もっとバックハンドを!!part2 世界選手権観戦報告その7

 

もっとバックハンドを!!part2

女子国別対抗戦決勝での姜志淑

女子ソフトテニス界の切り札といっていい韓国のエースベースライナー姜志淑(カン ジスク)。今回の世界選手権でもたったひとりで韓国を支えていた。孤軍奮闘とはまさにこのことで、その必死の戦いぶりは胸が痛くなるほどで、涙がでるほどに感動した。

ついに彼女とShi-Ting Wangの対戦はなかったが、それは幸いだったのか、残念なことなのか、ちょっと判断がつかない。
韓国をささえていると、書いたが、日本をふくめて後衛のレベルがうんと落ちている現在、たったひとりで世界をささえているといっても過言ではない(王-Wang-はやはり硬式テニスの人だ)。いったい彼女が引退したら女子はどうなってしまうのか。

水際立った技術の高さ・・・


韓国選手は彼女に限らずバックハンドがうまいが、そのなかでも水際立った技術の高さをみせる。こんな選手は日本では全くみることができない。フォアハンド以上に自由自在あり、ここまでできるのか、と「目から鱗」体験は受け合いである(かっては日本にも文違選手というバックの名手がいたのだが)。

バックが万全なことによりコートカヴァリングは広大で、これこそが特筆すべき大切なことだ。しかしこれは本来なら特別なことでもなんでもなく、あたりまえにおこなわれていなければならないことなのではないか?日本の指導者はここにはやく気付くべきである。とはいうものの外国選手の姿がほとんど目にふれない現状では絶望的である。







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