近年は四大国際大会がアウトドアシーズンの締めに開催されることがおおい。ところが今年は違った。どうも調子が狂うが、今週より本格的なインドアシーズンにはいる。
その幕開けを飾るのが23日から3日間にわたり広島市で開催される日本リーグである。
インドア大会としては開催期間が最長で規模も大きい。(上画像は2012年大会の閉会式より
)
もっとも見る価値のある大会

断言してもよいが、あまたあるインドア大会のなかでもっとも見る価値のある大会でもある。
代表クラスの選手がぞろぞろ登場するから、ということもあるが、それよりもなによりも試合そのものがおもしろい、ダントツにおもしろい。やはり団体戦ということがプラスに作用する。選手のモチベーションが違うというか、そのアヴェレージが高いのである。さらに団体ハイともいえるプラスアルファが一流選手に憑依(?)するのである。同じ現象は国体や全日本実業団(あるいはインカレ)でもおきるが、日本リーグには決定的に違うことがある。総当たり戦であるということだ。そう実業団のトップ8による総当たり戦(2複1単の点取り戦)、という途方もないスタイルが長年続いているのである。その順位がそのまま試合結果となる。つまり決勝がない。というのが欠点ともいえるのだが、瑣末なことにすぎない。試合数は男女あわせてなんと168対戦(内シングルスが56)。とんでもない数である。できれば3日間、それが無理なら土日の二日間、朝から試合終了まで会場につめてほしい。全身ソフトテニスにひたってほしいと願う。
会場に足を運ぶ、それしかない!!

残念ながら例年、観客は少ない。ほんとうにもったいない。近年ネットには動画があふれている。今回もユーストで配信が予定されている。素晴らしいことだ。がしかし、レンズを通してしまうと一番大事なことがすべて抜け落ちてしまうのだ。それが良いプレーであればあるほど、レベルの高い試合であればあるほどそれは顕著である。それは恐ろしいほどである。
どうすればよいのか?
できるだけ会場に足を運ぶ、それしかない。むろんこれは日本リーグに限った話しではない。当然ソフトテニスに限った話しでもない。一流であればあるほどその本当の素晴らしさは生でみたものにしか絶対にわからない、理解しえない。あたりまえのことなのだが、わすれがちなのだ、残念なことに・・・
2013男子プレヴュー

NTTがダントツの優勝候補。なにしろ全日本社会人でベスト4に3組を送り込んでいる。それよりもなによりも代表経験者が中本、長江、岩崎、水澤と4人もそろい、しかも中本はダブルスの世界チャンピオン、長江はシングルスの東アジアチャンピオンだ。特に長江の存在がNTTの強さを決定的なものにしている。いまの長江に遅いサーフェースで勝てる選手は地球上にはいない。絶対的といえる強さなのである。
2013女子プレヴュー
東芝姫路、ナガセケンコー、ヨネックス、NTT西日本広島の力が拮抗しているが、それはシングルスに絶対という選手がいない(シングルス強者が多数いるということ)、というのが大きいといえる。また今シーズンで限りで引退という大物選手が多く、その意味でも見逃せない大会。
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