テニスは複雑なゲームだ


アジア選手権国内予選プレヴュ-


今年はオリンピックイヤーである。4年に一度、ソフトテニスがもっとも肩身の狭い思いを強いられる年である。オリンピック種目であることがどれほど重要なことなのか、ちょっと簡単には判断がつかない。ただオリンピック種目でないから、そのスポーツに価値がない、なんて事は決してない。またオリンピック種目だからその種目が偉い、なんてことも決してない。なんでこの種目がオリンピックに?なんて競技もすくなくない。

ソフトテニス界は「ソフトテニスをオリンピックに!!」をそれほど声高ではないにせよ、アピールしている。賛否両論あるようだが、僕は基本的に賛成だ。分かりやすい目標だからだ。これ以外で万人の目標と成りうる具体的なものはちょっと思い付かない。

以前はオリンピックが大好きだった。夏も冬も。ミュンヘンの男子バレーを深夜みた記憶は鮮明だ。モントリオールの男子体操もどきどきしながらみた。でもだんだん興味がうすれてきた。ソウルでのルイスvs.ジョンソン以降、どきどきしてみた記憶がない。前回大会、どこだっけ、あっシドニーだ、もほとんど記憶にない。おぼえているのは衛星放映でみたドミニク・バンルーストのおそろしく魅力的なテニスだけ(この人はフラットの強打しかない。それだけでトップクラスまでやってきた。現在、あれほど魅力的なテニスをする女子選手はクルニコワぐらいだが、彼女はその美貌でテニス人生を棒にフってしまったようだ。彼女はその美貌がなくても記憶にのこるきわめて魅力的な選手になれたろう。残念なことだ)。テニスはオリンピック競技のなかで、もっともオリンピックらしくない雰囲気でおこなわれているので、WTAのツアーをみているみたいだった。

イアン・ソープが予選で失格。しかし、なぜか代表決定者が出場を辞退し、なぜかソープがくりあがりでオリンピックに出場するという珍事がおこった。なんという恥さらし!!オリンピックはもうやめたほうがいいのでないか。いったいなんなのだ。恥を知りなさい、といってあげられる人はいなかったのだろうか?IOCは黙認してしまうのだろうか?オリンピックは完全に死んでいる。

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