世界選手権国内予選 男子観戦記

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帰りしな、NTTの藤川監督とばったり。『(最終予選にでないのは)17年ぶりです』と悔しそう。たしかに地元広島枠で出場した2003年世界選手権予選を除き、NTTが、中堀・高川が、最終日にいなかったことはなかった。

中堀の引退のあと初のビッグトーナメントとなった今大会。その喪失感はやはり大きい。クレーコートへの不慣れ?なのだろうか。全体として低調。カットラインの極めて高いエリートの集団によるトーナメント(出場資格が技術等級の最上級エキスパート保持者)であるから、センスとか天才とかを感じることはそれはある。しかし凄い技術であるとか、とんでもない打球力であるとか、驚異的なフットワークとかをみせつけられるということがほとんどなかった。緊張が萎縮にむかったのか?それとも・・・・

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画像は優勝直後の篠原・小林。

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篠原秀典・小林幸司(日体大桜友会・ミズノ)だけが別格、彼らだけが10月の世界選手権(韓国聞慶市)本番の決勝までをしっかり見据えており、気迫に満ち満ち、心技体すべてが充実している。広州アジア競技大会で覚醒した小林はそのテンションをそのまま持ち込み、篠原のネットプレーにはさらなる進捗がみとめられる。彼らがベストの状態であったとか絶好調であったとかというのではないが、立っているステージが他の選手たちとはまるで異なっているように思われる。9戦全勝(不戦勝1)は当然すぎるほど当然といえるだろう。

ここ数年、国内大会の中心が篠原・小林であったのは誰もがしる通りである。篠原・小林のダブルフォワードが国内大会を席巻していたのである。つまり彼らを倒さねば、ダブルフォワードを攻略しなければ代表はありえないといっていい。なのにそれがもうひとつみえてこない。なんとも不可解な感じである。Imgp1497Imgp1492

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3位の鹿島・井口(ヨネックス)。新社会人、期待のリユニオンである。

二人がまだ高校生だった2006年の天皇杯(全日本選手権 博多の森)でベスト4に進出している。

(3次リーグ)初戦で松口・山口(ヨネックス・日体大桜友会)に足元をすくわれ、花田・花田(京都市役所)戦も大苦戦。とても良い出来とはいえなかったが、最終戦で篠原・小林とファイナル。マッチこそなかったが今一歩まで迫った。

全体として、現在もっとも期待される若手ぺアとしてはおおいに不満の残るテニスであったが、悪いなりに最終4組に名を連ねたのは評価に値するか?

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国際大会予選2年連続優勝を果たした篠原・小林。篠原は世界選手権に2大会連続2度目の出場。国際大会には2005年東アジア五輪より6大会連続6度目の出場。小林は世界選手権初出場。国際大会には3大会連続4度目(2004、2008、2010、2011)。このペアで昨年のアジア競技大会(広州市)個人戦ダブルスで銅メダルを獲得している。篠原個人では2006アジア競技大会(ドーハ)シングルス銀メダル。2008アジア選手権(韓国聞慶)シングルス銀メダル。




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