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ローボレーとハーフボレー

投稿記事Posted: 土 12 24, 2005 11:16 am
by ROBBY
初めておたよりします。いつもたのしく拝見させていただいております。このようなページがソフトテニスにもあるのがとてもすばらしいことです。
ところで私は片田舎でジュニアの指導をしているものです。実はこまったことがおきましたので質問させてください。私は子供たちにローボレーとハーフボレーを区別して教えていました。そのことに関して何の疑問も感じていなかったのですが、ある本にローボレー=ハーフボレーと書かれていたのです。いったいこれはどちらがただしいのでしょう。教えてください。私も子供たちを指導している立場上、無責任なことは言えません。私としては今でもこの両者は違うものとの考えを変えておらず、子供たちにもそう説明しているのですが。
どうかよろしくお願いします。

投稿記事Posted: 土 12 24, 2005 11:18 am
by webmaster
結論からいえばローボレーとハーフボレーは明確に区別されるものであって、その本は間違いということになります。

ローボレーとはなにか、については説明は不要だと思いますので、問題となるのはハーフボレーのほうでしょう。これはショートバウンドのボレーを指します。というよりバウンド直後のボールを打つことを差します(言葉で説明するのは難しいですがだいたいイメージしていただけたでしょうか)。ネットへ詰める中途で相手がショートボールを打ってきた。ローボレーで返すには間に合わない。といった状況で使われるショットです。新ルール以降重要性がローボレーとともに飛躍的に増した技術でしょう。
ボレーという言葉はノーバウンドでのストロークを指しますので、おかしいのではと言う人もいらっしゃるかもしれませんが、そこでハーフの意味です。これは「半分の」という意味ではなく、ここでは「不完全な」という意味でつかわれます。ある程度ボレーという言葉を否定しているわけですね。
まあ意味はともかくローボレーとハーフボレーが違う技術であることは常識です。
このことに限らずソフトテニスには用語の混乱が時々ありますね。イースタングリップとコンチネンタルグリップの混同など最たるものでしょう。スタンダードを早く決めないといつまでも垢抜けません。またローンテニス(硬式テニス)と同じ用語をつかうのならそれに準拠すべきでしょう。でないとますます混乱することになります(国際普及を考えるととくにそうでしょう)。

投稿記事Posted: 土 12 24, 2005 11:19 am
by ソフトテニス野郎
毎回大きいことを書かせて頂いておきながら申し訳ありませんが、技術についての基本的な質問をさせてください。 ハーフボレーについてはこのページで勉強させて頂きました。そこで、ローボレーなのですが、あれは「ネットから離れた位置でのノーバウンドのボレー」ということでよろしいのでしょうか。ネットから離れた位置でも高い位置でボレーすることがありますが、そのときは高いのに「ローボレー」でよいのでしょうか。それともローボレーのハイボレーとでも言うのでしょうか。お教え頂ければ幸いです。

投稿記事Posted: 土 12 24, 2005 11:20 am
by webmaster
繰り返しになりますが、ボレーというのはコートのどこにいてもノーバウンドで処理すればボレーなのです(もちろんスマッシュとハーフボレーは別です)。ネットにつめているとか離れているとかは関係ありません。質問の答えにもどると、高い打点でボレーすればコートのどこにいようとハイボレーです(ネットにつめていようが、はなれていようが)。同様に低い打点でボレーすればそれはコートのどこにいようとローボレーになります(もっともネットにベタづめしていればローボレーには当然ならないわけですが・・・)。つまりローボレーとは単に低い打点のボレー、ハイボレーとは単に高い打点のボレー、ということです。その中間がミドルボレーと呼ばれます(これもコートでのポジションがどこか関係ないのはいうまでもありません)。ミドルボレーに関しては単にボレーと呼ばれることが多いですね。

投稿記事Posted: 土 12 24, 2005 11:21 am
by 楠堀誠司
楠堀と申します。「ソフトテニス野郎」さんからのボレーの用語に関する投稿について少しばかりお話をさせていただきます。
  Web Masterさんは、「ボレーというのはコートのどこにいてもノーバウンドで処理すればボレーなのです(もちろんスマッシュとハーフボレーは別です)。」と書かれていました。
 先日英語で論文を書く機会があって、ネイティブ・スピーカーにチェックを受け、少しばかり勉強になったので、その話を書きたいと思います。

