本格的なインドアブームの到来を牽引 東京インドア60年!!

今週末に駒沢体育館で開催される東京インドアは今年で60回を数える。この記事は60年前の第一回大会を予告するもの。

スポーツニッポン 昭和36年2月23日

第一回大会は千駄ヶ谷の旧東京体育館(1954年開業)で昭和36年(1961年)2月26日に開催された。インドア大会としては6年前の昭和31年に全日本インドア(大阪インドア)がスタート。東京インドアは東日本初のインドア大会という触れ込みで、本格的なインドアブームの到来を牽引した。

出場選手は超豪華、3ヶ月前に国立競技場テニスコートで開催された第3回アジア軟式庭球大会(世界選手権の前身)の代表選手を中心に戦後軟庭史を飾る名手たちの名がずらっと揃った様は壮観。ちなみにそのアジア選手権では藤田・武田組が二度目の個人優勝をはたしている。二位は西村・鳥井を準決勝で破った大野・畑山。

同年度の天皇杯は伊藤・園本(二位 藤田・武田 このペアは史上最強候補の呼び声高いが、なぜか天皇杯は未勝利 昭和34、35、36年に3年連続で決勝敗退)。皇后杯は山田・右近。

さらに1ヶ月前(1月29日)に7千人の観衆を集めて開催された第6回全日本インドア(大阪府立体育館)では六島・川口組が黒田・鳥井組を破り優勝。

女子は皇后杯につづき山田・右近(右近さんはのちに大野姓となりナガセケンコーを率いたあの大野監督である)。

特筆すべきは韓国から男子2組が招待されていること。いずれの選手もアジア選手権代表。とくにパク、ハム両選手はレジェンドといっていい(第5回大会個人優勝)。

スポーツニッポン 昭和36年2月26日

こちらの引用した新聞記事は前日大監督の加藤史夫先生に提供いただきました。加藤先生は加藤・清水で1969年の天皇杯チャンピオン、アジア選手権でも活躍された伝説の名手です。







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