6月30日 シャルケンさんより
大学王座決定戦を見ました。感想を少し。
優勝したの明治大学は学生らしくないテニスをする。激しく打っていくなんてことはない。打ったりあげたり、ミスの多い後衛もいるが、打ったりあげたりをミスなくじっくりできる後衛がいてなかなかゲームが上手い。前衛陣は目立つプレーをする選手はいないが、なかなかセンスがあり曲者である。ここはシングルスが強い。後衛の選手だと思うが前に引きずり出されても問題なくボレースマッシュができ、当然打球力もなかなか。ただアグレッシブにポイントを取りにいこうとはしないので見ていておもしろくない。このシングルスは全勝した。明治大学のダブルスは一つ徹底していたことがあった。それはレシーブを相手前衛にぶつけるということ。ほんとに徹底していた。そしてこれは効果充分。天理大学の前衛もあんなにみえみえに攻められたことがないのか意外に返らなかった。5番勝負ではほとんど返すことができなかった思う。
準優勝の中央大学について、予選リーグを見た時はセンスはあるけどなあというかんじ。後衛はいい球は打つが続かないし、とんでもないアウトがあったり、前衛もそんななかでは集中できないから当然いいプレイはほとんどできない。しかし、対天理大学になるとまるで違った。後衛はいい球がどんどん入るし、攻めるところは厳しく攻めるし、配球も面白い、そうなると前衛が生きてくるし、ここの前衛はうまい。天理大学のスマッシュ力を良かったが、中央大学のスマッシュ力も凄かった。特に5番に出た前衛は落ち着いていてポジションや駆け引き、当然ボレー(リキミがなくシンプルで柔らかい)、スマッシュ(バネがありパワーがある)どれも素晴らしく前衛らしい前衛だった。(ができれば、もっとはやく勝負に出てほしいし、レシーブでもっと仕掛けてほしい、サービスももっと強いもの、技術はあるのだからもっと積極的に使ってほしい。)中央大学は目覚めたというような感じだった。が、明治大学戦では息切れというか、天理に勝って満足してしまったのか、明治のテニスにかわされたような感じになってしまいおもしろいゲームを期待していたのに残念だった。
三位の天理大学。 予選リーグを見たかぎりでは天理大学が楽勝だと思われた。 中京大学にも楽勝。後衛陣はみんな小粒で物足りないが、前衛陣は川村選手は抜群に上手いし、 他の前衛をみんなうまい。特にサービスが素晴らしい。そして何より後衛前衛とも練習量を感じる。 しかし、見かけ倒しだった。明治や中央に向ってこられると後衛はただ単調なテニスしかできないし、 前衛もミスが目立ち厳しく攻めてこられると受けきれるほどうまくない。相手を甘く見てゲームに入ってしまったように感じた。 ちょっと情けない負け方だった。
男子は全体的には練習量があまり感じさせられない。 立命館大学、吉備国際大学、札幌学院大学、中京大学などどこの大学にも磨けばよくなるだろうなという選手がたくさんいた。 が、練習がされていない。いいプレーをあるが安定していないし、肉体的な強さも感じられない。 もっとパワフルでテンポのいい肉体的強さを持った若者らしい激しく、強引なテニスを見てみたい。 みんな凄くうまいのにとても勿体無いと思ってしまう。
男子の隣で中学生が試合しているなあと思って見ていると中学生のくせにやたらうまい。おかしいな、大学王座決定戦に中学生が試合しているなんてそういえばそんなことあるわけないなと思ってよく見てみると女子でした。何も知らない人が見ると絶対中学生にしか見えないと思います。もっと格好良くテニスしましょうよ。あのハーフパンツは凄く格好悪い。今時の女子大生があんな格好をするなんてちょっと信じられない。全仏やウィンブルドンを見ていると女子はとてもエレガントでいいなと思ってしまいます。私個人の意見ですのでお許しください。