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世界選手権プレヴュー
| year |
event |
men's team
competition |
men's
doubles |
men's
singles |
site |
| 1999 |
世界選手権 |
? |
? |
? |
桃園 |
| 1998 |
アジア五輪 |
韓国 |
郭・方(台湾) |
- |
バンコク |
| 1997 |
東アジア五輪 |
韓国 |
金・劉(韓国) |
劉永東(韓国) |
釜山 |
| 1996 |
アジア選手権 |
韓国 |
北本・斎藤(日本) |
李明九(韓国) |
バンコク |
| 1995 |
世界選手権 |
日本 |
北本・斎藤(日本) |
張漢渉(韓国) |
岐阜 |
| 1994 |
アジア五輪 |
台湾 |
李・劉(韓国) |
- |
広島 |
| 1993 |
東アジア五輪 |
韓国 |
- |
- |
上海 |
|
韓国の代表事情については前回書いた。台湾についてもかかなければ片手落ちのそしりをうけてもしようがないかもしれない。でも全然情報がないからしょうがない。台湾(男子)は韓国に続くNO.2国であることは、このページにあげた数字からもあきらかで、その国の情報がこれほどない、というのはやはり異常であろう。さらにいえばその異常さにほとんどの人が気付いていないというのが、これまた異常なのである。この異常の二重構造?をせめて一重にしたいと願いつつ(不遜とはしりつつ)、このプレヴューを書きたい。
| 新ルール以降の3強の対戦成績 |
男子国別対抗
1993-1998 |
korea |
taiwan |
japan |
勝 |
負 |
| 韓国 |
|
5 |
4 |
9 |
3 |
| 台湾 |
2 |
|
3 |
5 |
5 |
| 日本 |
1 |
0 |
|
1 |
7 |
韓国のテニスはすごいし、強い。このページにあげた表は新ルールになってからの4大国際大会、(つまり、アジア競技大会(アジア五輪)、世界選手権大会、アジア選手権大会、東アジア競技大会(東アジア五輪))、の記録を集めたものだが、6回あった大会中4回の団体優勝である。日本との対戦成績は4勝1敗、台湾とは5勝2敗、と数字だけみても他を寄せつけない。私はこの韓国をかぎりなく尊敬するし、畏怖さえおぼえるが、どちらが好きか?と問われれば台湾のテニスが好きである。日本のテニスも含めてもそうだ。これは単に好みの問題と思ってもらってもかまわない。はっきりいって台湾のテニスはわけがわかないところがある。とてつもなく、強いが、どうしようもない崩れかたをしたりする。メンタル面がどうのこうのというより、これは国民性の問題に起因しているとはよくいわれることだ。とここまで書いてきてなんだが台湾のテニスを特徴づけていた、自由さ、柔らかさ、テンポの速さといったものが、韓国にもかなりでてきたことを思い出した。韓国といえば、ちょっと話が変わるが、昨年のバンコク大会をみたある関係者が韓国後衛のレベルがさがったことを指摘していたが、私は逆の印象をうけたものだ。技術的には一世代前の選手よりも数段進歩しているというか、明らかに質のちがう、いわばニュータイプにみえたのである。
もの足りないとすればたとえば前代のエース張漢渉のようなたくましさに不足している、ということかもしれないが、これは経験や年齢を重ねることによって身につくものだろう。張の選手歴も実に長い。彼もその中でテニスをみがいたのである(私は彼の国際大会デヴューをみている。広島や岐阜でみせた彼の選手生活晩年のすがたとはまるで別ものである)。今の韓国選手たちはまだ若い。彼らがさらに成長するのかと思うとそらおそろしくなるほどだ。
| 韓国 |
vs. |
日本 |
|
| 3 |
- |
2 |
1998アジア五輪 |
| 3 |
