アジア選手権テレビ放映について

liu2ガオラによるアジア選手権の男子決勝の放映について細かいことだが気になった点を。
林舜武と趙士城が16才となっているのは大会プログラムの誤記であり、実際はそれぞれ22才,23才であることはすでにこのブログで書いた。
 それ以外では、台湾のトップにでた李佳鴻(LI Chia-Hung)・劉家綸(LIU Chia-Lun)のペアについて劉家綸を「後衛」だと紹介していたが、劉家綸は本来前衛である。李佳鴻も前衛、つまりこのペアはネットプレイヤー二人(いわゆる「前衛」二人)によるダブルフォワードである。
3番にでた王俊彦(WANG Chun-Yen)・趙士城(CHAO Shin-Cheng)は王俊彦が本来はベースラインタイプ、趙士城はネットマンである。
こちらはいわゆる「後衛」と「前衛」によるダブルフォワードである。
 もっともここにあげた全員、とくに王俊彦、劉家綸、李佳鴻はオールラウンダーであり、「後衛」、「前衛」というカテゴライズは今後意味を持たなくなるかもしれない。
 韓国の一番にでた金裁福(KIM Jae-Bok)・朴昌石(PARK Chang-Suk)、金は本来後衛、朴は前衛。
3番の黄晶煥(HWANG Jeong-Hwan)・金煕洙(KIM Hee-Soo)については説明するまでもないが黄が後衛、金が前衛である。この黄晶煥・金煕洙もダブルフォワード戦術をとったかのような説明もあったが、実際には、このペアはほとんどが雁行陣で戦っている。ネットプレーの得意な黄晶煥なのでダブルフォワード的な戦い方をするのでは、と予想していたのだが、以前よりもっとオーソドックスな戦い方をしたのは意外だった。
ちなみにシングルスにでた林舜武(LIN Shun-Wu)は後衛、方峻煥はいうまでもなく前衛である。
 放映は1時間という限られた時間だからしょうがないのかもしれないが、数回にわけてでもいいからノーカットでやってほしかった。あれだけカットされるとわけがわからないし、非常に危険である。我々が現地で実際にみてきたものとは完全に別物になっているかんじさえする。残念である。
画像は日本戦での劉家綸







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