アジア選手権観戦報告その3 台湾事情
試合数がすくないのは大会そのものの責任でもある。大会の運営については後で触れたいが、結局、昨年の世界選手権で指摘したことをそのまま書くことになりそうである。昨年の大会では韓国vs.日本という黄金カードがなかったが、ことしは韓国vs.台湾がなかった。ドロー上しょうがない、というのだろうが、それではあまりにそっけない。一年に一度の国際大会である。なんとかしないともったいないし、折角大金をかけてやった大会の意義が薄まる。上位選手がしのぎをけずるぎりぎりの真剣勝負をたっぷりみられる、そんな大会にしてほしい。ソフトテニスはまだあたりまえに運営していいほどそれでよしといえるほど、国際競技としては成熟していない。日本で開催という機会を捉えてできるかぎりの努力をはかるべきだったと思うし、それでないと大会をやる意味がない。そういった面からはこの大会をとても高く評価することはできない。課題と思われることはすべて次回に持ち越しとなった。多分、課題にすらあがっていないのだろう。前回国内で国際大会が開かれたのは1995年の岐阜世界選手権だが、明らかにあの大会より後退がみられるからである。 方同賢は今回時間があれば基本的な練習を丹念におこなった。そばでじっくりみせてもらったが、実にすばらしい技術とはいえ、出来上がっていないことは明らかで、ボールを完全につかまえきれない、ちょっとしたコース変更に対応がおくれる(これはかなり高いレベルのことをいっている)。
![]() 台湾は今回の代表決定戦を当初6月に行うとしていた。7月にはその代表での合宿が始まることになっていたからだ。しかしそれが7月にのび、また8月にのび結局それは9月まで日延べされることになる。台湾の連盟内部での事情かいろいろあるようだ、佐賀で当初2週間はやりたいといっていた合宿も3日間と大幅に短縮されている。4大国際大会のなかでこのアジア選手権がもっとも軽視されているのは事実だ。これは韓国、台湾の関係者もはっきり口にする。しかしだからこそ大会開催にもっと工夫が必要だ。今大会をみて大会そのものを否定する意見もあるらしいが、それには組みすることはとてもできない。やはり大事な大会だ。わずかしかない国際大会をへらしてしまうなんてとんでもない。リストラしなくてはいけない大会はほかに山ほどある。この大会に必要なのは工夫してなにか意義をみつけること、あるいは付加することなのだ。ゆめ判断をあやまってはならない。これは別項で。 左上画像は表彰台での台湾男子。左から劉家綸、方同賢、簡安志、謝敏弘、郭旭東 このサーフェ−スがレベルを下げる予選を砂入り人工芝でおこなうなど国内でも同サーフェースがかなり普及している台湾に関してはコートサーフェースはそれ程問題ではなかった。やたらすべりまくってはいたし、プレーに影響がないとはとてもいえなかったが、すべりなれているというか、妙なすべりかた(そう砂入人工芝は妙なすべりかたをする)をしてもシューズをみるなんてことはなかった。韓国選手はやたらシューズを気にする。彼等はやはりすべりなれていない。ただ台湾関係者は「このコートは砂がおおい」と不満をもらしていた。たしかにメインとなった表側の4面はやたら砂がおおく、とくにすべりやすかったようだ。日本選手もよくすべる。大事なところでよくすべる。見ている側は興醒めになる。すっかりなれているはずの日本選手があれほどよくすべるというのは技術力でカヴァーすることが難しいということだ。これは課題でなかろうか。メーカー側のである。日連が指導してなんとか改良につとめてほしい。コートメーカーだけでなくシューズメーカーもだ。このコートはこのままだと競技のレベルをさげる。いやすでにさげている。すべった!あっ、またすべった!!こんなのはうんざりだ。 観戦記その2「日本vs.台湾」他へ 観戦記その1「完勝!!日本男子」へ 男子団体戦結果
女子団体戦結果男子ダブルス結果 女子ダブルス結果 男子シングルス結果 女子シングルス結果 上位入賞者一覧 右画像はマレーシアのHussin ARI。何度も国際大会に出ているベテラン。38才、高校の先生。 参考 |