『シングルス強化が叫ばれて久しいが、ダブルスの強化こそ必要なのではないか?』大会前半をふりかえりつつ・・・ダブルス プレヴュー 東アジア競技大会

大会前半をふりかえりつつ・・・ダブルス プレヴュー 東アジア競技大会

男子

大会4日目いよいよメインイベントである。念のために補足するが団体戦がメインイベントではない。ダブルス、それも男子ダブルスがメインイベントである。そうあるべきなのである。

ハードコートでのダブルスは台湾が2005年のマカオ東アジア競技大会よりドーハ、広州、嘉義と4連覇中である。韓国が優勝したのは2004年のチェンマイアジア選手権におけるキムジェボク・パクチャンソクが最後。日本が最後に優勝したのは1997年バンコクアジア選手権での北本・齋藤までさかのぼる。なんと16年前ということになる。その間ハードコートの試合は計7回、うち台湾が6回、韓国が1回ということになる。さらにいえば1997年はルール改正前、つまり新ルール下で日本の優勝はまだないのである。

これは重大なことといわねばなるまい。シングルス強化が叫ばれて久しいが、ダブルスの強化こそ必要なのではないか?

昨年のアジア選手権、団体優勝で幕をおろし、万々歳といったムードになった。しかしダブルスでは優勝どころかメダル無しだったのである。あってはいけないことだと思う。

大会開幕前日最終調整中の日本男子
大会開幕前日最終調整中の日本男子

さて今大会、ここまで日本の流れは最高である。長江がついにシングルスに優勝をもたらし、さらに勢いに乗りミックスももぎ取った。その長江がダブルスに出場しないのは、惜しい、というしかないし、レギュレーションの不備をここでも嘆きたいがそんなことを今言ってもしょうがない。

エース篠原・小林、ペアで国際大会個人戦に臨むのは5回目。2010年に3位、2011年に2位、そして昨年はまさかのベスト8。そろそろというムードがあるし、長江の活躍でその流れはきている、かもしれない。

楊勝發(台湾)
楊勝發(台湾)

先にかいたデータからはじき出される優勝候補筆頭は台湾であることは明白である。
ここまで台湾は日本とは真逆の展開でムードは最悪といえよう。もっとも昨年も同じように進行し、ダブルスをむかえている。正直、賴立煌・何孟勳の優勝は全く考えていなかったので驚いたし、あらためてハードコートでの台湾の強さを知らされた思いだった。

今年その賴立煌・何孟勳はいないが、かわりに楊勝發がいる。楊勝發はここまで不調といってよく、力みが目立つが、取り組みは真摯であり、本領のダブルスに期待がかかる。高校生の余をどこまでリードできるか?

林士淳・林聖發は昨年最大のアップセットである篠原・小林戦の勝利がl強烈なイメージとして残っている。林聖發は鄭竹玲と組んだミックスダブルスで若いというしかないテニスを見せたが、本来がダブルフォワード仕様のネットマンであり、篠原・小林戦のメイクマッチでのバックスマッシュに底知れぬ力を感じた。あの力が本物ならばトーナメントを勝ち抜く力は十分といえよう。

イサングオン(韓国)
イサングオン(韓国)

韓国もここまで台湾同様に流れが悪い。メダルこそ4個(銀2銅2)獲得で総数で日本、台湾をリードしているが、負け方に内容がない。特に前衛陣のレベルダウンはわかっていたこととはいえ、これほどまで、という感じだ。頼みのドンフンもさっぱりといっていい。チーム自体もピリっとせず、大会に臨む姿勢そのものに疑問があるほど。唯一の光明はイサンゴォンが当たってきたことでミックスで銀メダルとなったパクサンミンとのペアでどのような戦い振りをみせるか。カットが両人とも強烈だけに不気味。

女子

過去ハードコート上では日本の強さが目立つ。玉泉・上嶋による2003ー2005の3連覇はすべてハードコート。2010年の杉本・上原がそれを受け継いだ。

その連勝を止めたのが昨年のキムエーギョン・チュオクの優勝だった。韓国にとってハードでのダブルス優勝は実に14年ぶりのこと。その昨年よりも彼女たちキムエーギョン・チュオクは数等レベルアップしているとみえる。とくにチュオクにそれが顕著。エーギョンの後衛力はまさに抜群であり、時折見せるメンタル的な揺れがきになるが、やはり優勝候補の筆頭であろう。対抗はむろん日本の二組。杉本・森原。韓国のもう一組はかなり前衛力が落ちるのでこの遅いサーフェースでは敵ではない。

TAIW5872
こちらは日本女子の前日練習

日本はシングルスでメダル無しの屈辱をあじわったので、ここまでミックスを含めてメダル数1(金1)、韓国はメダル4(金1銀1銅2)中国がメダル2(銅2)という展開。




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