大殊勲。 |
前衛ばかりあげたが、有力選手には菅野をはじめベースライナーがおおい。がいまのところベースライナーには魅力的なシングルスをする選手はすくない。この魅力的なというのはソフトテニスを魅力的にみせる、という意味であり、ソフトテニスの存在意義にまで関わる問題?ちょっとオーヴァ−かもしれないが、だと思うのである。前ルール時に韓国前衛、金煕洙、金耿漢、劉永東はソフトテニスのシングルスでしかみられない(これが一番大事だ)という極めてユニークで同時に魅力的なシングルスを創り上げた。今回のルールでそこまでいくには、10年またなければいけないのかもしれないが、その芽はベースライナーではなくネットプレイヤーにあるのではないか、というのが正直なところである。同じベースラインスタイルでも方峻煥は実に攻撃的で魅力にあふれているのでベースライナーというスタイルが悪いわけではないとおもうのだが。
ベースライナーといえば中堀はどうか?旧ルールでは無敗とはいかないものの無敵といっていい強さをみせ、(旧ルールで)10回開催された全日本でなんと6回優勝という超人ぶりを発揮している(二位一回、三位二回)。新ルールでも是非、と一ファンとしてのぞみたいし、旧ルールでのベースラインマスターとして新ルールでの彼の解釈をみてみたいというのもある。
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