第二回中山盃国際大会前日練習風景

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TAIWAN OPEN 2015 INTERNATINAL Soft Tennis Tournament

2005年第二回中山盃国際ソフトテニス大会の前日練習風景(台湾台中市中山公園テニスコート)。

第二回となっているがトップクラスを招待したエリートトーナメントはこの年に創設されており、国際大会としては、実質第一回ということになる。

前日練習は各国選手が合同練習。他ではまずみられない素晴らしい交歓風景がみられた。これは2009年まで続いている。近年の中山杯は随分洗練されたが、このような交流が薄らいだ感があるのが残念、寂しいことだ。

この年、日本からは浅川陽介ただ一人が参戦。この日はタイ選手そして台湾體育学院(現台湾体育大学)に混じって練習。当時の台湾體院はまさに世界最強。李佳鴻(アジア競技大会2連覇)を中心に林朝章(2003世界選手権、2004アジア選手権団体優勝)、葉佳霖(2005東アジア競技大会団体優勝)、黄軍晟(2005東アジア競技大会団体優勝)、林舜武(2004アジア選手権二冠(団体、シングルス)、江明宗(ハイジャパ、札幌国際優勝)らが揃ったさまは壮観だった。

中山盃国際大会について

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概要

台湾ではかつてチャイニーズカップという国際招待大会があった(これは現在中国で開催されているチャイニーズカップとは関係がない)。世界各国から招待された優秀な選手によるトーナメントであり、日本からも中堀・高川をはじめとするトップクラスが参加している。

しかしこの大会は1999年に台湾(林口)で開催された世界選手権の後、自然消滅のようなかたちとなった。

以後なんどが台湾版チャイニーズカップ復活の話が台湾関係者からあがったが実現せず、そんななかでひさびさに台湾に生まれた国際招待大会がこの中山盃国際大会である。

前日練習風景。前日練習には台中公園(中山公園)コートが割り当てられることが多い。

会場

会場は1983年に第5回世界選手権が開催された中興網球場。台湾中部の都市、台中市にある。コートは8面あり、内4面には巨大な観客席が設けられている。サーフェースはクレー、それもアンツーカー。最近、日本ではあまりみられなくなってきたサーフェ−スだが、台湾ではむしろ一般的である。

中興網球場
種目

精英組(エリートクラス)にはその名のとおり、きびしい出場制限がもうけられており、トーナメントの質を高めている。以下原文のまま記してみよう。
『2000年以後曽代表該國参加亜州盃、世界盃、東亜州盃、亜運等比賽乃國手』とある。要するに2000年以降、アジア競技大会、世界選手権、東アジア競技大会、アジア選手権大会の国家代表となった選手のみを派遣してくれ、ということである。なお開催国台湾選手に関しては本年より上記の出場資格を適用せず、台湾国内でのランキング戦の上位男女それぞれ6名をエントリーしている。

以前はさらにオープン種目もあった(社会組、壮年組(45才以上)、長青組(60才以上)、女子組 等々)。

日本からの参加は以下の通り

男子
2005 浅川
2006 花田、川村
2007 菅野、小林
2008 掘・岩崎
2009 松口、望月
2010 村上、後藤、稲積、塩嵜、増田、今井
2011 林田、巽
2012 鹿島。井口
2013 丸中、鈴木
2014 船水、上松

女子
2006 高橋、宗久
2007 上原、濱中
2008 澤邊、田中
2009 杉本、森原
2010 東田、藤本、安川、水松、石田、前田
2011 高橋、山下
2013 深澤、宮下
2012 小林、石井
2014 平久保、尾上