ストロークについていろいろな質問

[ヒースーマニア]

　
　それを考え、練習することは、とても大事だし、無視してはいけないと思います。
　「良いことだらけ」・・・というのは言いすぎたのかもしれませんが、「メリット」は必ずあるし、また「デメリット」もあるかもしれません。
　少なくとも、否定はできないと考えています。
　（必要性は絶対ある。）

練習する必要はあるさ（そういったはずだけど）。試合中おこるえる状況で練習の必要ないものはひとつもない。でもね。止まって打てるボールをわざわざ走りながら打つなんていうことにメリットなどないよ。意外性はあるかもしれんがな。失うものがおおぎる。リスクが高すぎる。
軸はぶれる。目線はぐらぐら、タメはできない　エトセトラ　エトセトラ。。。。

トップレベルの選手たちのゲームでもミスがでるのは、そういう状況なんだ。どんな名手でもはしりながら打たされるような状況がつづいているうちは勝機はない。それほどむずかしいのさ。ベルグリンというスゥエーデンの硬式の有名なコーチの言葉にこういうのがある「走りながら打つのは知性にかけている証拠」。俺もそう思うね。あ、誤解するな、君を侮辱したわけじゃない。走りながら打つことの愚かさを知ってほしい一心で紹介したまでだ。こんどトップレベルの真剣勝負を見る機会があったら、よくみてみることだ。彼らが如何に止まって打つことに全力をそそいでいるかを。そのためにあらゆる感覚をとぎすましているんだ。

[赤こうもり]

　止まっているボール・・・という表現がよく分かりませんが、自分が止まっていても打てるボールであれば、それをわざわざ走りながら打つ必要性はありません。
　ここで議論しているのは、短いボールの処理です。

　走りながら打つという表現に、かなり違和感を覚えた方がたくさんいらっしゃったということは、とても勉強になりました。
　でも、僕はやはり、そんなに忌み嫌うべきことではないと思います。
　自然に、走りながら打った方が打ちやすいのであれば、それで良いんじゃないでしょうか？

　よく指導者で、厳しい短いボールを、走りながらやっとのことでキャッチした選手に向かって、「走りながら打つな！」と指摘する方がいます。
　その指導者さんからすれば、今のボールは止まって打てるボールだったのかもしれませんが、その選手にとってはやっと追いついたボールであったと思います（反応が遅れてしまったとしても）。
　そういうボールについては、走りながらとるのもありだし、またそういう打ち方がちゃんとあるということを認識することが、プレーの可能性を広げるのではないでしょうか？

[赤こうもり]

ラリー中に相手が短いボールを打っ

てきたことに対応するにはどういうことに気をつければよいでしょうか。

ちょっと長くなりましたが宜しくお願いします。

　もう一つ提案すると、短いボールを処理する再に、オープンスタンスを活用することが有効だと思います。
　これは、フォアで処理する場合ですが、要するに後ろ足（右利きならば右足）を踏み込んで打つことで、リーチが生まれます。
　また、オープンスタンスは、クローズドよりも、その後の反応がし易くなるように思います。

[shiro]

ハーフボレーとおなじなんですよ。ゲーム中には必ず、おとずれるシチュエーションだから、練習する必要はある。でも積極的に使用する技術ではないんです。できれば避けたい打ち方なのです。予測がよければさけられたかもしれないショット、そういう存在なんです。良いことばかり、なんてことは決してないんです。

[shiro]

走りながらじゃないと打てないボールというのは現実には確実に存在します。
ここで問題にしているのは止まって打てるのに走りながらうつことは間違いだ、ということです。

[ヒースーマニア]

　止まっているボール・・・という表現がよく分かりませんが、

止まってうてるボールとかいたはずだけど・・・

自分が止まっていても打てるボールであれば、それをわざわざ走りながら打つ必要性はありません。

君の書いた文章はそんなニュアンスじゃないぜ。『わざわざとまる必要はない」とか「むしろ、力が伝わりやすくなり」とか「良いことだらけ」と書いてあるじゃないか！！

　でも、僕はやはり、そんなに忌み嫌うべきことではないと思います。
　自然に、走りながら打った方が打ちやすいのであれば、それで良いんじゃないでしょうか？

忌み嫌っているわけじゃない。わざわざやる必要のないリスキーなプレーなんだ。それもハイリスクハイリターンならいいよ。典型的なハイリスクローリターンなんだよ。それどころかしばしばマイナスなんだよ。
　
　

