既にダブルス(2008)、シングルス(2007)とも全日本のタイトルを持つ鹿島鉄平(早稲田)。今回の日本チーム全体のエースである。もっとも彼はすでにU21代表というよりは、ベースライナーとして日本を代表する存在といえる。それだけにその戦いぶりが注目された。
日本勢で唯一人準決勝に進出したシングルス(21日)ではアジアチャンピオンのキムドンフンに完敗(0−4)したものの、ダブルス(19日)では、他の二組がそれこそ手も足もでずに敗退したあと、踏ん張りをみせ韓国二組を連破した。とくに準決は大きくリードされての逆転だけに劇的である。ここで敗れていれば大会は全く違った印象のものになっていただろう。鹿島は特に逆クロスが冴えていて好調。中本もまずいつもの彼であり、フル代表で戦う日が待ち遠しい。
このフォアはまわりこみライジングで打ったもの(逆クロス)。早いタイミングの打球ながら、しかもボールをじっくり引きつけた彼らしい実に美しいフォームだ。 |