 当方は主にソフトテニスのグラウンド・ストロークに関して研究しているのですが、ソフトテニスのダブルス競技の場合、相手ネット・プレーヤの存在の影響が特に大きいと考えられるので、そられの人々、つまり一般によく使用されているであろう「グラウンド・ストローク・プレーヤ(またはプレーヤー)」*註、「ネット・プレーヤ」を英語でどう書くかということが問題になりました。ところが、「net player」はよかったのですが、「ground stroke player」は、「そのような言葉が存在するかどうかはわからない」という返事をいただきました。そこでいろいろ調べてみたのですが、確かにその通りの感触を受けました。net player、base liner、base line player(インター・ネット上で発見)、volleyer、smasher、(分厚い辞書で発見)はあったのですが、ground stroke playerは結局見つからずじまいでした。ただし、ground stroke playという言葉はあるようです。
 更に調べてみると、ボレーはWeb Masterさんの言われるとおりでしたが、スマッシュとは、「over arm volley」であると書かれていました(over arm volley という言葉は、smash を説明した言葉であって、smash の方がより認知度が高いことに変わりはないでしょう)。

 結局今回は、通常前衛・後衛と使われている方が多いと思いますが、それぞれvolleyer、base linerという言葉に訂正して提出しました。ちなみに「ソフトテニス指導教本」では、それぞれnet man、back playerとされています。私自身どの用語がいいのか判断つきかねています。
  またちなみに、私の研究分野では、forehand ground strokeなどとはあまり書きません。ずばりforehand driveです。smasherという言葉は抵抗が大きすぎる感じもありますが、ひょっとしたらそれが国際的にはstandardなのかもしれません。

国内の学術誌では「フォアハンド(・)ストローク」と書かれることが多く、これに「グラウンド」が加わって「フォアハンド(・)グラウンド(・)ストローク」と表現される場合が多いので、それらのプレーを行う人という意味で、「グラウンド(・)ストローク(・)プレーヤ(ー)」と書きました。

投稿記事Posted: 水 4 05, 2006 10:25 am
by ソフトテニスおやじ
ソフトテニスおやじと申します。
横からの質問で申し訳ありません。

ハーフボレーとドライブボレーの用語の使い方は,私も常々なにが正しいのか
疑問に思っておりました。

このたび日本ソフトテニス連盟が制作しましたDVD「世界に羽ばたけトッププレーヤーへの道」では,「フォアハンドのハーフボレーは,ストロークをコンパクトにリバース回転のイメージでスイングしてください。インパクト後のフォロースルーは大きく,ストローク同様ににラケットが立ってくることでボールに回転を与えます」と説明がなされ,映像では,ノーバウンドでボールをたたいています。

webmaster様のご認識では,これはハーフボレーではなくドライブボレーと説明するのが正確ということでしょうか。

ご教授いただければ幸いです。

投稿記事Posted: 水 4 05, 2006 11:54 am
by shiro
私のもっている日本ソフトテニス連盟発行の「ソフトテニスコーチ教本」(日本ソフトテニス連盟編)ではハーフボレーに関して「ボールの落下直後にあてる」となっていて、つまりショートバウンドのボールの処理のことを指しており、いわゆるスタンダードな認識となってますね。混乱してますね。

投稿記事Posted: 水 4 05, 2006 4:34 pm
by ヒースーマニア
ソフトテニスおやじ さんが書きました:映像では,ノーバウンドでボールをたたいています。。

俺はそのdvdみてないからよくわからんけど、ノーバウンドのボレーをハーフボレーといっているなら、それは間違いということになるね。単純なミスだろうけど、影響力はあるだろうな。

投稿記事Posted: 水 4 05, 2006 5:02 pm
by ソフトテニスおやじ
ちなみに,球出しのボールは,顔の高さくらいのそれほど球速が速くないボールでした。

バックの同様のプレーも「バックのハーフボレー」とタイトルが付けられています。
前衛のポジションは,サービスエリアの中心よりちょっと後ろくらいから,クロスに取りにいっていました(フォアの場合)。
ですから,ネット近くでのボレーとは違うものとして説明されているようです。

どうなんでしょう?