そういうボールについては、走りながらとるのもありだし、またそういう打ち方がちゃんとあるということを認識すること

そんなことあたりまえじゃないか。何回もいっているだろう。走りながら打つことはあるって！！そんなことだれでも認識しているよ。君も頑固だね（笑い） 取れそうないボールでもなんとかしてひろう。そんなことあたりまえのことなんだ。

[赤こうもり]

止まってうてるボールとかいたはずだけど・・・

　ほんとだ。
　すいません。
　間違えました。

　結局、どういうボールを想定しているかだと思うのです。

　１．走りながら打たなければ間に合わない厳しい、短いボール
　２．何とか止まって打てるが、やや厳しい、短いボール
　３．十分止まって打てる短いボール（これはチャンスボール）

　１で走りながら打つのは必要性にかられてのことですよね。
　３は止まって打つべきだと思います。
　問題は２で、ここの認識が僕とみなさんの違いだと思うのです。
　僕は、２の場合は、止まって打っても良いし、止まらないで打っても良い、流れの中で自然に動きながら（走りながら）処理するのも有り、と捉えています。
　「それは違う！！」という意見が、みなさんの主張であり、それが正しいのかもしれません。

　もう一回、家にあるビデオ等で検討してみます。
　ご意見、ありがとうございました。

[ミスキナ]

　１．走りながら打たなければ間に合わない厳しい、短いボール
　２．何とか止まって打てるが、やや厳しい、短いボール
　３．十分止まって打てる短いボール（これはチャンスボール）

　

３みたいな状況がたくさんあるゲームというのはうんと力の差があるときですよね。
たいていのゲームというのは１、２しかない状況で進むとおもうんですよ。補足すれば２においては、短いボールにかぎらず、なんとか止まって打てるボールか、もっときびしくてやっと取れるボールが連続するのがテニスのゲームだとおもうんです。３の状況はこの際論外
なのではないでしょうか。厳しいボールは当然、処理の難しいボールなわけですから、できるだけ安定した状況をつくろうと努力するべきなんです。

[shiro]

たしかにそうですね。ゲームというのはやっととれるか、とれないか、というボールが連続しますね、

[ヒースーマニア]

　１．走りながら打たなければ間に合わない厳しい、短いボール
　２．何とか止まって打てるが、やや厳しい、短いボール
　３．十分止まって打てる短いボール（これはチャンスボール）

　

３みたいな状況がたくさんあるゲームというのはうんと力の差があるときですよね。
たいていのゲームというのは１、２しかない状況で進むとおもうんですよ。補足すれば２においては、短いボールにかぎらず、なんとか止まって打てるボールか、もっときびしくてやっと取れるボールが連続するのがテニスのゲームだとおもうんです。３の状況はこの際論外
なのではないでしょうか。厳しいボールは当然、処理の難しいボールなわけですから、できるだけ安定した状況をつくろうと努力するべきなんです。

たしかに問題は１か２なんだよ。上手い選手というのはやっととどくようなボールでもなんとか止まる要素をつくろうとする。はしりながらボールを処理することの怖さを知りつくしているからね。そういうときが相手のもっともつぼにはまるときなんだよね。

[ネットマン]

まあ前衛としてはそういうボールを走りながら打ってくれるような相手ならカモカモですね。

[くま]

上手い選手になればなるほど、走っていく、止まる、打つ〜、の間がドンドンつまっていきます。だからちょっとみると走りながらに見えてしまう、ということはありますね。もちろん走りながら打っている場合も多々あるわけですが、難しいボールこそ、ぎりぎりのボールこそ、なんとか止まってタメをつくる要素をつくりださないと、相手のいいカモになってしまいます。コーチが「走りながら打つな！」というのはやはりいいアドバイスだとおもうですよ。それはそのボールに対してだけの言葉ではないんです。その前のボール、そして予測、そういう全体の結果として、走りながら打たされているわけです、そのことをいましめているわけですから。

[ATELYY]

　前へ動きながら（走りながら）打つのは、タイミングさえ合えば、威力の点では問題ないように思います。
　むしろ、力が伝わりやすくなり、さらには次のネットプレーにも連動し易くなります。
　

根本的に誤解があるとおもいます。前に動きながらインパクトすると体がぶれるのでボールはかえって死んでしまい、威力がなくなってしまうのです。よく体重移動でボールを打つことをそのように誤解している人がいるのですが、体重移動する勢いでボールをうつわけではありません。体重移動し、ビシッと止まることにより、そのエネルギーをスイングにつたえるのです。ムチの原理でよくたとえらますね。