男子ダブルス 優勝 林朝章・劉家綸(台湾)
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劉家綸『華流バズーカ』炸裂!!男子ダブルス(3.16) 上位ランカーをずらっと揃えた台湾男子がベスト4を独占。現在国内でトップを争う楊勝發・李佳鴻と王俊彦・葉佳霖の二組には強烈なライバル意識があり、それが台湾男子全体にいい緊張感をにあたえている風。中山盃では例外的ともいえる『かなり本気』の台湾男子が見られ楽しめた。というのも現在、台湾国内では、ランキング戦(兼アジア選手権予選)が進行中であり、それを睨んだ駆け引きが垣間見え、全開寸前、寸止テニスとでもいうべき複雑な味のある見ごたえの十分の試合がつづく。圧巻はその駆け引きを超え、当のライバルたちがその意識がむき出しにした感のある楊勝發・李佳鴻vs王俊彦・葉佳霖の準決勝。日本選手たちの度肝を抜いた楊勝發の打球音が会場に響き渡り、ゲームには緊張感が漲った。李佳鴻も無論素晴らしかったが、葉佳霖にも飛躍的なレベルアップがみられ、ネットプレイヤーの層が厚くなってきた。
この熱戦を制した楊勝發・李佳鴻が二年連続3度目の優勝を果たすかにおもわれたが、林朝章・劉家綸がその上をいく。ここで披露されたのが劉家綸の放つ『華流バズーカサーブ』。入ればほぼエースというその物凄さはあの『韓流バズーカ』を彷佛とさせ、しかもずうっとオーソドックス、というか洗練されている。この猛サーブには好リターンで鳴らす楊・李も沈黙。林得意のダウンザラインも冴え渡る。
堀・岩崎(日本 NTT西日本広島)は予選リーグ初戦FERDY/QAMARIAH(インドネシア)戦を2-0のリードから逆転負け(このインドネシアペアの強さはすでに有名といえるだろう。独特の柔らかいダブルフォワード)。続く王・葉にはファイナルで惜敗と、早々に二連敗と苦戦。しかし三戦目では優勝した林・劉を大きくリード、後半激しい追い上げにあったが、辛勝。林・劉に今大会唯一つの黒星をつけ、意地をみせた。遠征前から体調を崩していた岩崎のことを考えるとまずまずの出来といえるのではないか。優勝 林朝章・劉家綸 2位 楊勝發・李佳鴻 3位 干右豪・魏書駿/王俊彦・葉佳霖
女子ダブルス(3.16) シングルスでは乱調だった澤邊が落ち着き、パワフルなストロークを披露。田中もまずまず。決勝は現台湾ランキング一位で試合巧者の江婉綺・藍奕芸(江婉綺はアジア五輪シングルスチャンプ)。せりあった好ゲームだったが日本ペアがパワーで押し切った感じ(5-4)。日本女子としてはこの種目3年連続優勝。
本来トーナメントの中心となるべき周秋萍(2007世界選手権ダブルス3位)は今年一月に負傷し、2月の熊本インドアもキャンセル、この日が復帰戦。朱芸宣との初ペアだったが、昨年10月の全国運動会(台湾国体)以来の試合ということで、攻守に精彩を欠いたのが残念(前日練習は良かったのだが)。1位 澤邊・田中(JPN) 2位 江婉綺・藍奕芸(TPE) 3位 周秋萍・朱芸宣(TPE) 4位 韓佳玲・楊恵如(TPE)
男子シングルス(3.15) この種目は日本が2年連続優勝中。やはり台湾が主力をダブルスにだしてくるからである。今回も王俊彦、楊勝發といったトップはダブルスにエントリーし不在。台湾男子は大学生。とはいえ優勝した林士淳(台北体育学院)は昨年の世界選手権代表であり、シングルスベスト8に残った選手である。国別対抗団体戦では篠原を大きくリードし、台湾の決勝進出をほぼ決めたかにみえたが、信じ難い逆転負けを喫し、日本の3大会ぶりの王座復帰への布石となった。
日本の堀はその林と準決勝で対戦。終始リードを奪い優勢にゲームをすすめながらも、逆転負け。堀がどうこういうよりも、世界選手権を経た林の成長を感じた一戦。2位の簡士桓はやはり大学生。180以上はあろうかという長身。以前の楊勝發そっくりのテイクバックだがグリップが違う。今回見た限りではその実力は未知数。
女子シングルス(3.15) ドーハアジア五輪シングルスチャンピオンの江婉綺。その江婉綺を抑えて台湾国内では無敵の周秋萍(台湾国体シングルス2連勝)がダブルスにまわり不在の女子シングルス(台湾選手のみ一種目にしかエントリーできない)。中心となる選手がいない感じ。結局上位にでたのは経験豊かな硬式キャリア。優勝のナリー(タイ)、2位のTjasa JEZERNIKとも硬式のプロコーチを生業とする選手だ。パワーこそないが、テクニックは抜群で戦術に長けている。3位のNuwee KERDSOMBOOMは天才としかいいようのない逸材。昨年の世界選手権でも中国戦で大善戦し注目を浴びた。むらっけはあるが魅力たっぷりの選手だ。現在学生。日本は初日とあって浮き足だった感じ。シングルスそのものへの不馴れもおおきい。
江婉綺・藍奕芸、韓佳玲・楊恵如、周秋萍・朱芸宣 他