劇的な勝利!
2011年韓国ムンギョンで開催された第14回世界ソフトテニス選手権ダブルスで優勝した大庭彩加(佐々木舞・大庭彩加)のバックボレー。
日本女子がこの種目に優勝したのは1999年第11回世界選手権(桃園大会 上沢・裏地)以来12年3大会ぶりのことだった。
決勝は杉本・森原。日本女子が決勝同士打ちとなったのは1986年第8回大会以来のこと。
大会最初の種目だった国別対抗団体戦での完敗(佐々木・大庭は出番がなかったが)の後だけに劇的な優勝。準決勝ではデイフェンディングチャンピオンのキムキョンリョン(韓国 ペアミンユリム)を倒しての堂々の勝利である。
良い意味で、高いレベルで模範的
佐々木・大庭は女子では数少ない本格的ダブルフォワード。ゆえにだろうか大庭のネットプレーは角がとれて実にシンプル、お手本であると同時に職人芸を感じさせる。
男子のダブルフォワードは台湾、そして韓国が先導、日本が続いた。女子は日本が先導というか、NTTのみが採用。ただダブルフォワード時代になって韓国女子後衛のネットプレー技術は飛躍的にレベルアップしている。
女子のトップクラス前衛には男子よりも個性的な選手が多く、その過剰さは、(無条件に)お手本にするには危険?なことがままあるが、彼女は違う。良い意味で、高いレベルで模範的なのだ。
ダブルスで2度、シングルスで2度 計4度の日本一となり、2014年のシーズンをもって引退した。4度の日本一は近年最高。さらにネットプレイヤーとしてシングルス優勝は女子だけは大庭だけだし、当然、(ネットプレイヤーとして)単複全日本制覇も彼女だけだ。
最後の国際大会となったインチョンアジア競技大会ではシングルス専任、最終種目国別対抗決勝でキムボミを破り、韓国の肝を冷やさせ、大会の最後を大いに盛り上げた。
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