偉大なる復活!!李佳鴻・賴立煌が優勝!!106台湾国体

2年に一度の台湾国体が台湾東北部の宜蘭(イーラン)で先週末〜25日にかけて開催された。何度も書いてきたが台湾選手にとっての国体は日本人が想像する以上でこれより重要なのはアジア競技大会だけである。種目は7種目(男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、男子団体、女子団体、ミックスダブルス)とフルメニュー(この項の画像提供 中華民國軟式網球協會)

106宜蘭全国運動会(台湾国体) 羅東運動公園テニスコート

    10月22〜25日

偉大なる復活 李佳鴻・賴立煌 男子ダブルス


賴立煌・李佳鴻(屏東)が優勝。アジア競技大会ダブルスで2連覇(2006、2010)、さらに三大会連続で決勝進出という大偉業を2014年に達成して以来、代表の座から姿を消していた李佳鴻だが、台湾国体だけは出場を続けている。

実は前回2015年の高雄大会が最後と宣言していた。だが、賴立煌(2012アジア選手権ダブルス優勝、2014アジア競技大会ダブルス銅メダル)に請われて再びラケットを握ったという経緯がある。

それにしても第一線をはるかに離れていていきなり優勝、というのはまるで2006年のユウヨンドンであり、真にとんでもない選手である。準決勝で前回優勝の林鼎鈞・劉家綸(台中)、決勝では 陳宗彣・林聖發を撃破と中身も濃い。李佳鴻の復活がここだけに終わらないことを強く望みたい。

男子シングルス 葉修豪(台南)

男子シングルスは今年の台湾ナショナルチームが上位を占めた。一位 葉修豪(台南)、二位 杜咸翰(台中)、三位 全智(台中)

女子シングルス 馮子瑜(屏東)

馮子瑜は昨年のアジア選手権代表。名だたるシングルス強者をなぎ倒しての優勝。一位 馮子瑜(屏東)、二位 鄭竹玲(雲林)、三位 江婉綺(嘉義)

二位 鄭竹玲デフィエンディングチャンピオン。ダブルスも3位(前回二位)に終わり個人タイトルを奪えず

女子ダブルス 郭千綺・詹佳欣(台南)

優勝 郭千綺・詹佳欣(台南) 準優勝 董瓊文・籃奕芸(雲林) 3位 鄭竹玲・高詩婷(雲林)

男子団体 台南

優勝 台南市 準優勝 台中市 3位 屏東県

抜群の層の厚さを誇る台南市が連覇。

一〜三位は前回大会(2015)と全く同じである。

台南市は数年前の政府の敢行した県市再編で台南県を吸収合併している。市、県とも台湾有数のソフトテニス強豪地区であり、あまりにもったいない合併だった。連覇は当然?!全員がナショナルチームである。

女子団体 雲林

優勝 雲林 準優勝 台南市 3位 台中

雲林はまさに台湾女子界の虎の穴。

2005地元開催では団体、ダブルス優勝二冠。今回ダブルスで二位になった籃奕芸は唯一その時のメンバーだ。

2009台中大会ではミックスダブルスを含めた四冠完全優勝、その時はまだ高校生だった鄭竹玲が三冠[–シングルス–ダブルス(鄭竹玲・陳翊佳)–団体]、籃奕芸が二冠[–ミックスダブルス(林瞬雨・籃奕芸)–団体–]

ミックスダブルス 江婉綺・葉佳霖(嘉義)

優勝 江婉綺・葉佳霖(嘉義) 準優勝 余凱文・詹佳欣(台南) 3位 張芳慈・沈宗徳(花蓮)

江婉綺はドーハアジア競技大会(2006)シングルスチャンピオン。葉佳霖は2005マカオ東アジア競技大会団体優勝に大きく貢献した(李佳鴻・葉佳霖で中堀・高川を撃破)。ともにベテランと言っていいだろう。江婉綺は2002年の釜山アジア競技大会が初代表。

ミックス3位の張芳慈(花蓮)2002〜2005に台湾代表。2005雲林大会に雲林代表として出場し活躍。団体優勝、シングルス二位。現在は李佳鴻夫人である。今回、請われて花蓮代表として出場。ダブルスでもベスト8に
画像提供は中華民國軟式網球協會 楊信潮さん 非常感謝!!






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