- |
0 |
1997東アジア五輪 |
| 3 |
- |
1 |
1996アジア選手権 |
| 2 |
- |
3 |
1995世界選手権 |
| 3 |
- |
0 |
1993東アジア五輪 |
| 台湾 |
vs. |
日本 |
|
| 3 |
- |
2 |
1998アジア五輪 |
| 3 |
- |
0 |
1997東アジア五輪 |
| 3 |
- |
2 |
1994アジア五輪 |
| 韓国 |
vs. |
台湾 |
|
| 3 |
- |
2 |
1998アジア五輪 |
| 3 |
- |
0 |
1997東アジア五輪 |
| 3 |
- |
0 |
1996アジア選手権 |
| 3 |
- |
2 |
1995世界選手権 |
| 2 |
- |
3 |
1994アジア五輪 |
| 3 |
- |
2 |
1993東アジア五輪 |
| 1 |
- |
3 |
|
例えば、韓国のテニスを特徴づけているバックハンドはより鋭利な刃物のように鋭さと緻密さをまし、そこに柔らかささえ加わった。。明らかな技術的な進歩がみえる。フォアハンドのグリップは薄くなり、懐はより深く、サイドラインには急角度でつき刺さる。
ただ韓国と台湾が決定的にちがうのはペアワークだ。現在の韓国は劉永東を筆頭にした、前衛陣を中心にテニスが組み立てられている。後衛たちの配球もそれを十分意識したものになっている。しかし台湾は、以前からそうだが、お互いがライバルといったような、テニスをする。つまり前衛を生かすとか後衛が我慢というようなところは全然なくて、お互いが100%目前のポイントを奪いにいく。実にスリリングなテニスだが、みていておもしろい。また勝手にやっているようだが、ペアとしては有機的に機能している(じゃないと勝てない)のは練習量の賜だろうか。
廖・葉の大将ペアなどは、廖はまるでシングルスをしているようだ。つまりすべてのボールをカヴァーにいく。ポジションチェンジもへったくれもない。そんな廖の(ダブルスコートでの)シングルスのなかに葉が絡んでいく。そういう意味では後衛主導といえるかも。なんとも単純にみえるかもしれないが、そこにはポイントすることへの自由奔放なイマジネーションとそれを実現可能にする圧倒的なストローク力(技術力)と驚異的なフットワーク(廖はバックハンドをほとんどつかわないのでさらにすごい)がある。
もっといえばシンプルさもおおきな武器だ。往年の名選手である井伊選手はテニスは単純にやれ、と若手にアドヴァイスしたそうだ。またサッカーワールドカップでブラジル代表の主将をつとめたドゥンガは「フットボールは単純なゲームだ。むずかしくしているのはわれわれだ」といっている。テニスにもいえるのではないか。井伊さんもいっているように「迷ってみたってボールは一個、コースはひとつなんですから」。
以前にどこかで聞いたか、読んだかしたのだが、たしかに外国(韓国。台湾)は強いが日本のほうがいいテニスをしている、と言っている人がいた。これもわからないではない。日本の既成の価値感で他国をみるとそうなるだろうからだ。しかし時代は動いている。ルールも変わった。その時点で軟庭100年の伝統を断絶しているのである。謙虚に他国のテニスを研究する必要があるのではないか。今回、新ルール以降の国際大会の記録をまとめてみて改めてそれを感じた。この日本の負け方は尋常ではないと、どなたも思われるのであろう。思うに日本のテニスはロマンテックな幻想に傾きすぎるきらいがあるのではないか。それが圧倒的なリアリズムにずたずたにされているのである。
さて男子、ずばり予想は台湾が7割がた優勝。根拠はホームでの開催、およびインドア(あのカットサーブはやはり脅威だ)ということ。それに好み?だ。続いては韓国、これは(実は)本命だと思う。でも韓国ばかり勝つのは不健康?だ。ただもし韓国が勝てば4大国際大会の団体戦をすべて獲得することになり、いわばグランドスラムということになる(女子はすでに達成。2順目にはいっている)。なんとしても阻止してほしいもの。
