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女子シングルス 総評 全対戦結果 

優勝 準優勝 3位 ベスト8
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キムエーギョン
(韓国)
SWONDARI WUKIRASIH
(インドネシア)

キムキョンリョン(韓国)
NAREE SAWITRE(タイ)

上原絵里(日本)
vAN RUN ANOUK(オランダ)
小林奈央(日本)
CHUN HUI(中国)

キムエーギョンが韓国女子として2年連続2度目の優勝を飾った。

個人戦シングルスの国際大会導入は1992年のジャカルタでのアジア選手権から。1995年には世界選手権(岐阜)に、1997年には東アジア五輪(釜山)、最後に2002年のアジア五輪(釜山)に導入されて四大国際大会すべてで競技されるようになった。その岐阜での世界選手権以外の女子第一回を制したのが韓国。しかし世界選手権は苦手サーフェース(2003年広島はクレーだが)が続いたこともあり攻略に時間がかかった。なんと初優勝は前回2007年アンソン大会のことになる。

女子シングルスレフトゾーンにすべての強豪(韓国、台湾、日本)が入ったイビツなドローなので、順位表だけみても何がおこったのかさっぱりわからない。基本的にレフトゾーンだけで完結しているとみるべきだが、そう単純でもない。優勝ということだけならレフトで完結しているが、ベスト4と考えるなら、インドネシアにせよ、タイにせよ、あるいはフィリピンにせよ、その一角を切り崩す力は十分にもっているし、その可能性はかなり高かったとおもう。このドローでは何も見えない。残念なことだ。

第一シードのキムキョンリョンは前回の2位なので妥当だが、中国のツィオレイのシードが低いのが解せない。前回成績がよくなかったから、という理屈がたつが、それだと男子シングルスのシードの説明がつかない。男子のNO.1シードはイヨハンである。ヨハンは昨年のアジア五輪一位だが、前回の世界選手権は出場していない。今年の韓国予選も2位。不可解なドローである。

結局レフトゾーンはエーギョンとキョンリョンが勝ち抜き、事実上のワンツーフィニッシュ(二大会連続)。

日本からは上原、小林が出場したが、全日本シングルス2連覇に杉本がエントリーしなかったのは、どう考えていいのかわからない。しかたのないこととも思えない。台湾全国運動会で2連覇中の鄭竹玲もでていない。杉本も鄭竹玲も十分にメダルを狙えるレベル。残念というしかない。直接の原因は個人戦の各国の枠を3から2にしてしまったからである。これが個人戦のレベルを下げてしまった。これはあらためて考えてみたい。

 

 

 



 

女子シングルス 世界ソフトテニス選手権

優勝のキムエーギョン(韓国 農協中央会)。韓国としての同種目2連覇2度目の優勝をかざるとともに農協中央会の2連覇も達成。自身は単複あわせて初の個人タイトル(四大国際大会)となる。この種目、中国、台湾、日本が過去に一度づつ優勝しているのみであり、韓国が優勝回数でトップに立った。
準優勝サウォンドリ・ウキラシ(インドネシア)。むろん硬式テニスキャリア、しかもプロフェッショナル。インドネシア女子は硬式テニスのアジアトップクラスであり、過去にバスキ(ウィンブルドン単ベスト8)、ウィジャヤ(WTA56位)、プラクシャ等を輩出している。このサワンドリも極めて技術レベルが高く、フェアなドローでもベスト4を確保できる可能性が高い。まっとうなドローでみてみたかった。シーゲームスでの優勝候補。
3位のキムキョンリョン(韓国)。前回大会(2007)準優勝、2008アジア選手権優勝、2010アジア競技大会3位と現在シングルスで最高のキャリアを持つ。準々決勝、小林戦で1−3とリードされマッチも3本握られるという、思わぬ苦戦を強いられるが、土壇場でみせたその底力は凄まじかった。大ピンチがかえって彼女の力量を際立たせるという結果になった。相手のマッチでボールがいっそう速くコースも鋭くしかも深くなったのである。史上最強を狙えるプレーヤーだろう。
3位のナリー・サウィトリー(タイ)。中山盃国際大会シングルスで2度優勝した東南アジア最強のベースライナー。ジュニア時代はタナスガーン(WTA18位)らとともにフェドカップ強化選手。1998バンコクアジア競技大会のときにソフトテニスに転向、同大会では優勝した韓国に肉迫する力をみせた。今回は故障がありプレーはさえなかったが、さすがにベスト4をキープ。このドローだと当然だが。現在、バンコクを襲っている洪水で自宅が被災。
小林奈央ベスト8の小林奈央(日本)。初戦のタイ戦でもたついたが、次の3回戦では吹っ切れたか、アジア競技大会の金メダリスト、ツァオレイ(中国)をファイナルで破るという快挙をやってのけた。5ゲームマッチとはいえ、これは今大会最大のアップセット。さらに波に乗った小林はキョンリョンも3−1とリードしてみせ、マッチも3本。世界にその非凡さを示した。ツァオレイ戦の勝利、キョンリョンの底力を実体験した得難い経験はかならず今後にいきてくるだろう。
上原絵里(日本)。キムエーギョン(韓国)に破れベスト8に終わった。上原は2008アジア選手権、2010アジア競技大会の個人戦ダブルスにおいて、ペアを変えながらも連勝中のアジアの女王である。ミックスダブルスでも2007世界選手権、2008アジア選手権で銅メダルを獲得している。しかし、今大会はほとんど実績のないシングルスのみのエントリー。何かが根本的に間違っているとおもうのだが・・・二回戦でイジェユン(アジア選手権シングルス3位)に勝ったのはさすが。

16本のツァオレイ(中国)。準々決勝で実現するはずだったキョンリョンとの宿命の対決。しかしその前に小林に足元をすくわれてしまった。小林の躍進はそれは素晴らしいが、やはりキョンリョンとの決戦がなくなったのは残念である。というか彼女が5ゲームマッチというイレギュラーなフォーマットで敗退したという事実がわりきれない、納得できない。