-- さんが書きました:日本連盟が発行した日本庭球史の一編、軟式庭球変遷史のなかに陣形の歴史がでてきます。それによると、雁行陣はもともと魚鱗陣法、並行陣は鶴翼陣法とよばれていたようです。この古めかしい言い方はなんでも古い兵法からとられたとあります。雁行陣という戦法がでてきたのは明治40年ごろのことのようで、大正期には現在のように雁行陣ばかりになってしまったようです。いつから雁行陣とよばれているかは、この本を読む限りもうひとつはっきりしませんが、どうもその呼称も当時からあったようです。雁行陣でもさまざまなパターンにおうじて小雁行陣、中雁行陣、大雁行陣という呼称があり、現在の雁行陣は大雁行陣になります。
陣形を花鳥風月に例えるというのはとても文学的で日本的であり、翻訳語ではないのではという気がしますね。
その本の名称と出版社名を教えていただけますか?
もっとも、かなり古い文献なので、入手するのは困難でしょうが・・・。
でも、ひょっとしたらうちの大学の図書館にあるかもしれませんので。
前後衛による陣形を雁行陣と名付けたのは、見事ですよね。
つきましては、小雁行陣、中雁行陣がどのような陣形を指しているかも、ご紹介いただけたら幸いです。
現在でもそういう陣形で戦うシーンがあり得るのか否か・・・(たぶん、あり得るような気がします)。
また、攻撃型並行陣で戦う場合、一人の前衛がやや前へついて、もう一人がサービスラインくらいにポジションを取る場合があります。
ストレート側が前の場合は、ストレートアップ、クロス側が前の場合はクロスアップなどと名付けている本(硬式)もありますが、
このあたりの名称はどうなんでしょう?
まさに、小雁行陣的な陣形です。