EAST ASIAN GAMES 2013 in tenjin
←篠原・小林(日本)ダブルス優勝の瞬間
概要
中国天津で開催された第6回東アジア競技大会。ソフトテニスは2大会ぶりに正式種目となった。
種目は7種目。各国代表は最大6名。。
東アジア競技大会は今大会をもって終了となり、東アジアユース競技大会としてリューアルされることになる。
種目
男子国別対抗団体戦、女子国別対抗団体戦、男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、ミックスダブルス
参加国
東アジア五輪全体では9つの国と地域(中国、韓国、台湾、香港、マカオ。カザフスタン、日本、モンゴル、グアム) 。ソフトテニスには日本、台湾(中華台北)、韓国、中国、モンゴル、北朝鮮が参加。
会期
10月30日国別対抗団体戦〜準決勝 31日国別対抗団体戦 決勝 11月1日 男子シングルス 女子ダブルス 2日 男子ダブルス 女子シングルス。個人戦の運営、男子と女子で種目を違える、のは新機軸。とてもよいとおもうがその後踏襲されていない。
会場
天津市の大会運営への情熱が感じられず、残念な大会となった。
運営
ゆったりと進行する理想的な大会運営、といいたいところだがちょっともったいない気もする。仮に団体戦を総当たり戦でじかも以前のように3ダブルス2シングルスでおこなったとしてもまだ余裕があったことだろう。ああそれが実現していればどれだけすばらしかったことか!!。
ホスピタリティは抜群。非常に取材し易かった。五輪といえば過剰にコントロールされ不愉快なことも多々あるのだが、例外的に『ゆるい』大会。マカオのスタッフのやわらかさに感服。翌年のドーハ大会の厳しさと好対照。
玉泉春美が3冠! 日本完全優勝 女子
前年(2004)のアジア選手権(チェンマイ)につづき日本が全種目に優勝。ここ10年ほどのあいだで(いやそれ以上か)日本女子としては最強のラインナップ。6人中4人が国際大会個人タイトル保持者(玉泉、上嶋、渡邊、河野)5人が皇后杯保持者(玉泉、上嶋、渡邊、堀越、濱中)という豪華さだ。
ただ前年との違いは韓国の猛烈な追い上げにあったこと、特に団体戦決勝は全くの僅差での勝利(得ゲーム数では韓国が2ゲーム上回った) 翌年のドーハー、翌々年のアンソンと戦いは続く・・・
王俊彦(台湾)三冠!! 台湾完全優勝 男子
日本女子も近年最高なら台湾男子も同様。団体戦は韓国、日本をよせつけず、個人戦ダブルスではワンツーフィニッシュと圧倒的な勝ちっぷりだった。
ダブルフォワード全盛時の大会ということができる本大会、台湾、韓国、日本ともにダブルフォワード一色だったといってよいとおもう。
台湾は東アジア競技大会に団体、シングルス、ダブルスともに初優勝。国際大会団体戦に3年連続優勝を果たした。・・・また4大国際大会すべてで団体優勝を果たした。韓国についで2国目の快挙。
medalst
|
Gold |
Slver |
Bronze |
男子シングルス |
王俊彦(台湾) |
チェボンクオン(韓国) |
菅野創世(日本) |
女子シングルス |
玉泉春美(日本) |
キムチウン(韓国) |
河野加奈子(日本) |
男子ダブルス |
王俊彦・方同賢(台湾) |
楊勝發・李佳鴻(台湾) |
中堀成生・高川経生(日本) |
女子ダブルス |
玉泉春美・上嶋亜友美(日本) |
キムチウン・イボクスン(韓国) |
河野加奈子・濱中洋美(日本) |
男子団体 |
台湾 |
日本 |
韓国 |
女子団体 |
日本 |
韓国 |
台湾 |
日本代表
日本代表は男女それぞれ6名。5月に仙台市のハードコートでダブルス予選会を開催し優勝ペアを代表に選出。さらに翌月シングルス予選を徳島市にて開催(兼全日本シングルス選手権 砂入り人工芝)優勝者を代表に。残り3名づつはナショナルチーム内より数度の合宿をへて選抜された。
男子 中堀成生(ダブルス予選一位) 高川経生(ダブルス予選一位) 篠原秀典(シングルス予選一位) 浅川陽介 小峯秋二 菅野創世
女子 渡邉梨恵(ダブルス予選一位 シングルス予選一位) 堀越敦子(ダブルス予選一位) 玉泉春美 上嶋亜友美 河野加奈子 濱中洋美
ダブルス予選
シングルス予選
シングルス予選観戦記 男子
シングルス予選観戦記 女子
コラム ダブルフォワードシンドローム
日本のテニスに革命的な変化がおきつつあり(いささか遅きに失した感は否めないが)、その成果がはじめて問われる場になるということがある。
その変化というのはダブルフォワードシンドロームとでも呼びたくなるもので、アジア選手権で二度台湾のダブルフォワードに完敗した花田・川村などは、インドアをみる限り、いままでの自分達のスタイルを完全に捨て去ってしまった。
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・・・・7月から合宿しているという代表たちのラケットの振りは尋常ではない。 ~中略~ 仕上がりのよさ、練習量の豊富さはあきれんばかりであることが、そのストロークのひとふりでしれたのである・・・・・以下はこちらをクリック
スペシャルコラム 韓国代表考
まったく畏れ入ったというのが正直な感想である。実際に、帰国してからも興奮がなかなかさめなかったほどである。掛け値なしにこのトーナメントは世界最高の水準である。技術、パワーともに高次元の、異空間の争いが連続する。密度の濃さでは国際大会以上であるといっていいほどだ。最終リーグなど国際大会の準決勝、決勝のようなゲームが朝8時から夜8時まで連続するのである〜
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