さて日本男子は北本選手の抜けた穴をどう埋めるか。これがむずかしい(というか無理)。室谷選手は可能性にみちた素材だが、ここでは未知数。今年と昨年の日韓中高校にでているので秘密兵器というわけでもない。しかも彼はそこでの韓国戦で結果をだしていない。もっとも今回は斎藤選手が前につくから違うかもしれないが、それをいうなら相手もジュニアではなくて百戦練磨のフル代表だ。
日本の生命線は中堀・高川の大将ペア。彼らが勝ってはじめて勝負になる。日本は一応デフェンディングチャンピオンということになるが、非常にきびしいチャレンジになることは必至だ。
個人戦ダブルスはどのペアがでてくるのか他の国に関してはよくわからないので書きようがない(ドローを送ってくれるように依頼したが5日現在未着)。廖南凱と劉永東にはぜひダブルスにでて決着をつけてほしいもの。日本は中堀・高川と室谷・斎藤が出場。
中堀・高川は前回の世界大会では廖・葉にやぶれベスト8にとまっている。またペアとしての国際大会での最高成績は1996年のアジア選手権の4位が最高。このペアは国内では全く敵がいないといっていいが、国際大会でも結果をだして、真に偉大なペアになってほしい。
日本には北本・斎藤というデフェンディングチャンピオンがいるのだが・・・北本・斎藤というペアが現実に存在し、活動をつづけているのに国際大会の場ではコーチと選手にわかれてしまうのはなぜだろう。また平山・土師という全日本2年連続2位でまた3位も2度ある日本を代表する名ペアがペアとして国際大会に挑戦したことがないというのもへんな感じだ。かように現在の国際大会の個人戦はいびつである。韓国のようにきっちり予選をやっている国ならともかく、日本のような選考法だとそのいびつさが特に目立つ。それにしても北本・斎藤は強い。現在の国際大会は4年を1サイクルとして動いているが、その4つあるダブルスタイトルのうち半分の2つを保持しているのである。ほかに2タイトルもっているのは劉永東(東アジアダブルス、シングルスに優勝)彼は昨年までは3タイトルだったが廖南凱・葉育銘にやぶれアジア五輪のタイトルを失っている。また同じ韓国の姜志淑は現在個人2連勝(東アジア五輪、アジア五輪)中である。
シングルス。これも外国選手はだれがでてくるかわからない。日本からは平山選手が出場。ところで実は男女をとおして日本はシングルスの国際タイトルをとったことがない(シングルスが導入されたのは1992年のアジア選手権から。ダブルスに関しては旧ルール最後国際大会だった)。そろそろ面子にかけてもきばってほしいものだ。
またグチだが全日本シングルスチャンピオンの小峯選手はここに参戦できない。やはり国際大会の個人戦のやり方を考えなおすべきだ。いや日本の選手選考法を考えるべきなのだろう。ソフトテニスは基本的に個人競技(ダブルスも含む)であり、その個人があつまって国際大会の代表となるべきなのだ。国際大会(いや大会、もっといえばソフトテニスそのもの)はプレイヤーのものだというもっとも基本的なところがすっかり忘れさられているのである。
| 韓国 |
vs. |
日本 |
|
| 3 |
- |
1 |
1998アジア五輪 |
| 3 |
- |
1 |
1997東アジア五輪 |
| 3 |
- |
0 |
1996アジア選手権 |
| 3 |
- |
1 |
1995世界選手権 |
| 3 |
- |
1 |
1993東アジア五輪 |
| 台湾 |
vs. |
日本 |
|
| 0 |
- |
3 |
1998アジア五輪 |
| 2 |
- |
3 |
1997東アジア五輪 |
| 2 |
- |
3 |
1993東アジア五輪 |
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女子 韓国、国際大会の7連覇なるか?!
