キムエーギョン・チュオクが完全に抜けている。まだつぎの世代は見えてこない感じ。いい芽はある・・・韓国代表決定戦レポート1 女子編 アジアソフトテニス選手権

例年通り各国のトップを切って4月半ばに代表決定戦を行った韓国。以前報告したようにダブルス、シングルスとあわせて一週間強というこの予選会をダブルスを中心に取材した。以下はその報告。

2012アジア選手権韓国女子代表 左上からチェエリ、イムスミン、キムエーギョン、チュオク、クォンランヒ、イウンミ
予選会場となったチンジュ市のハードコート。小高い丘の上ににある。近くにはクレーコート場もあり。

安城市庁不参加で農協が独走!!

まず、女子だが、残念ながらほとんどみていない。まず男子中心にみているということあるのだが、それでも例えばムンギョンのコートなどは振り返れば女子の試合をみることは容易だった。しかし今回は同会場とはいえ、レイアウト上死角ができてしまうのである。さらに、それ以上にモチベーションを下げる出来事があった。

農協中央会とともに韓国の最有力実業団である安城市庁が予選に参加しなかったのである。

第一ダブルスは農協同士で最終戦となったが、コートで挨拶はしたものの、実際に試合は行わず、チェ・イムの優勝となった。

これを日本でたとえるなら、東芝姫路やナガセ、あるいはNTTが予選会に不参加みたいなものである。ご存知のとおり、安城市庁にはキムキョンリョンが所属している。キョンリョンは2004年の第5回アジア選手権で国際大会デヴュー以来7大会連続で代表になり、8つの国際タイトル(団体4、個人4)を持つ韓国のいや世界のエースである。予選にでなければ当然アジア選手権に出場することはありえない。ドローをもらい、なんかへんだなと感じ、彼女の不在にきづき、なんども確かめ、やがて目が点に・・・・理由はいろいろ聞いたが・・・・彼女以外にも昨年の世界選手権終了後(韓国選手は世界選手権をキャリアの頂点にしているので、これは毎回のこと。ただ2008年にアジア選手権を自国開催したことでややずれた)、大幅な選手の入れ替えがあり、韓国女子そのものがかなり様変わりしてしまった。そういった状況ではなかなか女子のコートには足がむかない。

予選はまずダブルス予選を2回おこない、それぞれの一位の2組を代表に自動で選出、その後、シングス予選を一度おこない、その優勝者を自動で5人目に。6人目は各予選の次点の選手のなかから連盟推薦で決まる。最終予選の方法は台湾と同じ双敗淘汰制(ツーダウンスタイルノックアウトトーナメント)。韓国は2006年に台湾国内予選を視察、翌年よりこの台湾流双敗淘汰制を取り入れている。なんども書くが理想的な競技法、なぜ日本でとりいれないのか不思議でしょうがないほどだ。

大会風景。間に休日をいれて8日間かけて行うため(?)、まったりゆったりすすむ。

第一ダブルス決定戦、農協中央会のワンツーフィニッシュ。エース キムエーギョン・チュオクの勝ち上がりはキョンリョンがいないここでは当然すぎるほど当然だが、若いイムスミン・チェエリは大健闘といえるだろう。韓国では珍しいダブル後衛である(ヨンドンはこの大会でダブル前衛とダブル後衛をつくるという実験的な試みを行った)。この農協同士の決定戦はおこなわれていない。エーギヨン・チュオクが勝ちを譲る形で若いペアの代表決定となった。それも当然、翌日の予選でエーギョン・チュオクが負けることなどおよそ想像ができなかったからである。イムは2009年国際ジュニアu18ダブルス準優勝。チェとともに四大国債大会出場ははじめて(まだ20歳と19歳のはず)。

第二ダブルス決定戦。キムエーギョン・チュオクは予想外のもたつきをみせ、負部にまわるという大苦戦。ヨンドンコーチは青くなったが、地力の差はやはり大きく逆転で優勝。最後は圧倒的だった。農協がダブルス予選で二組抜けるのは4年振りのこと。つまりアジア選手権は2大会連続で農協のワンツーということになる。

ダブルス予選

  1. チェエリ・イムスミン(農協中央会)
  2. キムエーギョン・チュオク(農協中央会)

チェエイリ、イムスミンはともに国際大会初出場。キムエーギョンは2007世界選手権より5大会連続で代表入り。チュオクは2008年アジア選手権より4大会連続で代表入り。

ダブルス予選一位 チェエリ・イムスミン(農協中央会)
ダブルス予選2位 キムエーギョン・チュオク(農協中央会)
シングルス予選でのクォンランヒ(沙下区庁)

シングルス予選

  1. クォンランヒ(沙下区庁)

クオンランヒは2008年アジア選手権(但し2008年はBチーム)より4大会連続で代表入り。

連盟推薦

  1. イウンミ(沙下区庁)

イウンミは初代表(Bチームとしての前回のアジア選手権に個人戦のみ出場)。熊本、東京と来日経験ありで日本でもおなじみ。

ベースラインプレイヤーが4人、ネットプレイヤーが2人という陣容である。

韓国代表決定戦より。キムエーギョン・チュオクが完全に抜けている。まだつぎの世代は見えてこない感じ。いい芽はある。



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