平成最後の日本リーグが明日開幕 『その素晴らしさは生でみたものにしか絶対にわからない・・・』—-日本リーグ観戦のススメ—-

2018年最後の公式戦、平成最後の日本リーグが明日 豊田市(スカイホール豊田)で開幕する。

今大会NTT西日本の9連覇V23達成なるか?が大注目。

NTT西日本は第一回大会の優勝チーム(当時は電電中国)でその決勝の相手は宇部興産だった。1983年12月(3、4)に開催された第一回大会にでた8チームの内、今回も出ているのはこの2チームと京都市役所の3チーム。日本リーグは比較的歴史の浅い大会という意識があったが今年で36回というのは感慨深い。今回出場選手のほとんどが生まれてもいないことになる。

暖房のない極寒の旧東京体育館で開催された第一回大会は二日間の日程、初日が男子、二日目が女子という変則の番組。というのもこの日本リーグは東京スタイルが主催した女子実業団リーグを日本連盟が引き継ぐ形ではじまったという経緯がある。1983年はその全日本女子実業団リーグの第十回大会を兼ねたためである(これとは別に日本連盟はナショナルチームメンバーによる個人戦の日本リーグを1976年よりスタートさせているがこれは1985年以降ジャパンカップと名前を変えた)。

翌年より男女同時開催となり、1990年の第9回大会(豊橋)より日程が3日間、8チーム総当たりという現在の形式となった。むろん当時は3ダブルス。

シングルスの導入はたしか1997年と早く未来志向だったといえるが、いうまでもなく断然3ダブルス時代がいっそう激しくゲームはおもしろかった。そうかシングルス導入してからもう20年もたったのか。

(下段にプレヴュー)


なおJ SPORTS オンデマンドにおいて第5節の

男子 NTT西日本 vs ワタキューセイモア
女子 ヨネックス vs ナガセケンコー

がライブ配信の予定(12/15土曜日 12:30~18:00)


以下は以前掲載のプレヴューを改編したもの・・・・当時とはソフトテニス界の勢力図はずいぶん様変わりしたが、日本リーグそのものの魅力は減じてない信じ、ほぼ原文のまま再掲載する。

もっとも見る価値のある大会

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2012の表彰式より

断言してもよいが、あまたあるインドア大会のなかでもっとも見る価値のある大会でもある。

代表クラスの選手がぞろぞろ登場するから、ということもあるが、それよりもなによりも試合そのものがおもしろい、ダントツにおもしろい。
やはり団体戦ということがプラスに作用する。選手のモチベーションが違うというか、そのアヴェレージが高いのである。

団体戦ハイ?

さらに団体ハイともいえるプラスアルファが一流選手に憑依(?)するのである。
同じ現象は国体や全日本実業団(あるいはインカレ)でもおきるが、日本リーグには決定的に違うことがある。総当たり戦であるということだ。
そう実業団のトップ8による総当たり戦(2複1単の点取り戦)、という途方もないスタイルが長年続いているのである。その順位がそのまま試合結果となる。

168対戦!!

つまり決勝がない。というのが欠点ともいえるのだが、瑣末なことにすぎない。試合数は男女あわせてなんと168対戦(内シングルスが56)。とんでもない数である。できれば3日間、それが無理なら土日の二日間、朝から試合終了まで会場につめてほしい。全身ソフトテニスにひたってほしいと願う。

会場に足を運ぶ、それしかない!!

スカイホール豊田の様子

残念ながら例年、観客は少ない。ほんとうにもったいない。
近年ネットには動画があふれている。
がしかし、レンズを通してしまうと一番大事なことがすべて抜け落ちてしまうのだ。それが良いプレーであればあるほど、レベルの高い試合であればあるほどそれは顕著である。それは恐ろしいほどである。

どうすればよいのか?

できるだけ会場に足を運ぶ、それしかない。
むろんこれは日本リーグに限った話しではない。
当然ソフトテニスに限った話しでもない。
一流であればあるほどその本当の素晴らしさは生でみたものにしか絶対にわからない、理解しえない。あたりまえのことなのだが、わすれがちなのだ、残念なことに・・・

9連覇の偉業に挑むNTT







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