バズーカ再び!?

李源學もその昔(といってもこれも去年なのだけど)正統派バズーカを打っていた。2002アジア五輪韓国国内予選より。

 昨年のアジア競技大会におけるバズーカサーブは真に衝撃的だった。人からもよく質問されたのだが、その中に「日本ボールでもバズーカは打てるのでしょうか?」というのがある。そんなこと聞かれてもわからないが、『あれは韓国ボールでも打てなかったのですよ』と答えることにした。
 東アジア五輪のときのプレヴュ−で--韓国は新しいデタラメに取り組んでいる--と書いたのを覚えておられるだろうか。あれがバズーカの事である。あのころのバズーカはまさにデタラメだった。国際大会でつかってきたら大変なことになる。とわくわくはしたが、まさかそうはなるまいという、荒っぽいというか、手に負えないような代物だったのである。結局、東アジアではつかわれなかったわけだが、釜山では御存じの通りである。やつらは凄いことを成し遂げたと思う。

 さて最初の質問だが、ちまたでは、韓国ボールでしか打てない、という説がひろまりつつあったようだし、いまでもそう思っている人もおおいのではないか。その裏には、あんなサーブをみとめたくない、という思惑もちらほらみえて、おかしかった。こういう心理はなんなのか。
 あの韓国前衛のスマッシュ力についても同様の見解(韓国ボールだから可能)があるようで、いったいどういうことなのだろう。バンコクでの劉永東、台北での金耿漢(台湾ボールだぞ!!)、大阪での金煕洙のスマッシュはいったいなんだったのか、でてきて説明して欲しいものだ。

 まだある。韓国前衛イコール縦面、よってリーチがない、という定説だ。だから日本前衛のほうが正しい、というのが暗につづくのはいうまでもない。韓国前衛が縦面からスタートしているのは否定しない。これはもちろん不安定な韓国ボールで育つからだ。しかし劉永東をみてリーチがないというのはおそれいる。金煕洙をみてリーチがないというのはおそれいる。いったいどこをみているのだろう。

金耿漢。偶然にしか見えないようなプレーが多発するが、決して偶然などではない。テクニシャンとは彼のようなプレーヤを指していうのだ。日本ボールアレルギーが気になるが、それも精密さゆえのことなのだ。しかしそろそろ真価を日本のファンの前でもみせてほしい。

 話しがそれた。バズーカが日本ボールで打てないという説は6月に来日した大邱カソリック大学の選手が実例をもって打破してくれた。
 彼らは実に多彩なサーブをもっていて、プチバズーカともいうべきクイックサーブを多用していたが、3番にでてきた選手が、大きく踏み込む由緒ただしいバズーカを打ち込み、当然エースになり、会場をあっといわせた、と思ったら騒いでいたのは僕ら釜山組だけだった。みんな見逃したのか?
 まあとにかく韓国ボール限定サーブであるという俗説は打ち砕かれたわけだか、韓国ボールでやるほうがつぶれたボールの復元がおそいので変化はしやすいのはたしかだろう。

 今回、韓国はバズ−カをやるだろうか?金煕洙が代表落ちしたので、バズーカ使いは李源學ひとりだ(金法顕がバズーカ使いの可能性はある)。この李源學のバズーカは非常に洗練されていて、もはや金煕洙たちの正統派バズーカ?とは別の代物だ。それがさらに進化した高速フラットをうってくるのではないか?上背が186もあるので普通に打っても相当速いのだ。でもこれではつまらない。破天荒な日本ボール版バズーカが見てみたいというのが本音だ。

 さて韓国のオーダはどうなるか。個人戦の結果がおおきく影響するが、まず1.李源學・劉永東 2.呉成栗 3.金法顕・金耿漢が基本ではないか?個人戦結果で動きそうなのは2番と3番で一番は不動のように思える。。。。。とあとがつづかない。今回の団体戦ルールはホントにつまらない。後生ダカラ3ダブルス2シングルスにもどしてください。