投稿記事Posted: 水 4 05, 2006 5:17 pm
by ろんど
最近ありがちな、ミスというか思い違いでしょう。
ハーフボレーがショートバウンドの処理というのは解釈の余地などない、きまり文句だとおもいますし。
ただ、dvdでそういっているなら、その思い違いはひろまっていくでしょうねえ。

投稿記事Posted: 水 4 05, 2006 10:00 pm
by webmaster
ソフトテニスおやじ さんが書きました:webmaster様のご認識では,これはハーフボレーではなく

このトピックに私が投稿したハーフボレーについての説明は、私個人の見解とか、認識ではなくて、ハーフボレーについてのごく常識的でスタンダードな説明です、その点誤解ないようにお願いします。

http://www.soft-tennis.org/encyclopedia ... volley.htm

投稿記事Posted: 木 4 06, 2006 12:58 am
by ソフトテニスおやじ
webmaster さんが書きました:
ソフトテニスおやじ さんが書きました:webmaster様のご認識では,これはハーフボレーではなく

このトピックに私が投稿したハーフボレーについての説明は、私個人の見解とか、認識ではなくて、ハーフボレーについてのごく常識的でスタンダードな説明です、その点誤解ないようにお願いします。

http://www.soft-tennis.org/encyclopedia ... volley.htm


ソフトテニスおやじです。
私の表現が足りずに申し訳ありません。

「webmaster様がこのサイトで紹介されている,ソフトテニス界における一般的な説明によれば」と表現すべきでした。

私の持っています『新版ソフトテニスコーチ教本』(2004年)にも以下のように記述されており,ワンバウンドで処理するプレーを「ハーフボレー」としているようです。
「硬式テニスのように,ワンバウンドで打つグラウンドスマッシュやハーフボレーとよばれるものがあるが・・・」(82頁)

しかし,連盟制作のDVDにこのような間違った表現がされているということは,皆様のおっしゃるとおり連盟製作のお墨付きがついているだけに影響力が大きく,私としては,非常に問題ではないかと思います。
私も,一指導者としていい加減なことは教えられないので,ぜひとも連盟に直接問い合わせてみたいと思います。
もし,何らかの回答が得られれば,またご報告させていただきます。

投稿記事Posted: 木 4 06, 2006 1:05 am
by ソフトテニスおやじ
shiro さんが書きました:私のもっている日本ソフトテニス連盟発行の「ソフトテニスコーチ教本」(日本ソフトテニス連盟編)ではハーフボレーに関して「ボールの落下直後にあてる」となっていて、つまりショートバウンドのボールの処理のことを指しており、いわゆるスタンダードな認識となってますね。混乱してますね。


ソフトテニスおやじです。

shiro様のお持ちの教本は新版でしょうか,それとも旧版でしょうか。
もし1995年の旧版であれば,新版が「ワンバウンド」と表現しているよりも,「落下直後」と記述することでより具体的な説明がなされているように思います。

貴重な情報をご提供いただきありがとうございます。

投稿記事Posted: 木 4 06, 2006 9:00 am
by shiro
ソフトテニスおやじ さんが書きました:「ソフトテニス界における一般的な説明によれば」と表現すべきでした。

shiro様のお持ちの教本は新版でしょうか,それとも旧版でしょうか
というかこれはソフトテニス、硬式テニスにかぎらないワールドワイドでの常識ではないでしょうか。


私が参照にしたのは旧版でした。

投稿記事Posted: 木 4 06, 2006 9:38 am
by ソフトテニスおやじ
ソフトテニスおやじです。

shiro様,ご指摘ありがとうございます。
なるほど,だから私の本でも硬式テニスについての記述があったわけですね。

先ほど,連盟に問い合わせのメールを送らせていただきました。
何らかのご回答を連盟からいただけたら,差し支えのない範囲で紹介させていただきたいと思います。