さて次は女子。このページにあげた表では韓国の独走である。新ルールになってから団体戦にすべて優勝。個人戦も圧倒的な数字だ。日本は地元広島で熊野・砂本がわずかにダブルスを制しただけ。いったい、なにをやっているんだ、という声が、他の競技なら、声高にさけばれるだろう。まあソフトテニスでもくすぶってはいるが・・・もうすこしいろいろな意見がおもてにでてこないといけないと考えるし、それが健全だといえるとおもうのだが。
だれもしらないところで、いつのまのか、強化策がだされ、だれも知らないところで、いつのまのか、代表選手がきめられ、だれもしらないところで、いつのまのか、国際大会が開催される。負けたって、その敗因が詳細に分析されるわけでもない。ある意味では前向き(まけた過去に執着しない?)とみえないこともないが、いささか(というかかなり)能天気で、この程度の認識で国際大会にのぞんでいる競技が他にあるのだろうか。
先日、平尾ジャパンがどのようにしてワールドカップに望んだかをドキュメンタリーでやっていた。その緻密さにおどろいた。あるスタッフは合宿期間中一日5時間ビデオをみて分析だけをやり、ミーティングでその報告をし、それをもとにスキルがみなおされ、練習が計画される。スキルの見直しはタックルのしかたやスクラムの組方といった基礎的な部分にまでふみこんでおこなわれる。もっともこれも4年まえのワールドカップでニュージーランドに屈辱的な敗戦を喫してからのことなのだが・・・ソフトテニスも6年間団体戦を勝てないというのは屈辱的以外なにものでもないとみえるが違うだろうか?
| year |
event |
women's team
competition |
women's
doubles |
women's
singles |
site |
| 1999 |
世界選手権 |
? |
? |
? |
桃園 |
| 1998 |
アジア五輪 |
韓国 |
姜・李 (韓国) |
- |
バンコク |
| 1997 |
東アジア五輪 |
韓国 |
姜・鄭(韓国) |
金環子(韓国) |
釜山 |
| 1996 |
アジア選手権 |
韓国 |
謝・陳 (台湾) |
金環子(韓国) |
バンコク |
| 1995 |
世界選手権 |
韓国 |
朴・朴(韓国) |
羅(中国) |
岐阜 |
| 1994 |
アジア五輪 |
韓国 |
熊野・砂本(日本) |
- |
広島 |
| 1993 |
東アジア五輪 |
韓国 |
- |
- |
上海 |
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男子よりも女子のほうが韓国との差が小さいというのが大方の意見だがこの数字をみると根本的な部分で間違っているのではないか、と思うようになってきた。差が小さいと考える人のそのよりどころは、前衛は日本のほうが上、という一点である。たしかにその意見は正しいが、これも、男子のところで書いたように、日本の価値観の枠での意見にすぎない。日本がシングルスが弱いことはだれでも認識している。それが敗因のすべてと考えていないか?ダブルスだって6年間に一度それも5年前に勝っただけなのである。どこがダメなのかそれを科学的に分析される必要がある。無論男子もだ。
話がそれた。女子は予選1位の上沢・河野に皇后杯優勝の沼崎・裏地、それにだれもがみとめる日本のエース宮地と、どこからも文句のでない陣容に、結局は、なっている。
シングルスに関してはかなり手薄になっているが、これは選考法自体の根本的欠陥に起因しているのだろう(くりかえしになるが)。しょうがないのかもしれないが、男子と同様、全日本ランキング1位になりながら世界選手権にチャレンジできないのはやはりどこかおかしい。
団体戦では宮地選手と河野選手がシングルスに起用されるようだ。
また個人戦ダブルスでは沼崎・宮地、上沢・裏地というペアでエントリーしたときいた。当然、シングルスには河野選手がでる。
宮地選手はもう国際大会の常連であり(韓国の姜とおなじくらいのキャリアがある)十分ちからがだせるだろうし、また計算ができる。心配は怪我だけだ。ただあとの4選手はすべて初出場で、経験がおおきくものをいう国際大会では気掛かりだ。それを度外視しての話だが、上沢選手が日本リーグで完璧なテニスをしたのでおおいに期待したい。
日本は韓国を最終目標においていて、それは当然なのだが、やはり地元開催の台湾は無視できない。今回は後衛4人という話がつたわっており、インドアということもあって、お家芸のカットがさえわたれば苦戦は必至だ。
韓国は若手中心ということだがエース姜志淑は健在で、他の選手も厳しい予選をへているだけに、(日本女子は)男子以上の厳しい戦いになりそう。
ずばり予想は韓国、続いて日本。だれでもそう考えそうだが・・・
それにしても中国の不参加は残念。前回の岐阜では(女子)シングルスの上位を独占したチームなのだが・・・
オーストラリアもそういえば参加していない。いったいどうしたのだろうか。
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