テニスにおけるオープン大会とは「プロへのオープン化(参加資格の解放)」を意味します。
個別の細かい大会のすべてについて知っている訳ではありませんが、少なくともグランドスラムなどの伝統ある大会については「プロでも参加していいですよ」となった'68からのオープン化はテニスの世界では大きなできごとでした。
それまでのテニスはアマチュアリズムを尊び(別の言い方をするなら「金儲けのためにスポーツする」ことを見下し)、名誉ある、伝統ある大会ではプロフェッショナルプレイヤーを閉め出していたのです。
たとえば既存の投稿にある「全仏」であれば「フランス人による選手権」から国際的な大会へと移行したのは1925年のこと。名称もChampionnat de FranceからInternationaux de Franceへと変更になりました。その後「オープン化」したのが1968年。いわゆる四大大会のなかでは初めて「プロへの門戸を開いた」のがローランギャロスです。