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女子ダブルス 総評 全対戦結果

団体戦の決勝で屈辱的な(杉本・森原0−5エーギョン・チュオク、上原0−4キョンリョン)の完封負けを喫した日本。実は前回(2007年)も(杉本・上嶋1−5エーギョン・イボクスン、中川1−4キョンリョン)と似たような負け方をしている、しかもその時は個人戦ダブルスでベスト4にだれも残れなかった。屈辱といえばその時のほうがよほど屈辱的ではある・・・0−5、0−4。シングルスはともかくダブルスでそのような差があるわけない。個人戦準決勝の2試合の5−3、5−3は現在の両国のダブルスにおける力関係を端的にあらわしていると思う。女子シングルス

前回は個人戦が先行して行われており、今回とは逆である。前回と同じ日程だったらどうなっていたのだろうか?

団体戦の完敗、個人戦ダブルスでのワンツーフィニッシュ、男女ともまったく同じ経過をたどった今回の日本。個人戦で勝ったのが団体戦で無傷だったペアというのも共通している。が外見はにていても内実は男女で全く違うが・・・

アジア競技大会が一番重要な国際大会である、というのは一般的な認識なのだが、以前も書いたように韓国は違う。断然世界選手権である。理由はただひとつ彼ら彼女らがプロだから、である。特に兵役義務のない女子はそうである(余談だが韓国では軍隊志望のエリート女子が急増中とのこと、まったくの余談です)。だから世界選手権のあとに世代交代がくる事が多い。しかし2008年にアジア選手権を開催したことでその世代交代が微妙にずれた。これがあとあと影響するのでは、とは以前書いた。それが個人戦ではモロにでた、といえるのではないか?韓国の前衛育成強化がおもうようにいっていないのは予選会を見た段階でわかっていた。しかし、あれから半年、劇的とはいかぬまでもそれなりの進捗があるのでは、と思っていたのだが、それはほとんど感じることができなかった。


佐々木舞大庭彩加日本は女子ダブルスに1999年の台湾林口大会での上原・裏地組以来3大会12年振りの優勝。

通算6回目(最多記録は韓国の7回)。

日本同士の決勝は過去2回(1985名古屋大会、1981ハワイ大会)あり、その年は日本がベスト4独占している。日本が男女ともダブルスに優勝したことは1981年ハワイ大会以来2度目。

世界選手権以外では2006アジア競技大会(ドーハ)でも玉泉・上嶋、辻・濱中でワンツーフィニッシュを飾っている。そういえばあのときも団体戦が先行し、韓国が優勝、日本二位という経過だった。

日本女子としては2008アジア選手権(上原・平田)、2010アジア競技大会(杉本・上原)につづく4大国際大会3大会連続優勝ということになる。これは2004、2005、2006と連勝した玉泉・上嶋以来。過去10年間に9回開催された4大国際大会中日本ペアが優勝したのは6回(韓国が3回)ということになる。ちなみに団体戦で日本が優勝したのは3回(韓国が6回)、シングルスが3回(韓国4回、台湾1回 中国1回)。

 

 

 

 

女子シングルス 世界ソフトテニス選手権

佐々木舞・大庭彩加。国際大会は3度目。このペアとして個人戦にでるのは昨年に続き2度目である。昨年のアジア競技大会で完敗したキムエーギョン・チュオクとの再戦は実現しなかったが、2008年に佐々木・堀越で破れたキョンリョン・キョンピョ戦のリベンジを果たした。彼女らのダブルフォワードも完成の域に入ろうとしている。男子とはまったく違う進化を遂げた日本オリジナルのダブルフォワード。パイオニアが頂点を極めた。脱帽である。
森原可奈・杉本瞳。今年、国内で全冠を獲得、杉本はシングルスまで優勝という完璧さ。『世界』もとれば凄い記録だったが・・・団体戦で完敗したキムエーギョン・チュオクに準決勝で競り勝った。そこでやや集中が切れたとしてもやむをえまい。
3位のキムキョンリョン・ミンユリム(韓国)。キョンリョンはディフェンディングチャンピオン。国際大会にも7大会連続で出場しているが、パートナーのミンユリムは全くの初出場。このミンが前衛として全く機能しない。初出場とか以前の問題だとおもう。さすがのキョンリョンも力及ばず・・・
3位のチュオク・キムエーギョン(韓国)。エーギョンは前回の3位。今回のエーギョンは大会を通して、つまり完勝した団体戦、このダブルス、いずれもフルスイングできたボールが一本も無い感じ。いいボールが、エーギョンらしい男子並みの重いソリッドなボールが一本も見られなかった。やはりプレッシャーがあったのか?チュオクは基本技術はまずまずだが、決定的にスピードが欠けており、さらに意志的でない。むろん意志的でないからスピードが無いのだが・・・
小林奈央ベスト8のクォンランヒ・ハンパンウル。クォンはシングルス予選で代表を勝ち取り、ハンはダブルス予選でAチーム次点となりクォンのパートナーとしてワイルドカードでピックアップされた。ともにかなりキャリアのある選手だが、韓国国内では所属チームが違う。台湾の19歳ペア鄭竹玲・陳翊佳の才気あふれるテニスをファイナルで押さえ込んだが、準々決勝で佐々木・大庭に3−5で惜敗。

韓佳玲・張文馨。二回戦でキム・ユン(韓国B)に敗れた。ほんの数日前の台湾全国運動会で団体、ダブルスの二冠を獲得しているのだが....台湾女子の進境は著しいものがある。とくに陳翊佳、張文馨の前衛陣は韓国を上回っているとおもう。が決定的に経験が不足しており、とくにそれは後衛陣に顕著。単に若い選手が中心ということでなく、台湾球界のシステム、規模といった根本的な事に起因することなので、なかなか解決が難しい問題。日本では自然に身につけられることが台湾では物理的に難しいのである。