センバツ開幕!!(1997.3.28記)


ソフトテニスも例外ではない・・・

テレビや新聞では甲子園、甲子園とあいかわらずの大騒ぎである。まるで高校スポーツは野球以外にはないとでもいいたげな狂乱状態だが、新聞の片隅に目をこらしてみるとこの時期は様々な競技において『春のセンバツ』が開催されているのを知ることができる。もちろん我らがソフトテニスも例外ではない。

今年で22回を数える高校選抜が3月29,30の両日にわたって名古屋市総合体育館で開催される。

出場するのはインターハイのように各都道府県代表というのとは違って今冬に開催されたブロック大会(関東、近畿等)の上位チーム。

四大タイトルのひとつ

また本大会は高校四大タイトルのひとつにかぞえられる。

四大タイトルというのはインターハイ団体、同個人、国体少年の部(県対抗の団体戦)、高校選抜(団体戦)。個人戦はない。

選抜に個人戦を、という声もあるらしいが私はいらないと思う。おもしろくないからだ。もっといえばインターハイの個人戦もいらないと思う。団体戦をじっくりやらせるほうがどんなにおもしろいか!(一日でやらせるからあれほど盛り上がるのだ、という主張も聞いたことがあるが)

ちょっと話しがそれたが、もうすこし。今年のインターハイは京都で開催される。近くの人はもちろん、そうでないひとも機会があれば是非観戦されることを勧めるが、男子、女子どちらをみるにしても団体戦を選択してください。間違っても個人戦を選ばないように、ホント暑いだけですから。

団体戦がおもしろすぎる・・・

言い方を変えよう。個人戦がつまらないのではなく団体戦がおもしろすぎるのである。高校レベルだけの話しではない。インカレ(全日本学生)だって同様。国際大会までいくと多少事情は違ってくるがそれにしても団体戦が抜群におもしろいということは変わらない(国際大会の国別対抗を一度みると病みつきになるのでご注意!!)。

まだこの時期チームは未完成

選抜に話しをもどそう。なんの予備知識もなく見にいくよりは多少ポイントを押さえていったほうがずっと楽しめる。多分『ソフトテニスマガジン』の最新号にくわしいプレヴューがのるとおもうのでそちらを片手に観戦されるのをお勧めする。

一言つけくわえれば、男子高校界はここ十数年間、奈良高田商VS.三重高校という黄金カードを軸に動いてきた。どこのチームでも夏を睨んで強化しているので、まだこの時期では未完成のため意外なほど春のタイトルは拡散しているが、逆にいえばそれが意外に感じるほどこの2強に図抜けたイメージをもっていることになる。今年もこの傾向はかわるまい。昨年のエースを残す高田商はもちろんだし、昨年かなり落ち込んだ三重高も今年はなかなか、という噂を耳にした。

女子はやっぱり広島女子か。ここ数年の強さは圧倒的である。かつての成田をおもわせるが、そろそろ息切れしそうではある。昨年の国体で同校を破った信愛女子だが今年はすこしチームが若いと聞いた。今年国体の淀之水も強そう。
甲子園もいいがソフトテニスプレーヤーはソフトテニスのセンバツに少しでも関心を!。またお近くにお住まいの方は是非観戦を!!
また出場される選手、監督の皆様、ご健闘をお祈りいたします。







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